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ブックマーク / book.asahi.com (129)

  • 「私は本屋が好きでした」書評 書店に問いかける職業倫理|好書好日

    私は屋が好きでした あふれるヘイト、つくって売るまでの舞台裏 著者:永江朗 出版社:太郎次郎社エディタス ジャンル:エッセイ 私は屋が好きでした あふれるヘイト、つくって売るまでの舞台裏 [著]永江朗 ヘイトスピーチ対策法が施行されて3年半。昨年12月には川崎市がヘイトスピーチ禁止条例を制定した。しかし、じゃあ書店にあふれる「ヘイト」は? 書は日でもっとも書店事情に通じたライターによる試行錯誤の記録である。 書店は売るを自由に仕入れられるわけではない。取次から配されたを並べるのが事実上の仕事。しかしそれでも、と著者は考えるのである。「こういう置き方をしなくてもいいんじゃないか?」「返品しちゃえばいいのにな」 書店経営者から取次、版元の編集者まで、関係者への取材を重ねることで、彼はひとつの結論に達する。商売だからという言い訳は〈「そので傷ついたり怯(おび)えたりする人が

    「私は本屋が好きでした」書評 書店に問いかける職業倫理|好書好日
  • 図書館が就職や起業もサポート! 映画になった「ニューヨーク公共図書館」の取材で見えた日米の違い|好書好日

    文:篠原諄也、写真:有村蓮(場面写真は映画「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」より) 菅谷明子(すがや・あきこ)在米ジャーナリスト、ハーバード大学財団役員 米ニュース雑誌「Newsweek」日版、経済産業研究所を経て、ハーバード大学フェローとしてメディア・イノベーションとジャーナリズム、創作文芸における表現の可能性等を研究。2014年ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム財団役員就任。NYコロンビア大学院修了、東京大学博士課程満期退学。主著に『未来をつくる図書館〜ニューヨークからの報告』『メディア・リテラシー〜世界の現場から』(共に岩波新書)。 ーー日と比べるとニューヨークの図書館にはどんな特徴がありますか? 日の公共図書館は知的好奇心を満たすために利用する「教養型」が一般的です。雑誌やを借りたり、研究のために調査をする。ニューヨーク公共図書館もそういった側面がありますが、

    図書館が就職や起業もサポート! 映画になった「ニューヨーク公共図書館」の取材で見えた日米の違い|好書好日
  • 朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日

    1位 『1Q84』(村上春樹、新潮社、2009年) 『1Q84』はBOOK1・2が平成21年、翌年BOOK3が刊行された。夜空に二つの月が浮かぶ「1Q84年」の世界で、10歳で離ればなれになった青豆と天吾が再会するまでの物語。カルト教団も描かれたことで、高い注目を集めた。毎日出版文化賞。21年の年間ベストセラー第1位(日販調べ)で、単行・文庫の累計部数は約860万部。 京都大教授の中西寛さんは「平成時代において最も注目を集めた文芸作品。野茂英雄が野球の世界で行ったように、日語文学の世界性を意識させた」と解説する。コラムニストの堀井憲一郎さんは「平成時代は『村上春樹の時代』でもあった。この書籍に対する期待度と売れ具合は尋常ではなかった。日常生活でふつうの人が小説を話題にできた最後の作品だったかもしれない」と評価した。文筆家の青木奈緒さんも「平成の日の世相を描いた、平成を代表する小説」と

    朝日新聞「平成の30冊」を発表 1位「1Q84」 2位「わたしを離さないで」 3位「告白」|好書好日
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2019/03/07
    ものの見事に1冊も読んでいない。
  • コラム別に読む : 学術書をどう読む?~専門を超えた知を育むには 専門家らが鼎談 - 構成・坂口さゆり、写真・首藤幹夫 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    2月17・18日に行われた「築地マルシェ」。出版各社厳選したが展示販売されたほか、読書が楽しくなる13のプログラムが実施された。18日には大学出版部協会と京都大学総務部渉外課が“学術書”をテーマにした鼎談「学術書を読む――『専門』を超えた知を育む」を企画。京都大学学術出版会の専務理事・編集長の鈴木哲也氏がコーディネーターとなって、農研機構農業環境変動研究センターユニット長兼東京大学教授の三中信宏氏と、春風社代表取締役の三浦衛氏に話を聞いた。内容を抄録して紹介する。 鈴木 いま年間8万〜9万点くらいのが出ています。大学図書館の年間受入数から推測するとそのうち10分の1くらいが学術的な内容だと思われるのですが、その中から自分の読みたい学術書を選ぶのは、研究者であっても自分の専門外となれば簡単ではありません。特別な意味づけと方法論が必要です。そこで、まずは三中さんと三浦さんに、特に専門外の

