授業料改定及びそれと組み合わせて実施する学生支援拡充の方針に関して決定しました。また、今回の決定に関して総長のメッセージを公表します。 令和6年(2024年)9月24日 東京大学
2024年6月21日(金)夜に生じた安田講堂への侵入事案について、SNS等で情報が錯綜していますが、「大学が学生を排除するために警察を導入した」等の内容は誤った情報です。 今回の警察への通報は、学生を含む複数名が、午後10時30分頃、安田講堂正面玄関以外の出入り口から侵入し、制止しようとした警備員が怪我を負ったことによるものです。学生の抗議活動の排除を要請した事実はありません。 警備員は打撲等により、全治約1週間の怪我と診断されています。 安田講堂は、常時入館者を管理しており、夜分に許可を得ずに侵入するような行為は認められません。 引き続き、事実関係の調査を進め、必要な対応をとって参ります。 令和6年(2024年)6月25日 東京大学
2024年6月21日(金)夜、学生を含む複数名が本学施設(安田講堂)内に侵入し、制止しようとした警備員が怪我を負ったことにより、警察に通報する事態が生じました。 このような事態に至ったことは大変遺憾であり、今後事実に基づき必要な対応をとって参ります。 令和6年(2024年)6月22日 東京大学
現在、本学の授業料に関するさまざまな報道がなされています。すでに「決定」されたかのような不正確な情報もありますので、本学での検討状況について、あらためてお伝えしたいと思います。 東京大学では、これまでUTokyo Compassで掲げた理念にもとづき、ダイバーシティ&インクルージョンの実現、情報活用環境の高度化をはじめ、教育研究環境の充実に努めてきました。国からの運営費交付金や授業料収入など、限られた財源を活用して、教育研究環境の充実に加え、設備老朽化、物価上昇や光熱費等の諸費用の高騰、人件費の増大などに対応せねばなりません。学生の学習環境を維持・改善する費用を安定的に確保するため、過去3年にわたりさまざまな施策に取り組んできました。そうしたなかで国立大学法人化以降20年間据え置いてきた授業料についても、その改定を検討しています。ただし、もし値上げをする場合には、経済的困難を抱える学生への
1983年に立ち上がった埋蔵文化財調査室で、約40年にわたって学内の発掘調査を担当してきました。江戸時代に加賀藩の江戸屋敷が置かれていた本郷キャンパス。建物の改修や建設の度に学内各所で行われてきた発掘調査によって、その広壮な加賀藩邸の姿が明らかになってきました。 2013~14年に総合図書館前広場(アカデミックコモンズ地点)の工事に伴い行った発掘調査では、井戸、排水溝、便所の遺構が発掘されました。1827年に第11代将軍徳川家斉の二十一女・溶姫が、前田家13代斉泰に嫁いだ時に建てられた溶姫御殿の最奥部にあたる場所です。 御殿の正門である赤門から奥に広がる約5,200坪の広大な御殿でした。特に長局ながつぼねは、大奥と同じレイアウトで、その「三ノ側長局」、「三ノ側続長局」という女中が居住していたエリアから5基の便所が出土しました。土を掘り、その中に木桶を埋める構造でした。便槽は2基が対になって
男性・女性の違いを説明する際に「男性脳・女性脳」という表現が使われることがあります。「男性脳・女性脳」は科学的な根拠に基づく概念なのか、単純化された言説はなぜ問題なのか、認知神経科学者の四本裕子教授(総合文化研究科)に聞きました。 多次元的なヒトの脳 ── 「男性脳・女性脳」という概念に科学的根拠はあるのでしょうか? 「男性脳・女性脳」の概念は、性別による脳の違いについて言及したものですが、そもそも「性」とは非常に多元的な概念です。社会的・文化的に定義される「性」(ジェンダー)が多様であるように、生物学的に定義される「性」(セックス)も複雑です。生物学的に定義される「性」には、遺伝的な染色体で決まる「性」、精巣や卵巣で決まるホルモンの分泌と関係する「性」、セクシュアル・フェノタイプと呼ばれる表現型の「性」などがあり、人によってはそれらが必ずしも全て一致するとは限りません。一方で、男性・女性
