モバイルマルチメディア放送の委託事業者選定が混迷を極めている。池田信夫氏の記事『破綻した電監審』に書かれているように、電波監理審議会に今その判断が委ねられている。 この問題では、民主党の情報通信議員連盟が8月4日に公開で勉強会を開催した。その様子は日経ITPro『携帯マルチメディア放送、民主党議連が官主導の進め方に異議』などで報道されている。勉強会では勝又恒一郎衆議院議員は「電波監理審議会は正しい判断を下せるのか」と質問した。これに対する総務省情報流通行政局大橋秀行総務課長の回答は素直だが、驚くべきものだった。 これまでの報道は回答の一部を抜き書きしただけだが、無料ネットテレビのピラニアTVには勉強会の様子がほぼ無編集で『携帯マルチメディア放送の未来を占う ?2010年8月のワーキンググループ』としてアップされた。 動画No.2の5分から6分までの間に記録されている、大橋課長の発言をそのま