東京都港区のロシア大使館前で車を燃やしたとして、警視庁麻布署は17日、放火容疑で神奈川県海老名市下今泉の自称自営業、遠藤正文容疑者(57)を逮捕した。遠藤容疑者は自ら運転してきた軽自動車の車内に、灯油のような液体をまき散らし、手持ち花火で火を付けた。けが人などはなかった。麻布署によると、遠藤容疑者は「中国に抗議しようと思った」などと供述しているという。じゃあ、なんでロシアよ!? 【続きを読む】
ウラジオストクは遠い、だが我らの街だ (V.I.レーニン) つい先日、久しぶりにウラジオストクに帰った。その飛行機の中で、配られたロシア語の新聞にウラジオストクの戦略的発展プログラムについての記事を見つけ、目を疑ってしまった。2007年からこの研究に関わっているサンクトペテルブルクのレオンチエフスキ経済・社会研究所が出しているいくつかの提案の中に、「街の半分を中国に割譲し、この地域を租借地にする」という内容が含まれていたからだ。 それによると、中国に属する町の部分は中国ハルビン市の行政当局が管轄する行政機関を設けて町の運営に当たる。ロシアと中国の間の出入りは通関機関によって管理することを想定し、割譲期間は75年とする。もちろん、無料ではない。中国にはロシア領土の利用料として1300億~1500億ルーブルを支払ってもらうというもの。 この租借料はロシア沿海州における行政予算を数倍上回り、極東
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