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ブックマーク / www.hanmoto.com (108)

  • むかしばなしⅡ (皓星社 藤巻 修一) | 版元ドットコム

    根拠のない自信を持って30歳で出版社を始めたものの、経営の訓練を受けたわけでもなく資も人間関係も乏しいままだったから、困難は約束されていたようなものだった。始めて数年で行き詰まった。 負債は雪だるま式に膨らんで数千万に及んでいた。立ち止まって40歳までに負債を整理しようと決心してまぁいろいろやりました。 この時期、訪問販売の株式会社図書月販、後の株式会社ほるぷの残党や類似の販売方法を採る「書籍販売会社」が残っていて、夢よもう一度と蠢いていた。ほるぷの全盛期には月商一千万単位の伝説の販売員もいたという話だ。高度成長の真只中で、新築の応接間の飾りに百科事典が飛ぶように売れた時代だ。最近でも古屋で『名著復刻全集 近代文学館』のバラを見ることがあるがその名残だ。当時は既にブームは去っていたが、一部の出版社は高額なセット物を企画して企画書一枚で販売会社から手形を受け取って資金繰りに回していた。販

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2020/03/04
    “「目録」は、作成者の手が入っている分、効率的ではあるが、手が入っていたり時代の制約でその価値判断から外れたものは除かれてしまう。時代が変わって価値もまた変化した時、対応できない。”
  • 増補改訂版 無意識の植民地主義 野村浩也(著) - 松籟社

    紹介 「米軍基地引き取り運動」の口火を切った思想書・理論書『無意識の植民地主義』に、報道の責任・ヘイトスピーチ・県民投票の黙殺・沖縄人差別をめぐる増補と解説を加え復刊する。書が示した「アイデンティティとポジショナリティ」、「劣等コンプレックス」、「被植民者の共犯化」、「沖縄ストーカー」、「観光テロリズム」といった概念は、いまなお日人による沖縄人への暴力を読み解く鍵である。 日人の植民地主義は今も続いている、いまだ決着はついていない。 目次 序章 「悪魔の島」から聴こえる他者の声、そして、日人 1 他者の声 2 他者への欲望 3 自作自演 第1章 植民地主義は終わらない―日人という植民者 1 はじめに 2 ポストコロニアリズムと日人という植民者 3 民主主義的植民地主義 4 基地の押しつけという植民地主義 5 無意識の植民地主義 6 ポジショナリテイ 第2章 文化の爆弾 1 共犯

    増補改訂版 無意識の植民地主義 野村浩也(著) - 松籟社
  • 先代旧事本紀論 工藤 浩(編) - 花鳥社

    目次 はじめに◆工藤浩 Ⅰ 構想と神話・伝説・系譜 1 神から人への「系統史」―『先代旧事紀』の構想と構成―◆松直樹 はじめに/「神代史」各巻の内容/「神代史」各巻の構想/「神代史」の構造 2 『先代旧事紀』における出雲系神格の位置―「天璽瑞宝十種」の造形に関する一試案―◆小村宏史 瑞宝十種と鎮魂祭、およびウマシマヂ/「蛇比礼」「蜂比礼」「品物比礼」―オホナムチとオホモノヌシ/「生玉」「足玉」「道反玉」「死反玉」―ヌナカハヒメとタケミナカタ/「瀛津鏡」「辺津鏡」―宗像・賀茂の神/「八握剣」について/おわりに 3 地祇紀のオホナムチ―系譜の分析を中心に―◆伊藤剣 はじめに/大年神流の神統譜/『先代旧事紀』のオホナムチ㈠―オホナムチの亦名/ 『先代旧事紀』のオホナムチ㈡―大三輪神との一体化/『先代旧事紀』のオホナムチ㈢―系譜条にみる倭の神としての性格/杵築大社の祭神/オホナムチを

    先代旧事本紀論 工藤 浩(編) - 花鳥社
  • 教育勅語への元田永孚の推敲に、朱筆の真髄を見た (太郎次郎社エディタス 須田 正晴) | 版元ドットコム

    ▽話題になるわりには読まれていない教育勅語 2月に刊行された、高橋陽一『くわしすぎる教育勅語』を担当しました。 国会での失効決議から60年あまりを経て、いまなお話題にのぼることの多い教育勅語ですが、このごく短い文章の内容を、読めていない人があまりに多すぎる、というのが企画の端緒でした。 いわく、「ふつうの道徳が書いてあるだけ」とか、「国際的な協調を重んじる」と書いてあるとか、「国民を戦争に駆りたてるのが目的」などなど文意に反した解釈がされています。使われ方の経緯においても、「当時にあってはごく穏当」「昭和期に使われ方が熱狂的になっただけ」というような、事実に反する解説が何度もくりかえし流布されています。 以下のコラムで、著者の高橋陽一さん自身が、報道や論文への違和感を語っています。 「だれも教育勅語を読んでいない?」 教育勅語には何が書かれているのか、その一字一句をつまびらかに解き明かし、

