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ブックマーク / essa.hatenablog.com (28)

  • 「上級国民」の失敗としてのEU離脱 - アンカテ

    専門知識と利害の反するプレイヤーが無数に絡みあった大きな決断を、たくさんの人を巻き込んで行なうということの、一番の成功がスマフォで、一番の失敗がイギリスのEU離脱だと思う。 「政治とビジネスをこんなふうにごっちゃに論じてはいかん」と言う人もいるだろうが、「EU離脱」は当に政治的なテーマなのだろうか?特に、経済や治安は「一同でこういうことに決めましたから後はヨロシク」と簡単に言えるもんではなくて、「ヨロシク」と言った後にややこしい話がいっぱいある。少なくとも政治と別の何かがからみあった問題だ。 そして、スマフォをこうするという決断は、ビジネスや技術であると同時に政治でもある。みんなもう忘れかけていることだが、携帯電話は今のような一枚のガラス板ではなかった。ボタンやランプやスイッチでごちゃごちゃしていて、携帯電話のフォルムは千差万別だった。 小型のインターネット端末には、多くの可能性と同時に

    「上級国民」の失敗としてのEU離脱 - アンカテ
    wacok
    wacok 2016/06/27
    「上級国民」でも叩かれる人と叩かれない人の差はなんなのか。言ったもんがちなのか。
  • エンブレムデザインにおいて顧客側の代表者に求められること - アンカテ

    よくわかる、なぜ「五輪とリエージュのロゴは似てない」と考えるデザイナーが多いのか?(深津貴之) - 個人 - Yahoo!ニュース これは素晴しいエントリで、特に、対象を絞って書いているのがいいと思います。おかげでロゴデザインが、素人には簡単に口を出せない複雑な作業であることは、よくわかりました。 それで、思ったのは、企業の依頼でこれをやる時、顧客側の担当者が大事だろうな、ということ。 ここで解説されているような、デザインのコンセプトやプロセスとかがわかってて、デザイナーサイドとそのレベルの話ができないとだめ。しかも、決まって類似意匠の調査が終わるまで絶対に外に出せないとしたら、少数精鋭じゃないとだめですね。 そして、それ以上に大事なことは、クライアントの意向や判断を代表できる人であるということですよね。それが担保されてなければ、せっかく苦労して決めたものが、社長のツルの一声でひっくりかえ

    エンブレムデザインにおいて顧客側の代表者に求められること - アンカテ
    wacok
    wacok 2015/09/08
    ロゴデザインの巨匠松永真さんは「1000人に影響力をもつ1人が良いというものを作れ」と言っていて今までデザインはそういうものだったけど、今後はそうはいかないのかなと思っている。
  • 文教族が専門知を評価しないで利権を失うの巻 - アンカテ

    オリンピックのエンブレム問題も競技場問題も、関係者が何か喋るたびに炎上している。どちらも根は文教族の利権だろうが、不思議なことは、利権の中の人たちが危機管理の専門家を呼ばないことだ。 危機管理の専門家と知財の権利処理の専門家と、あとできれば、ネットの炎上に詳しい人、3人専門家を呼んで対策チームを作って、収拾のストーリーをまとめて、関係者に注意点をレクチャーしておけば、こんなことにはならないだろう。 協賛してみかじめ料を払わされている一流企業はたくさんいて、その多くは、そういうジャンルの専門家を抱えているだろう。予算はたくさんあってコネもあるのだから、作る気があれば簡単にエキスパートチームを作れるはずだ。 なぜそうしないのか、ここからは完全な想像なのだが、利権の人は専門家や彼らが持つ知の体系を軽視しているか嫌いなのか、その両方なのではないかと思う。なぜなら、体系化された知は人と人のつながり

    文教族が専門知を評価しないで利権を失うの巻 - アンカテ
  • 10000人対1人のウォーリーを探せ - アンカテ

    「小学4年生」でないことを証明していくツイッターの集合知が凄い - さまざまなめりっと という記事を読んでいて、自分が昔書いた記事を思い出した。 ネットの中で何かをするということは,ある意味で負けることが決まっている勝負に挑むようなものです。(中略) それは,1万人対1人で「ウォーリーを探せ」をやるようなものです。 ある主張の中の論理の穴や,あるメッセージの中に含まれた誤解の可能性がウォーリーだとしましょう。書く側,発信する側は一人きりでその穴を探して埋めていくわけですが,読む側,受け取る側は何千人,何万人といて,そのうち誰かは先にウォーリーを見つけてしまうわけです。 ネットが万能だとは思わないが、問題の形によっては、すごい力を発揮する。上の記事に引用されたツィートを見ていると、フォントとか妖怪ウォッチとか、世の中には自分には思いもよらないことに着目する人がいるものだと感心してしまう。 指

