解脱は無理だったが、苦しみをなくす方法はある程度わかったのでシェアしてみたい。 正確には、「苦しみをなくす」というよりも「苦しみを少なくする」という表現になる。「解脱」したわけではないので、普通に暮らしていると何かに「執着」し「苦しみ」が生じる。その度に、苦しみをなくす方法に立ち返ることになる。 シェアしてみたいと簡単に書いてしまったが、説明の仕方が難しい。説明が簡単であれば、仏教にこれだけの宗派はなかっただろう。 まずは、仏教の最低限度の知識は抑える必要がある。そこから入ろう。 縁起の法則 これあればこれあり、これ生ずればこれ生ず 増谷文雄「釈尊のさとり」 これがあるからこれがある、これが生ずるからこれ生ずるといったことである。この内容がいわゆるブッダの説いた「縁起」である。これだけで悟ってしまう人もいるという。これを引っくり返す。 縁滅の法則 これなければこれなし、これ滅すればこれ滅す