  • 「金の切れ目」でも「縁が切れない」業界 (dZERO 松戸 さち子) | 版元ドットコム

    販売ルートの切り替えで売上ゼロに 版元日誌の執筆は2度目となります。 dZEROは2013年7月、人文系出版社の編集部の一つが独立する形で誕生しました。同年11月から書籍の刊行を開始し、これまでに34点を市場に送りだしてきました。 当初は、取次ルート、しかも別の出版社を発売所とする形での出版でしたが、2017年から書店との直取引(トランスビューに代行を委託)に切り替えました。その間の大雑把な概要は前回の日誌 に記したとおりです。 前回の執筆から1年半ほどが経過し、dZEROのがやっと直取引になじんできた昨今ですが、取次ルートから直取引に切り替えたことでちっぽけな出版社にどんなことが起こったか。おそらくこのような例は多くないでしょうから、前回の続編を記そうと思います。 発端は、販売ルートの切り替えによって、返品の担保として売掛金の支払いがストップし、売り上げは限りなくゼロとなったことです。

  • ブックカフェってどうなの (水曜社 佐藤政実) | 版元ドットコム

    先日、久しぶりに伺った書店が大幅リニューアル。人文・社会などの専門書棚が大幅に減り、カフェコーナーが作られていました。 カフェ併設書店が大きく取り上げられたのは2003年頃、三省堂書店東京大丸店(閉店)、TSUTAYA TOKYO ROPPONGIだったと記憶しています。購入前のをカフェスペースに持ち込むことが出来るということでテレビにも取り上げられ話題になりました。 それから15年が経過し、現在カフェ併設の新刊書店は何店舗くらいあるのでしょう?(どこかにデータってあります?) スターバックスカフェ店舗検索によるとBook&Cafeは56店舗(主にTSUTAYA)。それ以外でも最近くまざわ書店は積極的にカフェ併設を打ち出していますし、全国で200店舗位はあるかもしれません。 最初の頃は顧客サービスの新しい取り組みとして「こんな書店もありかな」と思っていたのですが、増えてゆくカフェ併設店に

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2018/12/28
    老害。新しいことについていけない典型例のように読める。街の書店が潰れてもいいというわけでもあるまいに。
  • 絵本のイメージを刷新したい (集文社 早川 裕) | 版元ドットコム

    そもそも「絵」とは何でしょう? 皆さんは「絵」と聞いたらどんなものを思い浮かべますか? 『ももたろう』といった昔話絵でしょうか?『ぐりとぐら』といった創作絵でしょうか? いまだに絵を「幼い子どもが一時楽しむためのツールでしょ」とまるで駄菓子と同じようなイメージしか持っていない人も少なくありません。 私たちはなんとなく、絵が表紙から文までふんだんに入っていて大きめで薄くて内容が子供向けのを「絵」と言いがちですが、厳密に「絵とは」と聞かれると意外とその定義は難しいものです。 マンガでもなく詩画集でもなくイラストエッセイでもない「絵」の定義です。 私はクレヨンハウス時代から35年、絵業界に身を置いてきましたが「絵の世界ってこんなものなのだろうか?」という思いをうっすらと持ち続けていました。ですから2003年に東京ブックサポートという会社を立ち上げてからは、絵に関する様々

  • N社の「電子書籍化商法」 (サンライズ出版 竹内信博) | 版元ドットコム

    この「版元日誌」をどの範囲の人がどの程度読んでいるのかはわからない。今回は、おおよその読者が版元ドットコムの関係者だということで話を進めたい。 春先に、ある著者から電話があった。 現在弊社で刊行し、書店でも流通している書籍について、某会社から電子書籍化を勧められているという(ここで書籍名を言ってしまうと著者名までバレてしまうのでふせておく)。 著者にコンタクトをとってきているのは、Nという会社で、元はWEBの制作などを中心にしていた会社だったが、最近電子書籍化の営業をあちこちで進めているらしい。 著者にお願いして資料を見せてもらったが、紙のをスキャンして文字起こしをし、再度ePUBデータをつくるというもの。表紙は新たに作り直し、できた電子書籍をアマゾンへ出品、1冊ごとに著者へ7割が返ってくるという仕組みが提案されていた。 価格は6ケタにいかないぐらいだという。 こちらからは、自社内に印刷

