北海道留寿都村の国際メディアセンターで、主要8か国(G8)首脳会議後に記者会見するオーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相(2008年7月9日撮影)。(c)AFP/Yoshikazu TSUNO 【8月1日 AFP】オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相の先祖の1人は、ドレスと下着各1枚を盗んだ罪で死刑を宣告された英ロンドン(London)の路上生活児で、曾々祖父は砂糖を盗んでオーストラリアに送られた流刑者だった。研究者らが7月31日発表した。 流刑者の先祖を持つことは数十年前のオーストラリアでは恥とされたが、現在では名誉の印とも見なされており、首相のイメージ向上につながりそうだ。 ■盗みを働いて流罪になった祖先たち このたび明らかにされた家系図によると、首相の父方の曾々祖父、トーマス・ラッド(Thomas Rudd)氏は「砂糖1袋を不法に入手した」罪