茨城県の鹿嶋労働基準監督署は、同県潮来市のメッキ加工会社「フジ電化工業」の寮で死亡した中国人技能実習生の蒋暁東さん(当時31歳)について、長時間労働が原因による過労死として労災認定する方針を固めた。 親族確認などの書類がそろい次第認定する。蒋さんの代理人の弁護士によると、外国人実習生の過労死による労災認定は初めて。 また、同労基署は2日、蒋さんに違法な時間外労働を行わせたなどとして、同社と社長(66)を労基法違反の疑いで水戸地検土浦支部に書類送検した。 同労基署の発表によると、同社は2008年3月1日から5月31日までの間、メッキ処理工場で、蒋さんに労使協定で定めた1か月30時間を超え、最大98時間の時間外労働を行わせた疑い。 蒋さんは08年6月、会社の寮で就寝中に急性心不全で死亡。遺族が「死因は過労死」として労災申請していた。 社長は読売新聞の取材に対し、「前日も元気に働いていたので、過