福井空港(福井県坂井市)から東京ディズニーランド(TDL)などを結ぶとしていたヘリコプター便が当面運航できない状況にあることが12日、福井県などへの取材で分かった。運航を担うとされるセレスティアル航空(東京・中央)は予約があり次第1日から就航すると発表していたが、11日時点で一度も運航していない。県の担当者は「しっかりと法的な手続きを取った上で運航するよう求めている」と話した。国土交通省東京航
福井空港(福井県坂井市)から東京ディズニーランド(TDL)などを結ぶとしていたヘリコプター便が当面運航できない状況にあることが12日、福井県などへの取材で分かった。運航を担うとされるセレスティアル航空(東京・中央)は予約があり次第1日から就航すると発表していたが、11日時点で一度も運航していない。県の担当者は「しっかりと法的な手続きを取った上で運航するよう求めている」と話した。国土交通省東京航
日本復帰前、沖縄は本土の法が及ばなかった。法の専門家も乏しかった。その沖縄を東京から思い、半世紀をささげた弁理士がいる。両親が沖縄出身で、台湾で生まれた新垣盛克さん(93)。県外企業による「ちんすこう」の商標登録を阻止するなど、沖縄の事件を数多く手がけてきた。来年、引退する。(社会部・棚橋咲月) 1929年生まれ。海軍の兵士として赴任した鹿児島で終戦を迎えた。高校の夜間部を卒業し、19歳で中央大に入学と同時に東京高裁で働き始めた。書記官だった62年、商標出願の代理などを担う知的財産の専門家である弁理士試験に合格した。5年後、事務所を東京に構えた。 ■本土の企業が商標を出願 新垣さんの名が沖縄で知られるようになったのが、復帰3年後の75年に起きた「ちんすこう事件」だ。 「これは何だろう」。東京の事務所で特許庁の「商標公報」を事務所で見ていた新垣さんは、聞き覚えのある言葉に目を留めた。出願が認
<読者から> 今年3月16日に発生した最大震度6強の地震で、東北地方の図書館が蔵書の落下に頭を悩ませているとの記事を読みました。 仙台市泉区にあるわが家も本棚からほとんどの本が落下してしまいました。しかし翌日午後に訪れた同じ泉区の書店2店では、いつもと変わらず書棚に整然と並んでいました。 本の並び順にも不自然さは見当たりません。書店は地震の揺れに対しどのような対策を講じ、発生後にどう対応したのか不思議でなりません。 もしかしたら企業秘密なのかもしれませんが、ぜひ取材していただけないでしょうか。 特別な対策なく、マンパワーで早期復旧 「読者とともに 特別報道室」に質問を寄せてくださり、ありがとうございます。本紙では、東北大付属図書館(青葉区)で38万冊が書架から落ちたという記事を掲載しました。宮城県図書館(泉区)でも40万冊が落下したそうです。 2店のうち八文字屋書店セルバ店によると、本や文
軽やかなクラシック音楽とともに流れる「お風呂が沸きました」の女性の声。「もっと聞きたい」という利用者の要望に応え、給湯器大手のノーリツ(神戸市中央区)は、湯を張らなければ聞けないフレーズを何度でも楽しめる特設サイトをつくった。 同社には「子どもがリモコンを何度も押したがる」「なぜかやみつきになる」など多数の声が寄せられていたという。 サイト名は「無限∞湯沸かしボタン」。給湯器の画面を細部まで再現したスイッチで起動する。「○回お湯はりをしました!」と表示され、沸かした湯量も「押し入れ5個分」「大型タンクローリー1台分」などと知らせる。 音声ができたのは1997年。視覚障害者にお湯張り完了を伝えようと、同社が業界で初めて導入した。音楽はドイツの作曲家テオドール・エステンのピアノ曲。スタンダードとして親しまれる「人形の夢と目覚め」の第2部「夢を見ているところ」の一節だ。 2017年に特許庁の「音
ソ連崩壊後に訪れた、暴力とカネが支配する世界 1991年ソ連崩壊後の30年間、モスクワの雰囲気はめまぐるしく変わってきた。当初、何でも統制の社会のタガが外れて、何でもありの混沌・混乱状態となったのが、原油価格上昇のおかげで次第に落ち着き、街は西側に近いしゃれた感じになっていく。「幸せになったソ連」。僕は当時のロシアをそう形容したものだ。 なぜソ連かと言うと、消費生活は見違えるほど良くなったが、統制の方はまた見違えるほど復活してきたからだ。話は少し戻るが、その過程を述べてみたい。 1992年1月2日、ソ連崩壊で全権を掌握したエリツィンが、それまで国が全部決めていたモノの価格を一斉に自由化したからたまらない。パンの値段が1日で2倍になることも珍しくない、ハイパー・インフレとなった。たった2年間でルーブルの対ドル価値は6000分の1に落ち込んだのである。 当時は僕も、ロシアで誰かを食事に招待した