    10000人対1人のウォーリーを探せ - アンカテ
    wacok
    wacok 2014/11/27
    今後の彼の行く末について16パターンくらい予想してみたんだけど20歳という年齢は人生の選択肢について圧倒的なポテンシャルがあってそのことを本当に理解してほしいなと野次馬は勝手に思った。
  • 「チンポジ」によるM1破壊 - アンカテ

    「笑い飯」またも悲願のVには届かずということですが.... 笑い飯は「記録」より「記憶」に残る漫才をしたかったんだよ 眠たくて目を閉じる。「チンポジ」最中、審査員の『あーあーあー解るけど、ソレは無理』って苦笑を思い出して涙出る。だってみんな感じたやろ!彼らが一番楽しそうだったこと。彼らが一番「アホやなぁ」と愛された瞬間。止まらないんだよ、涙が!そして、審査は間違っていないことがやるせないんだ。 冷静に考えると、「10年間の最後に念願の初優勝」とかいう陳腐な筋書きより、最後にチンポジでチャンスを台無しにした、という方が芸人としておいしいな。カッコよすぎる 西田「一枚目のテストで100点取って、二枚目でウンコ書いて提出してん」www やがて、初音ミクのお笑いバージョンみたいなソフトが出てきて、3DCGの合成画像の漫才とか出来るようになるかもしれないけど、そうなったとしても「チンポジ」は無理でし

    「チンポジ」によるM1破壊 - アンカテ
  • 原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテ

    人は海外からやってくる危機には敏感に反応する。原油高とか円高とか新型インフルエンザとかはよく報道されるし、政府の対策が不適切だったら批判も高まる。 私は「成長戦略」として語られている問題も来は、そういう種類の問題だと思う。 しかし「成長戦略」という言葉はヌルい。ヌルすぎる。なんか、やってもやらなくてもどうでもいいけど、やるとちょっとボーナスが増えるみたいから、気がむいたらちょっとやってみるか、みたいな感じ。 当は、これは原油高に匹敵するような日にとって大きな問題だと思う。原油は間接的にあらゆる製品の材料になっているから、原油の高騰はどんな産業にとっても大問題だ。 それと同じように、今、ホワイトカラーの労働力の単価が急激に落ちている。日は直接間接にホワイトカラーの労働の成果を海外に売ってってる国だから、これは、逆に言えば、あらゆる資源が高騰しているということだ。 「成長戦略」と

    原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」 - アンカテ
  • 2008/04/05 ちゃんと政治家を選ばないと子供が守れない時代 アンカテ(Uncategorizable Blog)

    昔はネットが無くてもやっていけた? 嘘をつけ。マジョリティはそうだったかもしれないが、マイノリティはそうじゃない。自己の中心的な属性を否定するような情報ばかりに曝されて人格形成で大きなハンディキャップを負い、無用な自己否定感を植え付けられ、あるいは自死に追い込まれてきたんだ。 そして、そのような子供に適切な手をさしのべられるほど知識のある大人は近くにはいなかった。なぜならば、マイノリティだからだ。それに対して活動している大人もそんなに地理的に近くにはいない。 インターネットの普及によりようやく、こうした子供に手をさしのべられるようになってきた。webフィルタリングは、このような子供を見殺しにしようとしている。 これは「ようやく助けることができる子供にその助けの手が届かない」という問題じゃない。 こんな法律が通ったら、マイノリティの子供は、技術的には可能なはずの助けが法律によって規制されてい

    2008/04/05 ちゃんと政治家を選ばないと子供が守れない時代 アンカテ(Uncategorizable Blog)
  • 一日一チベットリンク / Eyes on Tibet 運動 - アンカテ

    (3/30 追記) ここで提案していることについて、下記のサイトを立ち上げました。 一日一チベットリンク運動 メッセージ - 一日一チベットリンク運動 詳しくは、こちらをご欄ください。コメント、トラックバック等もそちらにお願いします。 (3/30 追記終わり) ブログを書いている人に、しばらくの間、一日に一つ、なんでもいいからチベット関係のURLにリンクしようという運動を提案したい。 別にチベットについて書く必要はなくて、エントリ体は普段通りにいつも書いていることを書いて、最後に何か一つリンクを貼るだけ。「一日一チベットリンク」か「Eyes on Tibet」と添えて。 詳しくはわからないけど、チベットのことが心配だとぼんやり思っている人は多いだろう。そういうみなさんの関心のあり方を素直に表現する行為としての、一日一チベットリンク。 もちろんしっかりと情報を見極め具体的に行動を起こすこと

