睡眠はエネルギーを回復するためだけのものではない。起きている間に溜まった神経活動の毒素をきれいにするという作用もあるのである。 ところが睡眠不足が常態化すると神経細胞やシナプスの接続が消えてしまうのだそうだ。そのダメージは睡眠では回復しないかもしれない。
寝不足で甘い食べ物が欲しくなるのは、脳の「前頭前皮質」と呼ばれる部分の働きによることが、マウスの実験で分かった。筑波大のミハエル・ラザルス准教授らが10日までに英科学誌イーライフに発表した。睡眠不足から肥満、生活習慣病に至る仕組みを解明し、健康的な食生活を促進するのに役立つと期待される。 睡眠には寝入りばななどの深いノンレム睡眠と、体は休んでいても脳が活動しているレム睡眠がある。これまでの研究で、レム睡眠が不足すると、食べ過ぎて太りやすくなる傾向があることが知られていた。 マウスのレム睡眠を妨げる実験を行ったところ、砂糖の主成分であるショ糖や脂質の摂取量が増加した。脳の前頭前皮質の活動を遺伝子操作などで抑制すると、脂質の摂取量は増えたが、ショ糖は増えず、糖分に対する欲求を担っていることが判明した。
睡眠と覚醒の制御に重要な役割を果たす二つの遺伝子をマウスの実験で新たに発見したと、筑波大や米テキサス大などの研究チームが2日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。睡眠と覚醒を切り替える仕組みの解明が進み、将来は人の睡眠障害の治療法改善につながると期待される。 筑波大の国際統合睡眠医科学研究機構長を務める柳沢正史教授らは、脳神経細胞などにさまざまな遺伝子変異があるマウスを生み出し、睡眠への影響を調べた。その結果、「Sik3」遺伝子が変異したマウスは睡眠時間が大幅に増え、覚醒時間が減少。「Nalcn」遺伝子の変異マウスでは、浅い眠りのレム睡眠が大幅に減少していた。 健康な人が寝ると、まず深い眠りのノンレム睡眠に入り、体は休んでいるが脳は活発に働くレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返してから目覚める。Sik3遺伝子はノンレム睡眠の必要量を決めており、Nalcn遺伝子はレム睡眠の終了に関与している
「I Heart Intelligence」で、ライターのChase Holik氏が、夜ふかしする人は早起きする人よりも賢いという内容の記事を書いています。早起きのメリットはよく書かれていますが、夜ふかしについていいイメージがある人は少ないのでは? 記事によると、夜型の人のほうがクリエイティブで、心も穏やかなのだとか。 「早起きは三文の徳」ということわざは有名ですが、早起きすることがいいことだけとは限りません。夜ふかしする人は、朝起きることが苦手な傾向にあります。でも彼らにとっては、夜の方が生産性が上がるのです。夜ふかしをする人は早起きする人よりも賢いという科学的な調査結果さえあります。 ここに、夜ふかしする人が早起きする人よりも賢い4つの理由をまとめます。 01. 既存の枠に縛られない 反発心がある夜ふかしをする人の多くは、なぜ自分が他の人よりもクリエイティブなのか分かっていません。 夜
認知症のリスクが激減 ときには死に至る病をも引き起こす睡眠不足。だが、歴史上の偉人たちのなかには、こんな人々がいる。 ナポレオン・ボナパルトは睡眠時間について、 「3時間は勤勉、4時間は常識、5時間は怠惰」 と語り、自身は夜3~4時間しか眠らなかった。 また発明王エジソンは、「睡眠は時間の浪費だ」と主張し、「4時間以上眠ると気分が悪くなる」と公言していた。 不健康で認知機能が衰えるどころか、意気軒昂で発想豊かだった偉人たち。彼らはなぜ、少ない睡眠で歴史に名を残すことができたのか。 「それは仮眠、とくにマイクロ・スリープ、日本語で言えば『瞬間睡眠』を、うまく活用していたからだろうと考えられるのです」 そう語るのは、睡眠障害の治療などに詳しく、『脳が突然冴えだす「瞬間」仮眠』(SB新書)などの著書がある、雨晴クリニック副院長の坪田聡医師だ。 「昼食後の会議などで集中力が切れると、カクッと瞬間的