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと 東京大学を志望する皆さんには、アドミッション・ポリシーにも明示されているように、本学に入学するまでに、できるだけ多くのことを、できるだけ深く学んでほしいと思います。以下、本学を受験しようと考えている皆さんに向けて、高等学校段階までの学習において、特に留意してほしいことを教科別に掲げます。 【国語】 国語の入試問題は,「自国の歴史や文化に深い理解を示す」人材の育成という東京大学の教育理念に基づいて,高等学校までに培った国語の総合力を測ることを目的とし,文科・理科を問わず,現代文・古文・漢文という三分野すべてから出題されます。本学の教育・研究のすべてにわたって国語の能力が基盤となっていることは言うまでもありませんが,特に古典を必須としているのは,日本文化の歴史的形成への自覚を促し,真の教養を涵養するには古典が不可欠であると考えるからです。このような
企業の皆様には学生の就職に関して平素よりご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。 さて、2024年度卒業・修了予定者の就職・採用活動時期については、学生の学業への配慮を十分に行うことを前提に昨年同様となりました。3月に発表されました政府による指針を受け、就職問題懇談会から各大学に出された「申合せ」の内容を基本として、本学も対応してまいる予定です。 一方で、本学には、本学の教育理念によって育成した学生を社会に送り出すという使命と責任があります。この本来果たすべき使命と責任を成し遂げるためには、就職活動中また内定後であっても、勉学・研究活動等の学修環境を確保することが極めて重要と考えております。 そこで、就職問題懇談会の趣旨を踏まえ、本学として皆様へのお願いの文書を作成させていただいた次第です。 採用選考活動ならびに内定後の(入社前の)事前課題、研修等により、学生の学修環境を損なうことのないよう
国立大学法人東京大学が公募した「東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター(VMC) 2階ベランダ」(以下「動物医療センターベランダ」)のネーミングプランに、いなばペットフード株式会社が協賛し、ベランダの愛称について定める協定を締結しました。 協賛期間は2023年1月から2027年12月まで、動物医療センターベランダの名称は「ちゅ~る広場」です。 動物医療センターは、二つの大きな使命を担っています。その一つは獣医系の学生や研修医などに対して獣医学教育を行うこと、すなわち教育病院としての役割です。もう一つは、二次あるいは三次病院として高度医療を主とした獣医療を提供することで、病に苦しむ動物たちを助け、その動物たちと強い絆で結ばれた飼い主に安心と精神的安らぎを与え、社会に貢献することです。今般、こうした動物医療センターの使命、教育研究活動に賛同する民間企業等との連携機会を拡大し、本
『東京大学百年史』のUTokyo Repositoryでの公開について 『東京大学百年史』を東京大学学術機関リポジトリUTokyo Repositoryで公開しました 東京大学創立百年(1977年)の記念事業の一つとして刊行された『東京大学百年史』(全10巻)を、本学の学術成果物を集積し広く一般に公開する学術機関リポジトリ UTokyo Repositoryで全巻公開しました。 『東京大学百年史』はこれまで、ウェブサイト上では目次のみを公開していましたが、東京大学百五十年史編纂準備の一環として全巻のデジタル化が実施され、利便性を考慮した「しおり」付け作業(以下参照)等も行われました。 その成果物を、文書館及びUTokyo Repositoryを運営する情報システム部情報基盤課学術情報チーム、附属図書館の協働で公開しました。 UTokyo Repositoryでの公開 『東京大学百年史』公開