    一日一チベットリンク / Eyes on Tibet 運動 - アンカテ
    wacok
    wacok 2008/03/24
    チベットと言えばバター茶だよな…とかhttp://portal.nifty.com/2008/01/30/a/
  • テレビっ子をテレビ局が逃がしてしまうのは何故か - アンカテ

    私はよくマスコミ批判をする割には根っからのテレビっ子であって、見たい番組がなくても、とりあえずテレビをつけてしまうことが多い。 テレビが日々駄目になっていることはよくわかっているので、そういう生活習慣をいつか改めなきゃならない日が来るだろうなと頭では思っているのだが、なんとなくテレビがないと落ち着かないのである。 ずっとそう思っていたのだが、タバコとテレビはやめられないまま、ここまで来てしまった。 しかし、最近、いよいよ年貢の収め時だなと感じるようになった。何となくつけているテレビがどうにも不快に感じることが多くなった。もちろん、不快な番組はいくらでもあったけど、チャンネルをいくら変えても、不快でない番組が見つからなくて、仕方なく、当に仕方なくいやいやテレビを消すことが増えてきた。 それで、これが案外つらいんですね。生活習慣を改めるというのは、思ったより大変である。何でこんな思いをしてま

    テレビっ子をテレビ局が逃がしてしまうのは何故か - アンカテ
    wacok
    wacok 2008/03/23
    朝8時から8時半が不快さのピーク。見てらんない。まあ世間はもう出勤後なのかもしれないけどさ…/通勤30分弱の上フレックスです/id:synonymous(えらいロングパス来た)教育をその時間に見ると出社拒否したくなるw
  • 利用者が自分たちの環境構築に参加するという思想の源流 - アンカテ

    自分の経験の枠組みは自分で変えられるか?というのは言いかえれば、「ユーザが自分の環境の構築に主体的に参加する」ということになると思うけど、この考え方の源流の一つとして次の話がある。 江渡浩一郎「WikiとXPをつなぐ時を超えたプログラミングの道」 (スライド、言及記事) これは、今、流行ってるソフトウエア開発の方法論の源流にクリストファー・アレグザンダーという建築家の「パターンランゲージ」という概念がどのように影響を与えたかについて解説している講演だ。 何で建築家がソフトに関係してくるかと言うと、このアレグザンダーという人は、人が集まり都市が自然に生まれてくるようなプロセスでビルを建てることができないかということについて考えた人で、そのテーマがソフトウエアと質的に関わってくるからだ。 つまり、設計者(開発者)がユーザの上に立って、上から目線で「おまえたちの欲しいものはこれだろう」と考えて

    利用者が自分たちの環境構築に参加するという思想の源流 - アンカテ
    wacok
    wacok 2008/02/02
    パタンランゲージずっと読みたいと読まねばと思ってるけど10,290円もするんだよね…うう…
  • 個人用タスク管理ツール「レビュアブルマインド」 - アンカテ(Uncategorizable Blog)

    レビュアブルマインド このたび、私が開発した、WEBベースの個人用タスク管理ツール、Reviewable Mind というソフトを公開しました。 以下の特色があります。 GTDベース タグとプロジェクトによる柔軟な管理 GTDのプロセスの中で、特にレビューを重視している オープンソース(Ruby on Rails + Amrita2 ベース) Reviewable Mind のミッションステートメント Let your mind be reviewable to keep a space for your spirit. Because your uniquness is here, an empty space connecting all your tasks and projects. 頭の中を見える化して見えないものの為の場所を用意しよう。 あなたのタスクやプロジェクトが全部つなが

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  • グラミンフォンが営利事業として成立する理由 - アンカテ

    ソルトレーク大会第1日で、男子500メートルのジェレミー・ウォザースプーン(カナダ)が34秒03の驚異的な世界記録を樹立。高速リンクで行われる北米シリーズが続くだけに、一気に33秒台に突入する可能性も出てきた。(中略) 脚の故障もあって29位に沈んだ元世界記録保持者の加藤条治(日電産サンキョー)は「当分近づけそうにない記録」と舌を巻いた。 加藤選手は、2005年の同大会で、34秒30の世界新記録を出して優勝しているのですが、その彼が「当分近づけそうにない」という凄い記録のようです。このレベルになってくると、たった0.27秒の違いが途方もない距離なのでしょう。 30秒ちょっとの中の0.3秒だから、比率にしたら約1%です。世界のトップレベルの競技の最前線は、だいたい、この1%くらいの枠の中で熾烈な競争が行なわれています。 しかし、私が明日からちょっと真面目に100mとか何か陸上でもやるとした