  • 放射線問題に見る科学リテラシー | 版元ドットコム

    2018/09/08 多田将『放射線について考えよう。』(明幸堂)刊行記念 放射線問題に見る科学リテラシー難解なテーマをわかりやすく解説することで人気の素粒子物理学者・多田将さんが最新刊で取り上げたのは、これまで史上もっとも難解な「放射線」。 理解する上でどうしても必要となる物理学の基礎知識から、順を追って、丁寧に解説していく書は、多田将さんのある危機感から執筆されました。 それは現代における「科学リテラシーの欠如」です。 なぜそんな情報に騙されてしまうのか?? その原因は、定量的に考えていないから、です。 定量的に考えるために必要な、科学リテラシーについて、お話しします。

  • 戦地巡歴 井上 佳子(著) - 弦書房

    紹介 小さな家族の歴史と記憶――日のどこにでもある家族の戦争と戦後がここにある。 著者は、昭和13年に中国で戦死した祖父の日記に静かに耳を傾ける。名誉ある戦死をとげねば故郷の家族に迷惑がかかる、だから「戦争は家族のためですよ」と言った元日兵や「軍隊は軍隊を守るために存在する」と言い放った元日兵の言葉に衝撃をうける一方で、祖父が戦死した中国の現地へも取材を試みる。当時を知る中国人たちの肉声から耳をそらさず正面から受けとめる。平和を生き抜くための言葉を祖父の声=日記と中国現地の人々の暮らしの中に探す、心の旅の記録。 目次 Ⅰ わが祖父の日記のこと Ⅱ 正直に生きる―出征前夜(昭和五年から十三年) ・昭和五(一九三〇)年の日記 招魂祭/麦蒔き/米相場 ・昭和七(一九三二)年の日記 召集される若者たち/春の野良/愛するツギさらば ・昭和八(一九三三)年の日記 砂漠の中のルビー/百姓の手/我が

    戦地巡歴 井上 佳子(著) - 弦書房
  • 皓星社二代目を引き継ぐにあたって (皓星社 晴山 生菜) | 版元ドットコム

    昨年2017年9月、株式会社皓星社の創業者・藤巻修一より社長職を引き継ぎ、二代目になりました。 現在は藤巻と私の共同代表制で、藤巻は会長、私が社長です。これから数年をかけて、日常業務を行いながら経営面の引き継ぎをしていきます。いってみれば、私は今「社長見習い」のようなものです。 私が最後にこの版元日誌を書いたのは2015年6月、ちょうど2年ほど前のことです。自分が会社を継ぐことになろうなどとは、夢にも思っていませんでした。この間のことを、少しく書き記しておきたいと思います。 ◆雑誌記事索引データベース「ざっさくプラス」のこと 前の版元日誌「三つの代名詞」は、出張先の新潟で書いていました。出版と同時に、弊社では「ざっさくプラス」というデータベースを製作・運営しており、その営業に出ていたのでした。自社の仕事を面白いと思い始めたのは、実はこのデータベース事業に関わり始めてからでした。 「ざっさく

  • 嫌な感じ。 (藝華書院 岸本 健治) | 版元ドットコム

    書店が椅子を用意して立ち読みよりも座ってお読みくださいを始めたのは、ジュンク堂が最初でもう15年以上になるだろうか。それに追随する書店もあり、サービスの一環として定着している。ただ私はどうしても違和感を覚える。このサービスに対してもだが、座ってを読んでいる輩に対してである。 この神経は一体何なのか。昔は貸屋があったし今は充実しているとは言えないが図書館がある。貸屋・図書館は書籍を購入してから公開しているので文句はないだろう。だが書店の「」は買い切りなら屋の物だが委託なら出版社のものである。日の場合大半が委託だろう。ならば書店も読者も勘違いしてないか。話は変わるが、以前ベストセラー作家が束になって図書館のベストセラー複購入に対し反対しているのを目にした。私からすれば図書館を買っているのでいいじゃないかと思う。図書館に対し反対するのであれば、書店で座り込んでを読む輩や書店に

    wackunnpapa
    wackunnpapa 2018/06/20
    この筆者足腰の弱いひと,体力の衰えたひとには本を売る必要がない,本を読んで貰う必要もない,とお考えなのだな。
  • 版元ドットコム会員集会2018報告「版元ドットコムは楽しいよ!」 (堀之内出版 小林 えみ) | 版元ドットコム