    コラム別に読む : 学術書をどう読む?~専門を超えた知を育むには 専門家らが鼎談 - 構成・坂口さゆり、写真・首藤幹夫 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 出版社情報 : 『学校図書館の司書が選ぶ小中高生におすすめの本300』出版記念イベント | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

  • 社員が接客 文芸社が「コメダ珈琲店」を出店 - 中津海麻子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■自社刊行物発信の場に 東京・新宿御苑のすぐ近くに3月20日、人気のコーヒーチェーン店「コメダ珈琲店」がオープンした。木目を基調とした温かな雰囲気、ゆったりとくつろげるソファ、そしてこだわりのドリンクやフードは変わらないが、他店とは違うことが一つある。店内に棚があり、そこに並ぶ書籍を客は自由に読むことができるのだ。 実はこの店が入っているのは、自費出版から書店流通までをサポートする出版社、文芸社のビル。このカフェは、文芸社が「コメダ珈琲店」とフランチャイズ契約をして展開するブックカフェだ。書店が運営するケースは多いが、出版社が自社刊行物の発信の場として手がけるブックカフェはほとんど前例がない。 「出版業界全体の売り上げが落ちている中、自費出版の無名作家のは書店に並んでも手に取っていただくのが難しいのが現状です。ならばその場を作ろうと考えたのがブックカフェでした」 そう話すのは、文芸社経

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    wackunnpapa
    wackunnpapa 2017/05/10
    “私たちにとってカフェ事業は初めての試みだったので、ゆっくりひっそりスタートしたかったのですが、蓋を開けた途端、てんてこ舞いでした(笑)”
  • 書店ニュース : 学術界に貢献を 紀伊國屋新宿本店人文フロア 大矢靖之さん - 安里麻理子 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■瞬発力で店頭を作る 「の購買意欲が最も高まるのは、その存在を知った瞬間だと思うんです」。新聞やテレビで紹介されたら極端な話、1秒後には店頭に並べたい。それくらいの心づもりでいると、この3月、紀伊國屋書店新宿店3階人文フロアに着任した大矢靖之さんは話す。 大矢さんは、前職の仕入課では辣腕バイヤーとして、また、「週刊ダイヤモンド」書評欄「目利きのお気に入り」の執筆陣の一人としても知られる。毎朝、目を通す紙面はスポーツ紙を含め8紙。夕刊の文化面やウェブの露出にも目を配る。 最近の例では、朝日新聞夕刊(東京社版、3月22日付)に社会学者・見田宗介さんが掲載されると、即座に著書『まなざしの地獄 尽きなく生きることの社会学』(河出書房新社)に動きが出たそうだ。急ぎ出版社に連絡、このとき仕入れた半数以上を1週間で消化した。 アンテナの張り方、対処の瞬発性は、仕入課時代に培ったものだろう。部署が移

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  • コラム別に読む : 阪神・淡路と東北の「災後」 土方正志さんが選ぶ本 - 土方正志 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■学べるものはなにか あの日から間もなく4年を迎えるが、今年は阪神・淡路大震災20年の節目の年でもある。この20年でなにが変わり、なにが変わらなかったのか。東北被災地に生きる私たちが阪神・淡路から学べるものはなにか。あるいは、学べていないとしたら、それはなぜなのか、問題はどこにあるのか。さまざまに考えさせてくれるのが塩崎賢明『復興〈災害〉――阪神・淡路大震災と東日大震災』である。 ■復興の〈学〉こそ 復興に関わるさまざまな事象が被災地の現実を好転させるどころか悪化させている。それを〈復興災害〉と名付けて、東北被災地の読者としては日々の現実に思い至らされる。自然災害を、あるいは防災・減災をテーマとした〈学〉や〈論〉はある。だが、生き延びた者たちの復興のためのそれは物心両面共に未(いま)だしの感が否めない。「災後」にあって被災者が一歩前に進むための復興の〈学〉や〈論〉こそがいま切実に求められ

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  • 「私の1960年代」書評 沈黙を破り東大闘争を回顧|好書好日