    グラミンフォンが営利事業として成立する理由 - アンカテ
  • 改変の連鎖とニコニコパブリックライセンス - アンカテ

    オープンソースの歴史を考える上で、GPLというライセンス文書の存在は極めて重要だと思います。そのGPLがオープンソースに果たした役割と、「初音ミク」現象においてGPLに相当するものは何か(仮称「ニコニコパブリックライセンス」)ということを考えてみました。 オープンソースの歴史を解説した良エントリがあったので、ついでにその紹介もしながら、ちょっとそのあたりの解説も試みてみました(その分長文になってしまいました)。 「初音ミク」と「初音ミクのようなもの」 デジモノに埋もれる日々: ”初音ミク” と ”初音ミクのようなもの” 1つ文脈整理として考えたいのは、 ”初音ミク” なのか ”初音ミクのようなもの” なのか という点です。(「バールのようなもの」みたいなお話ですみませんが。) たとえば、 ・初音ミクすごい! 歌手の仕事がどんどん減っていくかも! というお話と、 ・初音ミクで作った曲はレベル

    改変の連鎖とニコニコパブリックライセンス - アンカテ
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - 正規雇用の反対側

    私は、次のようなことを言っています。 これから企業の社員の生産性は上がり正規雇用につける人は少なくなる 正規雇用の外で、従来の概念に無いアーチストのような新しい仕事、新しい働き方が増える この1の部分については、反対が少ないというかむしろ同意する人が多く、反論、批判は2の部分に集中しているようです。 反論している方の未来像を私なりに(すごくおおざっぱですが)要約すると「これから正規雇用の領域には大きな革新が起こるが、その他の部分には大きな変化はなく、基的には現状通りで、少しづつ雇用と収入を奪われ先細りになっていく」という感じです。 1と2を両方否定するならまだ筋が通っているけど、2だけ否定するのは、バランスを欠いた意見のように私には思えます。社会というものは相互作用で成り立っていますから、社会の特定の部分に大きな変化があって、それが他の所に一切波及しないということは考えにくいのではないで

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - 正規雇用の反対側
  • 談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの - アンカテ

    私は、不登校児の親を支援するボランティア団体をお手伝いしていて、その関係で直接間接にいろいろなケースを見聞きする。それを直接ブログのネタにしたことは無いが、それは、子供の問題というのは千差万別で、ちょっと覗いたくらいで簡単に論じられるようなものではないからだ。 しかし、一方で、不登校の問題は家庭の問題でもあって、その切り口から見ると、むしろ実にワンパターンであると思える所がある。 ひとことで言えば、家庭の中で「お母さん」方は、実に損な役回りを押しつけられているということだ。 今時は、不登校の問題はどこでも認知されていて、単純にお母さんが孤立し途方に暮れるというようなことは無い。学校や行政からの支援は、時に的外れだったりして地域によるバラツキはあるが、とにかく様々な方策がある。夫や親族や地域社会も簡単な問題ではないことは理解していて、有形無形の援助はたくさんある。 しかし、何らかの重要な「決

    談合社会の崩壊の中で「お母さん」たちが担っているもの - アンカテ
  • 不二家捏造報道問題: バッシングでつぶしてしまえばテレビ局の勝ち? - アンカテ

    不二家は報道被害で会社をつぶされた。 不二家に問題がなかったわけではないが、テレビでの集中的な不二家バッシングにおける報道内容はほとんど事実無根で、少なくとも実際にあった問題とは質的に違う問題として取りあげられている。 TBSの捏造報道として問題になっている「賞味期限切れのチョコレート再利用」の件だけでなく、他局の報道に出てきた以下の問題は事実無根である。 3秒ルール カビの生えたケーキや床に落ちたケーキを販売 虫混入とか金属片混入とか 以下の問題は、問題の内容が大幅に変質している。 消費期限切れ牛乳の使用→(プロセスに不備があり記録から期限内の使用を立証できない) プリンの消費期限延長→(出荷前に最終検査があることを前提に厳しすぎた社内規定を緩めた) 大腸菌の検出された品を出荷した→(大腸菌群と大腸菌という専門用語の誤解で問題はない) 日々のオペレーションで全く問題の無い企業は存在しな

    不二家捏造報道問題: バッシングでつぶしてしまえばテレビ局の勝ち? - アンカテ
    wacok
    wacok 2007/04/23
    ここでD通の陰謀だ!と誰か言い出さないものか
  • 「あちら側」にハミ出すアイデンティティ - アンカテ

