新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で京都府福知山市立図書館は休館しているが、その代わりに移動図書館が活躍している。要望のあった自治会や小中学校、幼稚園、福祉施設などに約2千冊を積んだ自動車で訪れ、外出自粛をしている子どもや地域住民らに、様々な種類の本を届けている。 移動図書館は4月末から休止していたが、12日から再開した。 移動図書館車は「うぐいす号」「さつき号」の2台があり、市内37カ所を毎月1回ずつ、手分けして巡回している。緊急事態宣言を受け、利用を見合わせる施設もあるが、ほとんどの施設は「本に触れる機会に」と利用していて、図書館側もしっかりと感染予防対策をしている。 18日に巡回があった平野町の成仁幼稚園(芦田祐子園長)では、年長、年中の園児が順番に利用した。毎月1回の楽しみで、園児たちは移動図書館車を見ると大喜び。可愛い動物やクイズなどが載った絵本を1人1冊ずつ借りた。年少