    私の1960年代 [著]山義隆 1968年を頂点とする大学闘争とは一体何だったのか。この問いに対する十分な答えは、いまだに得られていない。最大の原因は、闘争の中心人物が長らく沈黙を保ってきたことにあろう。 書は、東大全共闘の代表であった山義隆が、ついに沈黙を破り、60年安保闘争から69年の逮捕を経て予備校教師となるまでの歩みを振り返ったものである。著者は東大で物理学を専攻して大学院に進んだが、しだいに学問を続けてゆくことに疑問を抱くようになった。その背景には、明治以来の日の科学技術歴史に対する批判的な眼差(まなざ)しがあった。科学は価値中立であるどころか、いとも簡単に時々の体制と結託するのであり、その総山こそ東大にほかならないという深刻な反省が、著者の一貫した行動を支えていたのだ。 しかし著者は、決してエリート主義に陥ってはいない。当時の東大総長の対応を厳しく批判する一方、日大

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  • 本の記事 : 「生きて戻ったからには」神足裕司さん、エッセー出版 - 清宮涼 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    広島市に生まれ、川崎市に住むコラムニストの神足(こうたり)裕司さん(56)がエッセー集「一度、死んでみましたが」(集英社)を出版した。2年前にくも膜下出血で倒れ、今も体が不自由で記憶障害も残る。それでも「生きて戻ってきたからには書くのみ」とペンを握り続けている。 グルメルポ「恨(うら)ミシュラン」などで知られる神足さん。2011年9月、広島でのテレビ番組の収録を終えて東京に戻る航空機内で意識を失い、3度の緊急手術を受けた。 の明子さん(54)は医師に「麻酔から目覚めないかもしれない」と告げられた。1カ月ほどで徐々に意識が戻ってきたが、高次脳機能障害と左半身のまひが残り、話すこともできなかった。だが、家族が紙とペンを渡すと、原稿用紙に文章を書くようになった。 要介護度は最も重い5とされたが、リハビリを経て昨年9月に自宅へ。家族の介助を受けつつ、リハビリの日常や故郷への思いなどを書いた「一度

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  • インタビュー : 絵本作家・加古里子さんに聞く からすのパンやさん、40年ぶり続編4冊 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    パンダパンにてんぐパン、ひこうきパンもおいしそう――。子どもたちに大人気の絵「からすのパンやさん」の続編4冊が今年、40年の時を経て出版されました。続編のこと、長いあいだ絵を通して向き合ってきた子どもたちのこと。作者の加古里子(かこさとし)さん(87)に聞きました。 ■伝えたい「みんな特別な子」 ――続編は、パン屋さん夫婦の成長した四つ子を、それぞれ主人公とした4冊です 「パンやさん」を出してすぐのころから「続きを描いて」という子どもたちの声は届いていました。続きで落胆させたくない。アイデアを出しては自分でダメと決める繰り返しでした。こりゃいかん、子どもたちが大人になってしまった、と格的に考えるうち、4羽をべ物屋にするアイデアが浮かびました。 ――なぜべ物なのでしょう? 絵を読む子どもたちはこれから生きて、伸びていかなければならない存在です。そのために大切なのはべること。「か

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  • 本の記事 : 電子図書、自宅で借りて 滋賀県立図書館が実証実験 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    滋賀県立図書館(大津市瀬田南大萱町)は19日から、電子図書システムを使った貸し出しサービスの実証実験を始める。8月末までの予定で、利用者は自分のパソコンやスマートフォン、タブレット端末などを使い、自宅や出先などでを読むことができる。実験後にアンケートに答えてもらい、将来の電子図書サービスに向けての課題を探る試みという。 紀伊国屋書店の協力で、電子図書(和書500タイトル、洋書2800タイトル)を期間限定で利用できる。無料だが、パケット代などの通信費は自己負担。応募資格は中学生以上で、図書館の貸出券を持ち、終了後に必ずアンケートに協力できる人。希望者は、図書館2階の参考資料室カウンターで申し込むと、ログイン用のIDを登録できる。PCや端末など機器類の貸し出しはない。 同種のサービスは、大阪市立図書館、堺市立図書館などで導入されている。県立図書館では、体験者のアンケートで端末機器などの利用環