    2018年6月5日、版元ドットコム会員集会が開催されました。 楽しい!役に立つ!版元ドットコム会員集会についてご報告いたします。 まずは版元ドットコムからの報告。 (一番大事な)会計報告。健全経営です! そして版元ドットコムの一年の振り返り。会員が増えてる! 書誌情報も増えてる! 色んな機能があって便利だよ!イェイ! ここまで読んで「あ、版元ドットコムが何をしているのか知りたい!」と思った方はぜひ月に1度開催されている「版元ドットコム活用入門」へどうぞ(「お知らせ」で開催情報を確認できます)。 そして今年のゲストトークは、元書店員で、さまざまな書籍を紹介する「屋でんすけ にゃわら版」で有名な「かいぬし」さん(でんすけの制作者さん)がスピーカーでした。 私もそうですが、中小企業、独立系の版元は営業経験がない編集者が兼業営業をしていたり、自己流営業の方も多いのではないでしょうか。 図々しいと

  • 内モンゴルから見た中国現代史 ボヤント(著) - 集広舎

    紹介 日人に伝えたい戦後の内モンゴル東部地域の姿。 旧満州国に属し、日と協力し合った内モンゴル東部地域のモンゴル人たちは、 新中国建国後、土地、宗教、文化、そして民族の誇りを奪われた。 旗や村の末端単位でフィールド調査を敢行。 公文書と証言から実態を明かす!! 目次 序 研究する地域/ 研究方法/ 研究構造など 第一章 中国「民族区域自治制度」に関する幾つかの問題 自治とは何か / 中国における「民族」の概念及び「少数民族」の認定/ 中華 人民共和国憲法と「民族区域自治法」/「民族区域自治制度」と「民族区域自治法」 第二章  ホルチン左翼後旗における土地改革 後旗の歴史的背景/ 中国共産党と国民党勢力の後旗への浸透/ 後旗における土地 改革/「反革命鎮圧」と「三反運動」 第三章  後旗における社会主義改造と民族 農牧業に対する「互助組」・「合作社」の成立/「 互助組」・「合作社」が生み

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  • さらば、ヘイト本! 大泉 実成(著) - ころから

    初版年月日 2015年5月 書店発売日 2015年5月20日 登録日 2015年4月21日 最終更新日 2015年5月19日 紹介 他民族を嘲笑したり、排外主義を煽る「ヘイト」は、すでにオワコン(終わったコンテンツ)となっている。 しかし、それらがどのようにして量産されたかを明らかにせずに、「再燃」を防ぐことはできない。 出版業界に生きるジャーナリストたちが、自ら立ち上がり、そのカラクリを暴くーー 目次 はじめに 嫌韓反中ブームを蘇らせないために 第1章 嫌韓誘導記事を量産した編プロ社員が語る「責任」(木村元彦) 第2章 「ガロ」から「大嫌韓時代」へーー(大泉実成) 第3章 花田編集長は「ヘイトというほうがヘイト!」と逆ギレした(梶田陽介) 第4章 検証・『関東大震災「朝鮮人虐殺」はなかった』(加藤直樹) 第5章 「ヘイト」羊頭狗肉度ランキング(ころから編集部) 第6章 『マンガ大

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  • 柏にあった陸軍飛行場 上山 和雄(編著) - 芙蓉書房出版

    紹介 つくばエクスプレス開通などで急速に開発が進む千葉県柏市「柏の葉」周辺には、戦前、帝都防衛の拠点として陸軍柏飛行場があった。 米軍のB29に対する秘密兵器として開発されたロケット戦闘機「秋水」の基地となったこの地域に、今も残る戦争遺跡を調査した市民グループによる活動記録。 目次 第一章 飛行場開設前の柏と田中 〔上山和雄〕 第二章 帝都防衛と柏飛行場 1.戦局の推移と柏飛行場〔栗田尚弥〕 2.柏飛行場の整備〔櫻井良樹〕 第三章 「秋水」と柏飛行場 〔柴田一哉〕 1.有人ロケット「秋水」の開発/2.「呂号燃料」と柏/3.「秋水」燃料貯蔵庫の発見/4.「秋水」と学徒出身空中勤務者(パイロット) 第四章 市域と周辺の軍関連施設 1.高射砲第二連隊と現存する建物〔栗田尚弥・浦久淳子〕 2.第四航空教育隊(東部一〇二部隊、紺五七二部隊)〔栗田尚弥〕 3.松戸飛行場と藤ヶ谷飛行場〔栗田尚弥〕 4.