東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)では定期的にオープンセミナーを行い、HMCフェローの先生方の研究成果を発信しております。今回は第71回目のセミナーとなります。ご関心ある皆様のご参加をお待ちしております。 講演者:岩切信一郎(國學院大學大学院講師・美術史家) 企画・司会:出口智之(東京大学大学院総合文化研究科准教授) 概要 私の研究は、画家・版画家・装幀デザイナーであった「橋口五葉」への関心から始まっています。夏目漱石の一連の著書の装幀、あるいは今日、国際的に知られる「新版画」にあっても知られている訳ですが、その五葉の画業や仕事を探求する内に、背景にある明治期のデザインや印刷、時代の美術や文化の変遷へと好奇心を深めていきました。そして機会を得てまとめたのが『明治版画史』でした。今回は、文芸を商品化する上で重要な近代印刷、および文芸を包む製本・装幀、さらにこれらの変遷について具体例
学生の皆さんへ 理事・副学長メッセージ ~来年度の授業について~ 本学では、令和2(2020)年度の授業に関し、新型コロナウイルス感染症の影響に対応するため、Sセメスター(S1ターム・S2ターム)においては原則としてオンラインで実施してきました。また、Aセメスター(A1ターム・A2ターム)では、引き続きオンラインでの授業を進めながら、初修外国語(前期課程)、実験・実習や少人数ゼミ、実技を伴う授業など、オンラインでは十分な教育効果が見込めないと判断される授業については、数は多くありませんが、十分な感染防止対策を講じた上で、可能な限り対面授業を取り入れながら教育活動を進めています。併せて、大学の施設を利用して行う卒業研究や大学院の研究などはキャンパスの中で実施しています。 このような情況下で、学生の皆さんがオンライン授業についてどのように受け止めているかを把握するため、Sセメスター終了後に学
東大の活動制限指針をレベル2(制限-中)に引き上げ 東京大学の学生・教職員のみなさまへ 先週末から、東京都では一日の新型コロナウイルス感染者の数が100人を超えております。今後も急速な感染の広がりが予想されるため、東京大学はキャンパスにおける活動制限をさらに厳格化いたします。 具体的には、「新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京大学の活動制限指針*」(令和2年4月3日発表)を、レベル2(制限-中)に引き上げます。 レベル2では、みなさまに以下の制限のご協力をお願いします。 研究活動のためのキャンパス構内への立ち入りは、現在進行中の実験・研究を継続するために必要最小限の研究室関係者のみの立ち入りが許可されます。立ち入る研究室関係者は現場での滞在時間を減らすとともに、それ以外の研究室関係者は自宅での作業をしてください。なお、研究室内で1人だけで実験・作業することは、大変危険ですので禁止しま
学生のみなさんへ ~夏学期を迎えるにあたって~ 新型コロナウイルス感染が急拡大するなかで、新年度の夏学期の始まりを迎えました。 東京大学としての対応については、3月18日に公表した教職員・学生のみなさんへのメッセージで、「4月からの新学期授業は学事暦通りに行う」「対面での講義は最小限とし、オンライン化を奨励し推進する」「新学期の開始時に、教員および学生に対してのオンライン授業のガイダンスと試行を行う」ことを決定し、お知らせしました。その後、春休み期間中に海外渡航をした教員・学生が相当数に上るという実態が把握され、東京大学のキャンパスでの研究教育活動が、感染拡大の場となることが大変危惧されています。 このような状況のもとで、学生のみなさんの健康と安全を確保するためには、授業の全面オンライン化が不可欠であると判断しました。そこで、3月31日付けの松木理事・副学長からのメッセージで、「4月以降に
学生の皆さんへ 新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策について、去る3月18日、本学HPに掲載した「総長メッセージ」において、「対面での講義は最小限とし、オンライン化を奨励し推進する」との方針を掲げておりましたが、最近の急激な感染者数の増加や、3月25日の東京都知事による外出自粛要請等を踏まえ、見直しを検討してまいりました。その結果、皆さんの安全確保を最優先するために、4月以降に開講する授業は、当面の間、インターネットを活用した授業(オンライン授業等)のみで開講することとします。 したがって、学生の皆さんは、自宅や実家等で授業を視聴することとし、外出はできるだけ控えるようにしてください。 開講する授業の詳細については、UTAS掲示板や各学部・研究科等HPを確認してください。なお、情報はUTAS掲示板や各学部・研究科等HPの一方しか掲載されない情報もありますので、必ず両方の情報を確認するよう
