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ブックマーク / olj.cocolog-nifty.com (7)

  • 本はまず機械が読む - フロム京都

    オンラインで情報が流通するようになって、なにが大事かというと、まず検索エンジンに拾われることである。どんないい文章や情報を発信したとしても、GoogleYahooでその文書が検索されなければ話にならない。人はまず、パソコンやスマホで検索語をたたいて必要な情報を得ようとするからだ。 ホームページでは、この検索エンジンに拾ってもらいやすくするための対策、SEO対策という奴が重要になってきている。いかに自分のサイトを目立たせるかということだ。もちろんコンピュータが読むわけだから、人の目にとって派手がどうかは全く関係がない。コンピュータにとって派手でなければならない。これにはHTMLにさまざまなメタデータを仕込むなどいろいろな技法がある。もちろん人間がそれを目にすることはない。コンピュータによるコンピュータのための記述である。 とどのつまり、今は文書はまずコンピュータが読む。全世界に張り巡らされ

    本はまず機械が読む - フロム京都
    worris
    worris 2014/06/16
    つOPF
  • 電子書籍と明朝体 - フロム京都

    電子書籍英語圏の急速な普及に比べて、日語の世界ではもうひとつ伸び悩んでいる。原因については出版社の抵抗とか、再販制度の功罪とかさまざまに取りざたされているが、印刷業界からはひとこと言っておきたい。やはり、画面における文字の問題だと。今の電子書籍画面では文字が悪い。 英語では画面の文字の悪さはそれほど目立たないが、それは当たり前で、ラテンアルファベットと漢字の複雑さの違いからもこれは明白だ。漢字の方が圧倒的に画数が多い。これは10画20画がざらにある漢字に比べてラテン文字大文字の画数を数えあげててみればすぐにわかる。CやI、それにOは一画だし、DやMにしても2画、もっとも画数の多いのはEで、それでも4画である。ということはアルファベットに比べて漢字一字の中に引かれている線がはるかに多いことになる。もちろん、漢字はやや大きい文字で印刷されることになるが、それでも漢字の線密度が濃いことにかわ

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  • 活字が消えた日 -コンピュータと印刷- 復刊 - フロム京都

    私の唯一のベストセラー「活字が消えた日」がソフトカバーで10年ぶりに復活! よみがえる感動!電子の時代に若旦那は果敢に活版工場の電子化に挑戦した。古参社員との軋轢、父との確執、若い社員の協力。やがて活版職人はUNIXをあやつるようになる!! 「松香堂」発行 ISBN978-4-87974-652-8   体1800円+税 復刊の辞 書は一九九四年に晶文社から刊行された同名を軽装版として復刊したものである。 晶文社から発行された書「活字が消えた日」は著者自らが言うのもなんだが、書評などで好評もって迎えられ、売れ行きもよく版を重ねた。最終版は七版で一九九七年である。その後、私はさらに晶文社から「印刷はどこへ行くのか」を上梓し、また他社からも今までに五冊の著書を刊行した。しかし残念なことに、販売部数にしても書評などでの評判に関しても処女作である「活字が消えた日」を上回る物はない。 書は

    活字が消えた日 -コンピュータと印刷- 復刊 - フロム京都
  • 本の解剖学 - フロム京都

    の解剖学」というワークショップを図書館の依頼で立て続けに行った。参加者に(特に古い上製)をカッターで解体してもらうというただそれだけの試みなのだが、参加者は単にをカッターで切り刻むのではない。見返しをはがし、表紙を取り去り、寒冷紗を抜き、かがりの糸を切って折丁をばらぱらにするという製と逆の工程を体験してもらい、逆の面から製と印刷を理解してもらおうというものだ。図書館で告知したイベントということもあるが、がなにより好きという人が多く、参加者全員熱心に取り組んでいただいた。 もっとも、実際の解剖作業はすんなりとはいかない。参加者一同カッター片手に苦闘されていた。みなさんもやっていただくとわかると思うが、「の解剖」は簡単なことではない。簡単に壊れないからこその製であって、そもそもがちょっとカッターで切ったぐらいで分解するようであってはの役割を果たさない。表紙を剥がすという

    本の解剖学 - フロム京都
    worris
    worris 2010/12/26
    「「本の解剖」は簡単なことではない。簡単に壊れないからこその製本」/「こうなれば、500年後にも残る立派な本を作ってやろう。そのときデータが残っているか本が残っているか」
  • 電子書籍の作り方 - フロム京都

    新刊「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す(印刷学会出版部刊)」が発売されて3ケ月。ツイッターを使って、話題づくりにつとめたこともあってか、こちらも大評判、早々と増刷も決まった。印刷業界の方から、「今後の印刷業を考える上で示唆に富む」なんていう嬉しいお言葉もいただいている。電子書籍バブルに便乗した感じがしないでもないが、すくなくとも増刷という形で印刷需要の増大には貢献しております。 を出したこともあってか、最近、講演に呼ばれたりすることが多い。人前で話するのは好きな方なので、のこのこ出かけてはしゃべらせていただいております。今回、京都府印刷工業組合でやらせていただいたセミナーでは、会場は聴講者で満員となった。聞けば、このように会場が満員となるのは「消費税導入の説明会」以来20年ぷりとのこと。やはり今年は電子書籍に対する関心が高い。 内容は、電子書籍歴史と、なぜ今年が電子書籍元年と呼ばれる

    電子書籍の作り方 - フロム京都
    worris
    worris 2010/10/25
    「こうした技術はただちに一般化する。そうなれば、誰でもできることをどこよりも安くという、印刷業界を長年苦しめている安値受注合戦に又しても陥るだけのことだ。」
  • 日本の電子書籍勢力相関図 - フロム京都

    某、電子書籍関連人から、日電子書籍勢力相関図いただきました。これ非常におもしろいし、今まで個々の関係でわけがわからなくなっていたものがうまく整理されています。人から公開してもいいと了承をいただきましたので、公開します。 「den.pdf」をダウンロード 拙著「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」をAppstoreから「電子書籍」でも出しました。この矛盾が、今の電子書籍の状況を象徴しているかもしれません。こちらね。

    日本の電子書籍勢力相関図 - フロム京都
    worris
    worris 2010/10/23
    ん?パナソニックも再参入するの?
  • 「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」ついに発売。反響は? - フロム京都

    「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」ついに発売いたしました。今日はほぼ一日、パシフィコ横浜のPRIMEDEX会場にて、売り子さんをやっていました。著者みずから、「著者がサインします」と声をはりあげて売ってきました。コモリ印刷機械の小森社長はじめ、多くの方々にお買い上げいただき、印刷学会出版部ブースどころか、会場にあった、出版社ブースの中でも圧倒的な売り上量げだったと思いますよ。 下の写真は売り子やっている私。もうひとりは、印刷学会出版部の古性(ふるしょう)君です。 で、そろそろ読後反響もでているわけですが。 まずは、「抵抗勢力たらん」というこの挑戦的な題名について。まず、一番最初に言われたのが、「抵抗勢力」もなにも、紙のはポッとでてきた電子書籍にそもそも負けるわけがないので、わざわざ「抵抗勢力」というようにまともに相手にしていること自体がおかしいんではないかという意見です。古典的な印刷

    「我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す」ついに発売。反響は? - フロム京都
    worris
    worris 2010/07/24
    「「もったいない」とか「活字の風合いが好きだから、残して欲しい」とさんざんいわれたのですが、結局電算写植組み版となり、それを見慣れてしまうと、誰も活版がいいとは言わなくなりました。」
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