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  • 本の記事 : 図書館で新刊本販売 滋賀県内で初の試み | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    滋賀県多賀町四手の多賀町立図書館が、彦根市のサンライズ出版と協力して、歴史や自然、文学など地元に関する同社発行の書籍250点を25日から館内で販売する。図書館を売るのは、県内では初めてという。 図書館があるあけぼのパーク多賀の15周年を記念した企画。昨年7月に館長に就任した西河内靖泰さん(59)によると、図書館にはの貸し出しという来の役割があるが、以前から蔵書と同じを購入したいという声が利用者から寄せられていたため、昨年末にサンライズ出版の営業担当の中村拓郎さん(29)に相談。各地で書店が減っていることから、同社では販路拡大にもなると協力を決めた。 館内の一角に、「近江のをあなたの手元に!」と掲示したコーナーを設置。棚と平積みの台を置き、同じ建物にある町立博物館のカウンターにあるレジで会計をする。 西河内さんは「以前から図書館の役割を広げたいと思ってきたが、実現してうれしい。

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    wackunnpapa
    wackunnpapa 2013/05/30
    否定的な見方もあるようだが,よい取り組みだと僕は思いますよ。郷土資料を出してる出版社との提携ですしね。
  • 本の記事 : 公立「ツタヤ図書館」オープン 佐賀・武雄市に - 安楽秀忠、東郷隆 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    年中無休で、DVDやCDもレンタルでき、開放的な館内でコーヒーを飲みながらページをめくれる――。生まれ変わった佐賀県の武雄市図書館が1日、オープンした。運営は、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。賛否双方の声があがる中、新図書館の試みが注目される。 もともとあった公立図書館を改装した。市中心部に位置し、そばに大型ショッピングセンターもある。3月31日には内覧会があり、約1200人の市民が一足早く新図書館を体感した。 正面玄関から中に入ると、販売用の雑誌が平積みされたコーナーがいきなり展開する。右手にはコーヒーチェーン・スターバックス、左手には3万枚のCDと4万5千枚のDVDを有料でレンタルするコーナーも。やマンガも販売され、感覚はツタヤの店そのものだ。 ■座席で飲み物 図書館ゾーンは、その奥と2階部分。開架式の書棚には20万冊の蔵書が並ぶ。文学・

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  • 本の記事 : 名古屋の市立図書館が90周年 独自の企画展開催 - 上田真由美 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    今年10月、名古屋市に市立図書館ができて90周年を迎える。電子書籍の普及や活字離れの中、市の北西端にある小さな市立図書館が、独自に企画展「名古屋市図書館90周年 過去・現在・未来へ」を始めた。 展示を始めたのは、西区の山田図書館。西区役所山田支所の建物が新しくなった時に、同じ建物の3階に2005年にオープンした。市内21館のうち最も小さいクラスだ。 入り口正面にある展示スペースに、市の図書館の歩みを示す年表と解説付きの写真パネルが並ぶ。展示スペースは幅4メートル弱。100枚あるパネルは収まらず、並べられたのは30枚。残り70枚は自由に閲覧できるよう、重ねて置いてある。 現在は鶴舞中央図書館(同市昭和区)となっている最初の市立名古屋図書館は1923(大正12)年にできた。ところが木造の館は45年3月19日の名古屋大空襲で焼失。それでも4カ月半後の8月1日には焼け残った一室で貸し出しを始め、

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  • コラム別に読む : キュレーション 知と感性を揺さぶる力 [著]長谷川祐子 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■想像とネットの間で このの「言いたいこと」とはほとんど関係ない部分への感想なんだが、アメリカのアーティストでマシュー・バーニーさんという人が出てくる。この人はイェール大医学部卒で、フットボールの特待生で、モデルで、サンフランシスコ近代美術館で史上最年少の展覧会が開かれた天才。パートナーはビョークだそう。で、日でこういう人はいるか、と考えて思いついたのが伊勢谷友介。芸大出のモデル。ビョークに相当するのは広末涼子か(広末とはさっさと別れてたが)。だが、このスケールの小ささ。やはり戦争に負けるわけだな、と思わされる。 ここで言及されるアートは「絵」や「彫刻」のようなわかりやすいものじゃなく「インスタレーション」とかなので、文章と、説明写真一枚ぐらいだと、かえって想像がふくらんで「すごいものなんじゃないか」と思える。そのような「アート紹介文」がいっぱいでとにかく面白く、繰り返し読んでしまう。

    コラム別に読む : キュレーション 知と感性を揺さぶる力 [著]長谷川祐子 - 青木るえか | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2013/03/30
    天下の朝日新聞に掲載された書評ですかこれが(呆 言いがかりですら無い。著者は相手を訴えてもいいレベル。
  • 「戦後沖縄と米軍基地」書評 固定化を進めた奇妙な連携|好書好日

