印刷 北海道滝上町の町臨時職員工藤陽子さん(36)が14日から行方不明になり、道警は事件と事故の両面で捜査を始めた。17日は町内で大がかりな捜索をした。 紋別署や同町によると、工藤さんは町立図書館の図書館司書補助員で、14日は1人勤務。閉館は午後6時で、図書館の玄関は施錠されていた。最後の本の貸し出し記録は午後5時前だった。15日に図書館から東に約1.5キロと西に約1キロ離れた2カ所の道路脇で工藤さんのバッグやサンダル、弁当箱が見つかった。バッグには財布や自宅の鍵が入っていた。携帯電話は図書館の事務室にあった。 工藤さんは町営住宅で一人暮らし。14日は町内の実家で両親と夕食を食べる予定だった。連絡がないため家族が同日夜、図書館に行ったところ駐車場に工藤さんの車が止められたままで、自宅にも帰っていないことから、15日朝に地元の駐在所に捜索願を出した。