プロ野球選手から新聞記者に転身した。某紙の運動部に配属。大阪支社に勤務してプロ野球を中心に取材することになった。ある年のこと。はっきりした記憶は定かではない。確か、1970年代だったと思う。ゲーム後である。球場の選手役員入り口の近くに、某宅配便のトラックが停まった。当時にしては珍しい光景。何事かを確認しようとしていると、選手がスーツケースを転がしてきてトラックの荷台に積み込んだ。1人ではない。選手が次から次へと荷物を運んでくる。「あっ、そうか」思い出した。チラッと噂を聞いていた。プロ野球界、ユニホーム、バット等試合に必要な用具を荷物車で次のゲーム開催地まで運搬するようになったのだ。 自分が阪神タイガースへ入団した年が甦ってきた。当時(昔)と現代(今)えらい違いですね。あの頃(昔)の移動、実にシンドかった。荷物は自分で運ぶのが当たり前である。球団からの支給は大きな革のボストンバッグだったが、
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