プロ野球選手からイベント会社の社長へ――。今年10月に戦力外通告を受けた元DeNA投手の小杉陽太さん(32)は、第二の人生に「起業」を選んだ。次なる夢は、横浜スタジアムで自社主催のイベントを行うことだ。 8日夜、今年を限りにDeNAでの現役を引退した下園辰哉さん(33)のトークショーが横浜市中区で開かれた。100人が集まり約2時間、下園さんが質問に答えたり、記念撮影をしたりして、ファンとの時間を楽しんだ。 この催しを企画したのが、チームメートだった小杉さんだ。11月に株式会社「l’unique」(リュニック)を設立し、イベントの企画や制作、運営などを担う。社名は「唯一の、固有の」という意味。その名の通り、その場でしか味わえない体験をめざしている。 数年前から、野球をやめた後について頭の片隅で考え、ビジネス書を読むなどしていた。イベント会社を興すという答えにたどり着いたのは、現役時代の経験か
ヘーゲル、ニーチェ、フーコー......鳥取県の米子市立図書館による推薦図書リスト「大人のための100選」には、こんな哲学者の名前が冒頭からズラリと並ぶ。 このリストがツイッター上で紹介されると、「面白そう!」「攻めてるなぁ」と本好きの間で反響を呼んでいる。 紹介したツイートに、1万3000件以上も「いいね」 僕の叔父さんは米子市立図書館で働いているのですが、この度図書館のホームページに「おとなのための100選」という本の紹介ページを作ったそうです。その内容がとてもハードコアで面白いので、もしよかったら是非見てみてください。ぼくは一冊しか読んだことありませんでした。https://t.co/SoVEBj3Rj4 - oono yuuki (@oonoyuuki) 2017年12月1日 ツイートしたのは、ロックバンドの音楽活動をしている「oono yuuki」さんだ。「oono」さんは201
パシフィコ横浜で開催された第19回図書館総合展(2017年11月7日~9日)。図書館や公共施設のプロデュース、コンサルティングなどを手がけるアカデミック・リソース・ガイド(横浜市。以下、ARG)の出展ブースでは、「指定管理」「ファンドレイジング」「エリアマネジメント」をテーマに興味深いトークイベントが立て続けに開催された。本稿では「指定管理」についてのトークイベントの模様をお伝えする。 2003年に始まった公の施設の指定管理者制度(以下、指定管理)。日本図書館協会の調査によれば、2015年までに指定管理を導入した全国の公共図書館数は469館。これは全体のおよそ14%に当たる。 制度開始から14年が経過し、図書館における指定管理は何をもたらしたのか。トークイベントは、ARGスタッフの野原海明氏がファシリテーターを務め、ゲストが質問に答える形で進行した。ゲストに招かれたのは、図書館の指定管理を
和歌山市議会経済文教委員会は11日、南海和歌山市駅の再開発に伴って市が整備する新しい市民図書館の指定管理者に、レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営会社選定について審議した。本の分類法や選書への不安の声があったが、市側は大きな問題はないとして理解を求めた。 ツタヤ運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」(東京)は、新図書館の旅行や料理の本を置くフロアで「文学を旅する」「男の料理」など独自の分類法を採用する方針。委員からは図書検索に不便がないよう、図書館で一般的に使われる「日本十進分類法」で本を管理するよう要望があった。 市の担当者は「基本的には日本十進分類法で管理するので問題はない。混乱が生じないように図書を検索しやすい方法も検討する」と述べた。 また、別の委員はCCCが運営する図書館で過去に中古本の大量購入などが発覚したことを念頭に、選書の流れを質問。購入図書は市
17年10月の書籍雑誌の推定販売金額は993億円で、前年比7.9%減。 書籍は473億円で、同5.2%減。 雑誌は520億円で、同10.3%減と2ヵ月連続の2ケタマイナス。 その内訳は月刊誌が406億円で、同12.6%減、週刊誌は114億円で、同1.3%減。 週刊誌のマイナスは17年で最小だが、月刊誌はコミックス、ムックの大幅な落ちこみによっている。 それらも作用し、17年の雑誌のマイナスは初めての2ケタ減が予測される。 最悪は16年の6.6%マイナスだったけれど、それどころではない雑誌状況を迎えようとしている。 返品率は書籍が41.0%、雑誌は44.5%と、双方がまたしても40%を超えてしまった。 10月は台風の影響もあり、他の物販やサービス業も大半が前年を下回っているので、書店の返品率は11月も高いはずで、雑誌の販売額マイナスはそのまま18年も続いていくだろう。 そして18年も続けて2