「事件の芽」を未然に摘み取ることはできなかったのか。大阪市北区の心療内科クリニックで2021年12月、院長や患者ら26人が犠牲になった放火殺人事件で、大阪府警は死亡した谷本盛雄容疑者(当時61歳、不起訴)を書類送検し、一連の捜査を終結した。孤立や困窮への絶望から襲撃を計画したとされるその経緯に同情の余地はないが、理不尽な惨劇を繰り返さないためには、悩みを抱えた人に寄り添う「草の根」の取り組みが欠かせないと感じている。 「ある新聞が見つかった」。事件の数日後、捜査関係者からもたらされた情報に息をのんだ。容疑者宅に、36人が死亡した「京都アニメーション」放火殺人事件を報じる紙面が残されていたという。ガソリンが悪用された点で共通し、模倣の疑いが浮かんだ。「大量殺人」と書かれた紙切れも見つかっていた。
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マスクを着けなかったことで議会での発言を禁止されたのは違法だとして、臼杵市議会などを訴えていた前の市議が、訴えを取り下げていたことが分かりました。 臼杵市議会の議員だった若林純一氏は、去年の本会議などでマスクを着けなかったり、マスクから鼻を出しているとして発言を禁止されました。 これを受け若林氏は、市議会などを相手取り発言禁止処分の取り消しなどを求める裁判を起こし、ことし2月には大分地裁で1回目の裁判が開かれていました。 その後、4月行われた市議選で若林氏は落選。 来週に予定されていた2回目の裁判を前に、5月9日付けで訴えを取り下げたということです。 若林氏の代理人は取材に対し「選挙で落選したため若林氏と協議して訴えを取り下げた」と話しています。 今後、市議会などが取り下げに同意すれば裁判が終わることになります。
ロシア、略奪穀物を輸出か エジプトなどで寄港拒否 2022年05月13日07時59分 ウクライナで作業する農家=9日、西部リビウ近郊(EPA時事) 【カイロ時事】米CNNテレビは12日、ロシアが侵攻したウクライナから大量の穀物を略奪し、実効支配するクリミア半島を経由して地中海沿岸の各国へ輸出を試みていると報じた。ウクライナの事前通報を受け、穀物を積んだロシアの貨物船は寄港を拒まれたという。穀物の出所を偽装するため、他の船に積み替えて再び輸出を図る恐れもあるとしている。 ウクライナ、穀物2500万トン輸出できず ロシアが破壊と略奪も 報道によると、約3万トンの穀物を積載した貨物船が、クリミア半島セバストポリを4月下旬に出港。黒海からボスポラス海峡を通って地中海に達し、エジプト北部アレクサンドリアに向かったが入港を拒否された。その後、レバノンのベイルートでも拒まれ、現在はロシア軍基地があるシリ
鈴木俊一財務相は13日の閣議後の記者会見で、日銀の独立性に関して「日銀は政府が経営を支配している法人とは言えず、会社法で言うところの子会社にはあたらない」と述べた。「日銀は政府の子会社だ」とした自民党の安倍晋三元首相の発言を否定したものだ。日銀法により「金融政策や業務運営の自主性が認められている」と強調した。鈴木氏は日銀が保有する国債につい
米Twitterのコンシューマ担当ジェネラルマネジャー(GM)を務めるカイボン・ベイクプール氏は5月12日(現地時間)、パラグ・アグラワルCEOから解雇を言い渡されたとツイートした。 育児休暇中のベイクプール氏はアグラワル氏から「チームを別の方向に導きたいので去るように頼まれた」とツイートした。 収益担当GMのブルース・ファルク氏もアグラワル氏に解雇されたとツイートしたがその後そのツイートは削除し、Twitterでの自分の実績とチームへの感謝をツイートした。 両氏は、アグラワル氏がジャック・ドーシー氏の後任CEOに就任した際に結成した幹部チームに属していた。 アグラワル氏は両氏のツイートに対し、感謝のリプライを返している。 ベイクプール氏によると、製品担当上級副社長のジェイ・サリバン氏が暫定的に両氏の任務を引き継ぐ。サリバン氏はMozillaのCOO(最高執行責任者)やGrouponのCP
