兵庫県三木市職員倫理審査会の清水美知子委員長(関西国際大教授)らが3日、神戸市内で記者会見し、3人の委員全員が辞任する考えを明らかにした。 幹部職員の酒席に受注業者らが同席した問題を議論した会合の議事録公開を巡り、市の対応の不備を指摘。各委員は「市の説明が二転三転し、振り回された」と、厳しく批判した。 会見したのは、清水委員長のほか、弁護士の白承豪、西田雅年両委員。同審査会は昨年11月に開かれた市幹部慰労会2次会で公共事業の受注業者らと同席した問題を調査し、今年2月、利害関係者との飲食を禁じた市職員倫理条例に理事・部長級の計6人が違反したとの意見書をまとめた。 清水委員長によると、審査会は2月3日の最終会合で議事録の公開・非公開について協議。市側から、審査会に判断の権限があると説明を受けた上で、部分公開することを決めた。 市は同5日、神戸新聞記者から情報公開請求された際には審査会の判断通り