子どもたちに、性暴力から身を守る力をつけてほしいと、27年前に出版された絵本「わたしのからだよ!」が11月1日、復刊されました。自分の体は自分のもの。嫌な触られ方だと感じたら、嫌だと言っていい――。そんなメッセージを伝えています。 加害者以外の大人がいない密室で… 兵庫県宝塚市のNPO法人「女性と子どものエンパワメント関西」が復刊した。もとの絵本は、理事長の田上時子さん(66)が北米で広く読まれていたものを日本に紹介したいと翻訳し、1990年、当時東京にあった出版社から発売した。 初版4千部が3週間で完売するなど、親や教育関係者の反響を呼び、10刷まで増刷して計2万部以上が売れた。やがて、性暴力防止の教育プログラムなども普及し始め、絵本は一定の役割を果たしたとして2005年、絶版になった。 だが、子どもの被害が後を絶たないことから、NPOが自費出版で復刊を決めた。田上さんは「性暴力は加害者
《この記事は約 3 分で読めます(1分で600字計算)》 【お知らせ】いつも電子書籍検索サイト「hon.jp」をご利用いただきましてまことにありがとうございます。 さる10月1日、株式会社hon.jpの代表取締役社長塩崎泰三が急逝いたしました。生前はみなさまより格別なご厚情をいただきまして、まことにありがとうございました。ここに謹んでご報告申し上げますとともに、利用者のみなさまへの情報開示が遅れましたことをお詫びいたします。 この間hon.jp事業は、CTO藤井正尚と元代表取締役社長の落合早苗とで整理分担し運用してまいりました。平行してご遺族、株主、及びお取引先様の方がたと今後の事業継続について検討してまいりましたが、このたび継続は困難であるとの結論に至りました。株式会社hon.jpは2018年3月をもって廃業することが決まりました。 これにともない、電子書籍検索サイト「hon.jp」も2
京都市が2014年から81億円を投じて進めていた基幹系システム刷新プロジェクトが失敗した事案が、ついに訴訟合戦に突入する。2017年12月8日、京都市議会(京都市会)は門川大作市長名義で提出された訴えの提起を全会一致で可決した。刷新が遅延した原因となったバッチ処理のマイグレーション(開発言語と業務ロジックを引き継ぐ移行)を受託したITベンダーのシステムズ(東京・品川)に対する訴えである。 システムズは2億円を求め、京都市は8億円を求める 京都市の情報システム部門に当たる総合企画局情報化推進室の担当者は日経コンピュータの取材に対し、訴訟額は約8億円、正確には7億9976万2365円となると回答。内訳は既にシステムズに支払っていて返還を求める額が5億662万5000円、稼働遅延に伴う既存システムの延長稼働などの損害賠償金が2億2043万1696円、弁護士費用が7270万5669円という。 もと
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい 理事長 大西連 私たちは、日本国内の貧困問題に取り組む団体として、生活に困窮された方が生活保護などの社会保障制度を利用するにあたっての相談・支援や、安定した「住まい」がない状態にある方がアパートを借りる際の連帯保証人の提供、サロンなどの「居場所作り」といった活動をおこなっています。 2001年の団体設立からこれまでに、のべ約3,000世帯のホームレス状態の方のアパート入居の際の連帯保証人や緊急連絡先を引き受け、また、生活にお困りの方から寄せられる面談・電話・メール等での相談は、年間4,000件近くにのぼります。日夜、生活困窮者の相談をうける立場として、政府が進めつつある生活扶助基準(生活保護の生活費の基準)の引き下げに対して懸念を感じるとともに、強く反対いたします。 昨日(12月8日)に生活保護基準部会が開催され、そこで、厚労省より「生活扶助
「伝統と創造の会」総会に臨む会長の稲田朋美元防衛相=衆院第2議員会館で2017年12月11日、川田雅浩撮影 自民党の稲田朋美元防衛相は11日、自身が会長を務める党内の勉強会「伝統と創造の会」を約1年ぶりに再開した。この間、防衛相在任中の不用意な言動で物議を醸し続けただけに、あいさつでは反省と再起を口にしたが、党内の冷ややかな視線は消えていない。 同会は2006年に結成され、8月15日の終戦記念日に靖国神社を参拝するなど、党内保守派の集まりとして一定の存在感を発揮してきた。 11日に国会内で開いた総会には16人の議員が参加。稲田氏は「この1年間、防衛相として、非常に厳しく困難な試練の時を迎えたが、有意義な1年でもあったと思っている」と振り返った。