明治から昭和にかけて人気を博した日本画家・伊藤晴雨(1882~1961年)の肉筆画10点が、東京都文京区立根津小学校(四家(しけ)薫校長)に保管されていることが分かった。地域史を研究する早川義郎さん(86)、由紀子さん(79)夫妻が存在を指摘し、学校側が倉庫を調べて見つけた。多くは区にゆかりのある祭りや名所、物語の場面などが描かれている。実物を確認した文京ふるさと歴史館専門員の加藤芳典さん(44)は「保存状態がよく、今はなくなった昔の文京を知る貴重な資料」と評価している。(加古陽治、写真も) いとう・せいう 東京・下町の彫金師の家に生まれる。12歳で象牙彫刻師のもとに奉公に出されたが、年季が明けると絵で身を立てることを決意。芝居小屋の看板描きから始め、新聞の挿絵画家となった。劇評や時代考証の分野でも活躍し、歌舞伎役者や落語家と交流。縛られた女性を描く「責め絵」や幽霊画を得意とし、「キャバレ
ロシア軍の激しい攻撃を受けるウクライナ南東部マリウポリ出身の現代美術作家ヴィクトリア・ソロチンスキーさん(42)によるチャリティー展「生命(いのち)を夢見て:ウクライナと共に」が12日、東京都渋谷区松濤2のギャラリーTOMで始まった。ロシア軍の攻撃で「文化も壊されたのが本当にショック」と声を落としつつ、故郷の子どもたちへの支援を募る。 11歳で旧ソ連を離れたが、その後も祖父母の住む首都キーウ(キエフ)近郊の村などを度々訪れた。「ウクライナは故郷」と話し、近年はキーウ周辺の限界集落の高齢者を撮影した作品を発表。今回の展覧会ではこれら写真作品と、ウクライナの再生を願って来日後に制作した新作の30点余を展示した。「ウクライナの美しい文化を感じて、つながりを持ってほしい」と訴える。
ドイツ政府は国内の風力タービン設置を容易にしたいと考えている。写真はベルリンの北東約64キロにあるアンガーミュンデ付近に建設中のもの。(PHOTO BY SEAN GALLUP, GETTY IMAGES) 2月24日未明、ロシア軍のウクライナ侵攻によって、ドイツは不愉快な現実に直面した。ロシアはドイツにとって最大のエネルギー供給国で、天然ガスと石炭の半分以上、原油の3分の1を供給している。対価として、ドイツはロシアに1日2億ドル以上を支払っている。この資金が現在、戦争の元手になっているのだ。 ドイツのベアボック外相は、2022年末までにロシアからの石油輸入を止め、天然ガスからもできるだけ早く手を引くと4月に公約した。短期的に見ると、化石燃料の代替供給国を見つけることになるのかもしれない。 しかし、長期的に見るなら、ドイツにとって今回の危機は、化石燃料から完全に脱却し、約30年前に始まった
2017年に、湯本豪一氏『古今妖怪纍纍』で発表され話題になったという、いわゆる「魔像」について、筆者は最近までその存在を知らなかった。 先日、福島県立博物館の2021年度の催し物案内のパンフレットの写真(上掲)を見て不思議に思い調べたところ、湯本氏がこの像を著書で公開した後SNS等で話題になり、現在は広島県三次市にある 湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)に所蔵されていることを知った。「魔像」の説明文によれば、なんとこの像、元はいわき市の寺院に旧蔵されていたものだという。 「この妖怪像は福島県いわき市で何箇所かに分散されて伝えられていたものだが、言い伝えによると、いわき市泉町にあった玉光山威徳院にあったものといわれる。威徳院は廃仏毀釈で廃寺となり、この像も地元の人たちが受け継いでいたきたものと思われ、「魔像三十六体」と呼ばれていた。この像が寺にあったときに、どの
「売国奴!」「日本から出て行け!」。2013年1月の東京・銀座。米軍輸送機オスプレイの沖縄配備撤回を訴え、デモ行進していた人々に、日の丸を掲げる集団から侮辱的な言葉が浴びせられた。 12年10月に強行されたオスプレイの配備。沖縄では党派を超えて反対の声が上がり、この日のデモには沖縄県内の全市町村から首長や議員らが参加した。そんな「沖縄の総意」に投げつけられた差別的な言葉。当時、県議として行進に加わった吉田勝広さん(77)は「また沖縄蔑視が始まったかと思った」と振り返る。 「日本語は読めるか?」 沖縄本島北部の金武(きん)町で育った吉田さんは高校卒業後の1964年に上京し、建設現場で働いた。沖縄は米国統治下。一方、日本は東京オリンピックを前に巨大な構造物が次々と造られ、「すごい国だ」と思った。だが、職場では上司から「おい、…
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