複雑化するウクライナ戦争 マクロンの「ロシアを侮辱するな」発言の深い意味 「軍知複合体」を主張するフランスの軍事評論家ピエール・コネサ氏に聞く 山口 昌子 在仏ジャーナリスト ウクライナ戦争はいつ終わるのか? どのような終わり方をするのか? 戦争開始から半年を経ても、依然として出口が見えないこの戦争の行方について、「知識人が戦争開始に関与」と「軍知複合体」を主張するフランスの軍事評論家、ピエール・コネサ氏(74)に聞いた。 ピエール・コネサ 軍事評論家 1948年8月4日、当時の仏領アルジェリァの首都アルジェで生まれる。国立行政院(ENA)出身。国防省に長年勤務後、経済関係のシンクタンクを創設。この10年は評論家として活躍。仏露対話協会などでの講演も多い。著書に『戦争を売る 軍知複合体』『敵の生産』など多数。 ソ連の消滅で全てのシステムが変わった ーー近著『戦争を売る 軍知複合体』の中で、