パンデミック下の図書館と著作権法に関するIFLAの研究報告書 調査及び立法考査局行政法務課・宇都宮美咲(うつのみやみさき) ●はじめに 2022年5月,国際図書館連盟(IFLA)は,“How well did copyright laws serve libraries during COVID-19?”(以下「報告書」)を公開した。報告書は,途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているElectronic Information for Libraries(EIFL;CA1800参照)と共同で作成されたもので,第42回世界知的所有権機関(WIPO)著作権等常設委員会(SCCR)に先立って公表された。報告書は,2022年2月から3月にかけて行われた調査の結果に基づいており,パンデミック下の図書館において生じた著作権法をめぐる諸問題を通して,図書館サービスへの法的保護を
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