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フィリピンで、慰安婦問題を表す女性の像が、史跡の設置などを行う政府機関によって初めて設置され、現地の日本大使館はフィリピン政府に対して両国関係に及ぼす影響への懸念を伝えました。 像は、フィリピンの民族衣装を着た女性が目隠しをされていて、台座には「1942年から1945年の日本の占領下で虐待の被害にあったすべてのフィリピン人女性の記憶」などと記されています。国家歴史委員会によりますと、像は、設置を提案したフィリピン国内の民間団体から資金の提供を受けて作られたということです。 太平洋戦争で戦場となったフィリピンでは、1990年代に旧日本軍の慰安婦だったという女性たちが名乗り出て、村山内閣当時の1995年に発足した「アジア女性基金」から「償い金」の支給などが実施されましたが、これを拒否して日本政府に「公式な謝罪と賠償」を求める人たちもいます。 フィリピンで慰安婦問題を表す女性の像が設置されたのは
公園内のバーベキュー施設から漂う焼き肉のにおいで平穏な生活が害され、精神的苦痛を受けたとして、釧路市の男性が市にバーベキューの禁止と500万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、男性の敗訴が確定した。最高裁第一小法廷(木沢克之裁判長)が7日付の決定で、男性の上告を退けた。 一、二審判決によると、市は2014年、地元住民から「三世代交流の場」を要望され、住宅街の一角にある緑ケ岡公園内にバーベキュー施設を設置した。だが、この施設から約120メートルの場所に住む男性は「焼き肉のにおいが、くさくてたまらない」と提訴した。 3月の一審・釧路地裁判決は「においは周辺の一定範囲に達している」とし、市の住民調査で「洗濯物ににおいがつくので外には干さない」との意見もあったと認定。だが、「生活に支障はない」という回答が多く、市が公園内に常緑樹のニオイヒバ18本を植え、においを軽減する対策をしていたとし「耐えられ
学会印象記を先行公開して叱られまして 少し前にこういう記事を書きました。 hibi.hatenadiary.jp 学会外の人に少し説明すると、日本近代文学会(近現代日本文学研究についての最大の学会です。会員数約1600人)には「会報」という冊子媒体があります。これには学会の案内や、発表される研究の予告的要旨、印象記、彙報などが載っています。会員にのみ配られます。 「印象記」というのは、学会でなされた発表、交わされた議論について、まとめをしつつ多少批評的なことを付け加えるような、そんな文章のことです。私は今回、学会の秋季大会特集について、それを書くように依頼され、応諾しました。 で、ここからが問題なのですが、私はそれを上記の通り、先行的にウェブで公開しました(『会報』自体はまだ出ていません。次の4月刊かな)。勝手に、でした。上記エントリで「公開に際して多少迷いましたが」と書いたように、依頼さ
尾鷲市立図書館の寿文庫活動 地域の風習である厄年の「まき銭」を,尾鷲市立図書館(三重県)の図書購入費として寄付してもらう「寿文庫活動」が2018年も1月5日から3月12日まで行われる。1966年,「まき銭の廃止や厄祝を簡素化し,その経費で市立図書館の図書購入支援をしよう」と尾鷲市に本店がある紀北信用金庫の元理事長・故土井周平氏が提唱し「寿文庫運営委員会」が発足したことに始まる活動である。 ●背景 尾鷲市では,厄年の人が厄払いに寺社の境内で硬貨を投げる「まき銭」という風習があった。これはお金を撒いたり使ったりすることで,厄も落ちるという考えによるものである。しかし,1960年代はじめ頃より,厄のまき銭を拾った子どもたちがかなりの金額を小遣いとしていることが,青少年の健全育成の観点から批判されはじめた。また,経済成長と共に厄払いの宴会なども派手になってきたことに対して,厄払いの見直しを求める声
民進党は、新党結成や他党への合流を視野に、解党する検討に入った。大塚耕平代表が12日の党会合で提案する見通しで、13日の常任幹事会でも協議する。年内にも結論を出す方向だ。 同党では11日、有田芳生参院議員(65)が立憲民主党入りを希望して離党届を提出した。ほかにも数人が立憲入りを探っており、民進党内では離党ドミノへの警戒感が広がっている。 有田氏は2010年参院選比例代表で旧民主党から初当選し、昨年の参院選は民進党で再選した。「憲法や安全保障、原発などの課題について最も自分の考え方に近い」と記者団に語り、年内に立憲に入党届を提出する意向を示した。比例代表で当選した議員の政党間移動は国会法などで禁じられているが、新党は例外で法的問題はない。
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