    戦後沖縄と米軍基地 「受容」と「拒絶」のはざまで 1945〜1972年 著者:平良 好利 出版社:法政大学出版局 ジャンル:社会・時事・政治・行政 戦後沖縄と米軍基地―「受容」と「拒絶」のはざまで [著]平良好利 沖縄の米軍基地問題には、多様な主体が絡まる。立場の異なる住民、沖縄の政治リーダー、日政府、そしてアメリカ。複数の思惑が交錯する中、米軍基地は残存し、現在に至る。問題の枠組みが構造化したのは27年間のアメリカ統治時代。この時期にいかなる交渉が繰り広げられ、基地の固定化が進んだのか。 書が主に追及するのは、沖縄の政治リーダーの行動である。1950年代に住民が直面したのは、土地代金の問題だった。米軍は既存の基地継続と共に、敷地の拡張を進めたが、その土地の多くは私有地や市町村有地だった。米軍は代金一括払いによる買い上げを計画したが、住民は猛反発。反対運動が激化する。 ここで沖縄の政治

    「戦後沖縄と米軍基地」書評 固定化を進めた奇妙な連携|好書好日
  • 本の記事 : これが司書のイチオシ本だ 高校生向けのフェア - 帯金真弓 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    埼玉県内の高校の学校図書館に勤める司書が、高校生に薦めたいランキングした「司書が選んだイチオシ」が発表された。3回目の今年は、原田マハさんの「楽園のカンヴァス」(新潮社)が1位に選ばれた。16日からは、県内の書店約30店でフェアが始まった。 長年採用が途絶えていた県立高校の司書の仕事を知ってもらおうと、有志が2年前に始めた。今回は、一昨年12月から昨年11月までに出版されたの中から、72人が120作品を挙げ、集計の結果、ベスト10に11作品が選ばれた。 1位の「楽園のカンヴァス」は、名画をめぐるミステリー小説。著者の原田さんは、「小学生で出会った小説とアートへのあこがれを沸騰させたのが高校時代。感性のかたまりのような皆さんの心に物語が届けば」とコメントを寄せた。 また、東日大震災の犠牲者の復元に携わった納棺師や、ノーベル賞を受賞した山中伸弥・京大教授のが4、5位に。実行委員長で

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  • 本の記事 : 中島敦「李陵」、自然な表記の「定本」刊行 山下真史氏 - 吉村千彰 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    『山月記』で知られる作家中島敦(1909~42)が最後に書いた小説「李陵(りりょう)」は、不自然な表記など不備が指摘されてきた。中島の没後70年の昨年、表記や語調、内容を整えた「定」が刊行された。いわばリマスタリング版。題名も、人のメモに残された「李陵・司馬遷」とした。 「李陵」は、匈奴と戦い捕らえられた中国・漢の武将李陵と、李陵をかばったために宮刑をうけた司馬遷の苦悩を描いた名作。 中島敦は42年12月に亡くなった。「李陵・司馬遷」は10月ごろにほぼ完成したとみられる。400字詰め原稿用紙77枚の草稿には、おびただしい加筆訂正があり、言葉が併記された所も50カ所ほどある。浄書は5枚しかなく、草稿にも浄書にも題名はない。死後、中島夫人から託された先輩作家深田久弥が「李陵」と名付けて世に出した。 今回編集したのは、『中島敦とその時代』などの著書がある山下真史中央大教授。「数十回は読んだが

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  • 本の記事 : 知の新拠点、明るく 新山梨県立図書館11日オープン | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    JR甲府駅北口に建設中だった新しい山梨県立図書館(愛称・かいぶらり)が完成し、11日に開館する。 地上4階、地下1階。書籍や雑誌、映像資料など計80万点をそろえる。吹き抜けで開放的な雰囲気に包まれ、大きな窓からはたっぷりと光が差し込む。 1階は新聞雑誌の閲覧や映像資料の視聴ができるコーナーのほか、子ども向けの児童資料が並ぶエリア、展示や催しに使えるイベントスペースがある。一般図書が並ぶメーンの2階は「ワイン」「富士山」など山梨関連の資料を集めたコーナーや、レファレンスカウンターも並ぶ。 より静かな雰囲気でを読みたい、学習したいという人は3階の「サイレントルーム」へ。隣のオープンテラスでは外の光を浴びながら読書を楽しめる。 地下1階には95万冊の収容能力を誇る書庫があり、貴重な資料を徹底した湿度管理で保存する。書庫は毎週木曜午後1~5時、来館者に開放される予定だ。 最大で50人まで入れる大

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