「流通革命」と呼ばれた安売り戦略で知られる大手スーパー「ダイエー」の創業者、中内功氏が亡くなってから10年となる19日、神戸市の大学で流通の歴史を紹介する資料館の一般公開が始まりました。 館内には流通の歴史をたどる資料が並んでいて、昭和32年に大阪・千林駅前に誕生した1号店「主婦の店ダイエー」の屋外看板のレプリカが展示されています。 また、昭和から平成にかけての折り込みチラシや、小売店がみずから企画・開発し、その後、広く普及した「プライベートブランド」の初期のころの商品など、流通の移り変わりが分かるような資料も紹介されています。 流通科学大学の中内潤理事長は「挑戦を続けたスーパーの歴史を若い世代の人に見てもらい、何かのヒントにしてほしい」と話していました。 流通資料館は、事前の予約があれば平日の午前9時から午後6時まで見学できます。