    柏にあった陸軍飛行場 上山 和雄(編著) - 芙蓉書房出版
  • 西日本出版社:書店ファックス「二宮金次郎とは何だったのか」 | 版元ドットコム

    あかり舎:書店ファックス「スケッチ練習帖」 - 2024/06/17西日出版社:書店ファックス「しまなみ海道2024夏」 - 2024/06/14SCRAP出版:書店ファックス「『ミステリー写真集』『謎図鑑』重版のご案内」 - 2024/06/14あいんしゅりっと:書店ファックス「ウェルギリウスの死 重版出来」 - 2024/06/14五月書房新社:書店ファックス「新刊のご案内『いまからあなたの黒歴史を白歴史にする行動術 さあ、人生をひっくり返そう。』」 - 2024/06/13花鳥社:書店ファックス「寝殿造の仕組みと宮中の行事」 - 2024/06/13英明企画編集:書店ファックス「『農業と経済』90巻2号(2024年春)」 - 2024/06/13ライフサイエンス出版:書店ファックス「伴走者は落ち着けない 週刊新潮書評」 - 2024/06/12読書人:書店ファックス「『世界で最高!

  • プロパガンダの文学 五味渕典嗣(著) - 共和国

    目次 はじめに 1. 書の視角 2. 対象・方法・議論の射程 3. 書の構成 第1章 プロパガンダとしての文学:戦記テクストの情報戦争 1. 交差するテクスト 2.「生きてゐる兵隊」事件の問題性 3. プロパガンダとしての『麦と兵隊』 4. 戦記テクストの情報戦争 第2章 文学・メディア・思想戦:〈従軍ペン部隊〉の歴史的意義 1.〈従軍ペン部隊〉とは何だったのか 2. 武漢作戦の宣伝戦略 3. 思想戦と文学者 4.〈従軍ペン部隊〉の歴史的意義 第3章 戦場を書く文体:戦記テクストの戦場表象 1. 問題の所在 2. 戦場を書く文体 3. 制約と変形 4. テクストの破綻 第4章 スペクタクルの残余:戦記テクストにおける想像力の問題 1. 禁じられた記憶 2. 記憶の動員 3. スペクタクルの残りのもの 第5章 曖昧な戦場:戦記テクストにおける他者の表象 1.〈敵の顔〉の不在 2. 戦場の

    プロパガンダの文学 五味渕典嗣(著) - 共和国
  • 公共図書館の冒険 柳与志夫(著/文 | 編集) - みすず書房

    紹介 今とは違う、別の公共図書館がありえたのではないか、それが書を生み出す母体となった研究会メンバーの共通の思いだった。近代公共図書館が欧米で成立してからまだ200年もたっていない。我が国においてある程度普及してきたのは100年程度の話だ。一般の人々や図書館関係者の間で公共図書館像の揺らぎがあっても何の不思議もない。近年の指定管理者問題や無料貸屋論争を見ていると、そもそも公共図書館という制度は日に根づいているのだろうか、という疑問もわいてくる。その一方で、書店や出版をテーマとすると並んで、図書館に関するが次々と出版されている。そこにはさまざまな背景を持つ人々の図書館に対する期待や不満、理想が込められているのだろう。残念ながらそれに対して、図書館界から、これからの新しい公共図書館像が提示されているようには思えないのである。そして、私たちが、その解決のヒントを得ようとしたのが、我が国

    公共図書館の冒険 柳与志夫(著/文 | 編集) - みすず書房
  • 奈良・大和を愛したあなたへ 千田 稔(著) - 東方出版

    目次 拝啓 伊藤博文様…対山楼と六松庵 拝啓 岡倉天心様…奉行所跡の風景 拝啓 正岡子規様…柿をむいた女性 拝啓 夏目漱石様…墨の香や 拝啓 島崎藤村様…西行上人に導かれ 拝啓 森鴎外様…奈良五十首 拝啓 関野貞様…平城京研究の父 拝啓 喜田貞吉様…法隆寺再建論 拝啓 吉田東伍様…図書館卒業 拝啓 エルウィン・ベルツ様…奈良を愛したドイツ人医師 拝啓 會津八一様…奈良の風光と美術を酷愛 拝啓 幸田露伴様…葛城から吉野をめぐる 拝啓 中江兆民様…川、湖への厳しいまなざし 拝啓 与謝野晶子様…当麻寺についての誤謬 拝啓 林芙美子様…考古学者森六爾氏とパリで 拝啓 ウイリアム・ゴーランド様…測量と写真撮影による古墳調査 拝啓 西条八十様…つれなきひとを思はんや 拝啓 滝井孝作様…三月に降る雪 拝啓 ブルーノ・タウト様…奈良の範に倣ってこそ 拝啓 北見志保子様…歌曲「平城山」 拝啓 徳富蘆花様…

    奈良・大和を愛したあなたへ 千田 稔(著) - 東方出版