    ウェブ人間論 (新潮新書) このマラソン対談の中で、二人の問題意識は時に重なり時にズレているが、問題意識が重なっている所は、「ウェブ進化論」の続編あるいは解説編として普通に読めた。 しかし、私にとって面白かったのは、むしろ問題意識のズレが露になっている部分で、自分自身にとって実に意外なことに、そういう場面において私は平野さんの方に共感しつつ、それが梅田さんに伝わっていないもどかしさを感じながら読んだ。 梅田さんは、「ネットに住む」という表現で、自分の日常生活を紹介している。また、ブログをネット上に放った「分身」と表現して、多忙でオフラインの状態が続くと、「分身」に何が起こっているか気になると言っている。 私が「ズレ」を感じたのは、その「分身」のリアリティ、あるいは、そこに投影したアイデンティティのようなものが、一つの実体を持つという可能性についてだ。 梅田さんにとって「分身」はあくまで「分

  • 映像表現の「作品」性と「商品」性を制作コスト低下を前提として調和させるには - アンカテ

    YouTubeにアニメをアップロードする人に「あなたは、そのアニメが好きですか、嫌いですか」と聞いたら、何と答えるだろうか。 おそらく好きでなければそもそもキャプチャーしようとはしないので、ほとんどの人は自分が好きな作品をアップロードしているのだろう。「自分はこれをとても好きだから他の人にもぜひ見てもらいたい」と思っている人が大半なのではないか。 それに対してクリエイターの人たちはどう思うだろうか。おそらく「自分の作品を好きになってくれることはありがたいけど、あまり大量にそれをやられたらこちらの収入に関わってくるのでそれは困る」ということではないか。つまり「ありがた迷惑」だと感じている人が多いと思う。 それは何故かと言うと、多くのアニメは「作品」であると同時に「商品」であるからだ。 「作品」としての側面だけに着目すると、「これは凄いよ、ぜひみんな見てよ」というアップロードする人の気持ちと、

    映像表現の「作品」性と「商品」性を制作コスト低下を前提として調和させるには - アンカテ
  • 生産のフラット化と消費のフラット化のタイムラグ - アンカテ

    フラット化とは、生産のフラット化と消費のフラット化が違うスピードで進行することだ。 つまり、「途上国の人は先進国の人が買うものを作れる」のに「先進国の人は途上国の人が買うものを作れない」、あるいは、「途上国の人は先進国の人が買うものを作るプロセスに参加できる」のに「先進国の人は途上国の人が買うものを作るプロセスに参加できない」という状態になることが問題なのだ。 たとえば、iPodは先進国向けの製品だけど、その中にあるフラッシュメモリは発展途上国で作られる。たまたまググって出て来たSpansionというメーカーの最終試験 & 組立拠点は、バンコク(タイ)、ペナン(マレーシア)、クアラルンプール(マレーシア)、蘇州(中国)にあるそうだ。 これがiPodで使われているかどうかはわからないが、iPodという製品ができるまでの労働は世界各国に広がっていて、その中には、発展途上国の人たちも参加できる工

    生産のフラット化と消費のフラット化のタイムラグ - アンカテ
  • アンカテ(Uncategorizable Blog) - ハヤオの息子学序章

    宮崎吾郎は苦労人である。彼の経歴を見ればそれは簡単にわかる。彼は「ハヤオの息子」という難しいポジションに30年以上いるのである。 たとえば、普通の人が尋常でなく絵がうまかったら、「すごいねえ。絵うまいねえ」と言われる。しかし宮崎吾郎がうまい絵を書いても、「吾郎さん絵うまいね」と言う人はいるかもしれないが、心では「ハヤオの息子の癖にこんなもんか」と思っている。 あるいは、誰かが会社を起こして何億も稼いだら、「すごい男だ」と言われる所だが、ハヤオの息子が数億稼いでも「ハヤオの息子の癖にこんなもんか」と思われる。ジブリの興業収入くらい稼げば多少は認めるかもしれないが、「しかし奴には元手があるからな」くらいは私だったら思うと思う。 サラリーマンになって受注を取ってきても合コンで一番モテてもブログで面白いことを書いても、何をしても彼は「ハヤオの息子だから」と言われ続けるのだ。そして、彼が「ハヤオの息

    アンカテ(Uncategorizable Blog) - ハヤオの息子学序章
    wacok
    wacok 2006/08/17
    ここまで非難されている状態だと逆に観にいって「あれ結構好きかも」と思うかもしれないなあ