長時間労働、夜勤の増加、ストレスなどから日本人の睡眠時間は年々短くなり、世界でも1、2位を争う“眠らない国”になってきている。18日の「世界睡眠デー」を前に、日本人の睡眠について考えてみた。 【世界各国の平均睡眠時間はこちら】 ●年間3兆円の損失 就寝時間について継続的な調査データがある国民生活時間調査(NHK放送文化研究所)によると、「90%以上の人が就寝する時間」は、1941年には午後10時50分だったのが、年々遅くなり2000年には、午前1時になっている。 09年の経済協力開発機構(OECD)のデータ=グラフ=では日本人の平均睡眠時間は7時間50分で、韓国に次いで世界第2位の短さ。よく寝ているフランスに比べると1時間も短い。 国立精神・神経医療研究センターの精神生理研究部部長の三島和夫医師は「日本人全体が慢性的な睡眠不足に陥っている。そろそろ限界に近づいていると思う。社会全体
2015年2月19日 6時45分 by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと カフェイン摂りすぎのデメリットについてまとめている カフェインを摂りすぎると、胃もたれや肌荒れ、血圧上昇や貧血を引き起こす 就寝前にはなるべく飲まず、コーヒーならば1日に2杯程度までが適量だという ■だけじゃない! を多く含む飲み物は?仕事が行き詰まったとき、眠け覚ましに「コーヒー」でホッと一息ついたことってありますか? コーヒーには「カフェイン」という成分が含まれており、プラスとマイナスと2つの顔を持っています。カフェインはコーヒーやコーラ、緑茶、紅茶、ウーロン茶、ココア、チョコレート、栄養ドリンクなどに含まれています。主な作用としては神経を興奮させることによって目を覚ましたり、体内に取り込まれたカフェインがカラダにたまった脂肪に働きかけ分解を促進したり、利尿作用なども効果があります。 ■肌荒れに貧血……カ
2014年10月12日 7時0分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 中年以降は寝過ぎることにも注意が必要だと、専門家が指摘している 8時間以上の寝すぎの人は、記憶力と意思決定能力が下がることが判明 糖尿病や肥満の原因につながることもあると語っている 「秋の夜長はぐっすり眠りたい!不足が肥満や糖尿病につながることは有名ですが、実は中年以降は、寝すぎにも注意が必要です。イギリスのウォーリック大学の研究によると、長いは脳を老化させるが明らかになりました」 そう話すのは順天堂大学教授の小林弘幸先生。研究では、50〜89歳の約9千人の男女を対象にと脳認知能力の関係を分析。すると、50〜64歳では、時間が6時間以下の人だけでなく、8時間以上の寝すぎの人でも、記憶力と意思決定能力が下がることが判明したという。 「さらに、65歳以上で認知機能の低下がみられたのは寝すぎの人
こんな事しなくても寝たいなら音を聞くだけでいい。外の風の音でも時計のチクタク音でも何でも構わない。周囲の音を一生懸命聞くだけでいい。音を聞くとき人間の脳の殆どの部分は停止する。だから数分したら寝てる / “いつも寝るときに考える?…” http://t.co/czvUm8SxhX — Xevra Lindich (@xev_ra) 2014, 7月 15 Twitter / xev_ra: こんな事しなくても寝たいなら音を聞くだけでいい。外の風の音で ... (c)planetchopstick 世の中眠れない人が沢山いるようなので驚くほど簡単に眠れる「xevra式導眠法」を紹介したい。 やり方はこうだ ・一生懸命微かな音を聞く 以上 家の外の風の音でも家の中の何かのモーターの音でも何でも構わないが、なるべく微かで聞こえるか聞こえないか位の音に意識を集中させる。 何も考えず、ただひたすらそ
お肌のゴールデンタイムはウソだった! 健やかな睡眠のカギを握る「メジャースリープ」とは ナショナル ジオグラフィック日本版 3月18日(火)9時47分配信 毎年3月18日は睡眠の日。これは正しい知識の普及や睡眠健康への意識を高めることを目的に、睡眠健康推進機構が定めたもので、9月3日とあわせて年2回ある。ちなみに、9月3日にした理由は「ぐっすり」の語呂合わせから。3月18日は世界睡眠医療協会が定めた3月第3金曜日の「世界睡眠デー」に合わせている。 【関連画像】レム睡眠、ノンレム睡眠、深い睡眠など、睡眠の構造の詳しい画像はこちら それでは、健康的な睡眠とはどんな睡眠なのだろうか。『8時間睡眠のウソ。』(日経BP社)の著者で、『睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン』(じほう)の編者である国立精神・神経医療研究センターの睡眠のスペシャリスト、三島和夫部長に聞いてみた。 三島さんによれば、睡眠の
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