核保有5大国による共同声明の意義について説明する西田教授(右)ら=長崎市で2022年3月3日午後2時11分、田中韻撮影 長崎大学核兵器廃絶研究センター(RECNA=レクナ)は、ロシアを含む核保有5大国が核戦争回避を確認した1月の共同声明の意義や課題を論文にまとめ、3日にホームページで公表した。ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領が核兵器使用を示唆した発言についても言及し、「共同声明の趣旨に矛盾する」と批判している。【田中韻】 共同声明は1月3日に発表され、米露英仏中の5カ国が「核戦争に勝者はありえず、核戦争は決して戦ってはならない」と確認。「核兵器が存在し続ける限り、それは防衛、侵略の抑止、戦争の予防を目的にすべきだ」としている。