東京大学は、大学院情報学環 大澤昇平特任准教授(以下「大澤特任准教授」という。)について、以下の事実があったことを認定し、1月15日付けで、懲戒解雇の懲戒処分を行った。 <認定する事実> 大澤特任准教授は、ツイッターの自らのアカウントにおいて、プロフィールに「東大最年少准教授」と記載し、以下の投稿を行った。 (1) 国籍又は民族を理由とする差別的な投稿 (2) 本学大学院情報学環に設置されたアジア情報社会コースが反日勢力に支配されているかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿 (3) 本学東洋文化研究所が特定の国の支配下にあるかのような印象を与え、社会的評価を低下させる投稿 (4) 元本学特任教員を根拠なく誹謗・中傷する投稿 (5) 本学大学院情報学環に所属する教員の人格権を侵害する投稿 大澤特任准教授の行為は、東京大学短時間勤務有期雇用教職員就業規則第85条第1項第5号に定める「
平成31年度東京大学学部入学式 祝辞 ご入学おめでとうございます。あなたたちは激烈な競争を勝ち抜いてこの場に来ることができました。 女子学生の置かれている現実 その選抜試験が公正なものであることをあなたたちは疑っておられないと思います。もし不公正であれば、怒りが湧くでしょう。が、しかし、昨年、東京医科大不正入試問題が発覚し、女子学生と浪人生に差別があることが判明しました。文科省が全国81の医科大・医学部の全数調査を実施したところ、女子学生の入りにくさ、すなわち女子学生の合格率に対する男子学生の合格率は平均1.2倍と出ました。問題の東医大は1.29、最高が順天堂大の1.67、上位には昭和大、日本大、慶応大などの私学が並んでいます。1.0よりも低い、すなわち女子学生の方が入りやすい大学には鳥取大、島根大、徳島大、弘前大などの地方国立大医学部が並んでいます。ちなみに東京大学理科3類は1.03、平
平成30年度東京大学卒業式 総長告辞 本日ここに学士の学位を取得し、卒業式を迎えられた10学部、3,017名の卒業生のみなさんに、東京大学の教職員を代表して心からお祝いを申し上げます。また、この日にいたるまで、長い年月、みなさんの成長を支えてこられたご家族の皆様方のご苦労に対し、敬意と感謝の意を表します。本学が送り出した卒業生は、みなさんを含め合計286,106名となりました。1989年1月に始まった平成という時代が今、幕を閉じようとしています。みなさんは平成最後の卒業生として、本学を巣立つことになります。 今からちょうど4年前の2015年4月、私は東京大学総長として初めての入学式に臨みました。みなさんの多くも新入生として、同じ式に出席されていたと思います。その席で私がみなさんに伝えたメッセージの中に、「多様性を活力とした協働」という言葉がありました。覚えているでしょうか。 それから僅か4
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと 東京大学を志望する皆さんには、アドミッション・ポリシーにも明示されているように、本学に入学するまでに、できるだけ多くのことを、できるだけ深く学んでほしいと思います。以下、本学を受験しようと考えている皆さんに向けて、高等学校段階までの学習において、特に留意してほしいことを教科別に掲げます。 【国語】 国語の入試問題は,「自国の歴史や文化に深い理解を示す」人材の育成という東京大学の教育理念に基づいて,高等学校までに培った国語の総合力を測ることを目的とし,文科・理科を問わず,現代文・古文・漢文という三分野すべてから出題されます。本学の教育・研究のすべてにわたって国語の能力が基盤となっていることは言うまでもありませんが,特に古典を必須としているのは,日本文化の歴史的形成への自覚を促し,真の教養を涵養するには古典が不可欠であると考えるからです。このような
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