0.はじめに 2011年2月、ニンテンドー3DSが発売されました。それに付随して「3DSは特許侵害である」という訴訟が起き、それを起こした人物が元ソニーの技術者ということがニュースになりました。これはそこそこ知っている人は多いと思います。 その訴訟は一度任天堂が敗北し、その後逆転勝訴をしたという経緯を持っているので、よく「任天堂最強法務部伝説」というネタで持ち出されることが多いです。youtubeの動画ネタにも使われています。 そんな裁判なのですが、どのようなところが問題となり、どのような流れを至ったのか、把握している人はどれだけいるでしょうか? おそらくほとんどいないと思います。私も知りませんでした。いい機会なので調べてみたところ、実はかなり難しい経緯を持っている裁判だということに気が付きました。ですので、ここに私が理解できた範囲で、その流れを記事化することにしました。毎度のことですが私
![判決文を読んでみよう! ―3DS特許裁判編―|初心カイ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e110c2196f791846deb07f695640f89f8947866f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd2l930y2yx77uc.cloudfront.net%2Fproduction%2Fsocial_images%2Fb95efdb8b0cab6e89dd3b06400734e533034df61.png)