日本マイクロソフトは2011年6月3日、小学校、中学校、高等学校におけるICTの活用について、同社の支援活動を紹介する説明会を記者向けに開催した。 同社が重要なポイントとして触れたのが、児童・生徒向けのPC。最近はスマートフォンやタブレット型端末の注目が集まっている。だが同社で公共分野の責任者をつとめる織田浩義執行役パブリックセクター担当(写真1)は、「児童・生徒がITリテラシを身に付ける際に入り口となる機器は、やはり物理的なキーボード付きのPCだ」と話す。 その理由は、「人がコンピュータを使って何かの成果物を作成する際には、フルスペックのPCがやはり適切」(同社パブリックセクター文教営業本部の小野裕一氏)なため。現状、ビジネスパーソンが書類を作成するにしても、技術者がソフト開発をするにしても、生産性を重視した活動には物理キーボードが付いたPCを使うことがほとんど。「高校を卒業してから初め