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小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ 小商いのすすめ 「経済成長」から「縮小均衡」の時代へ 作者: 平川克美 出版社/メーカー: ミシマ社 発売日: 2012-01-20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 前から読みたかった本書、ようやく手に入りました。 気になったセンテンスを、本文の意味を損なわない範囲でメモとして要約しました。ご共有いたします。 経済成長神話の崩壊 ・需要が右肩上がりであり続けるためには、大勢で一つ必要だった商品を、ひとり一個にする必要があった。さらに欲望を細分化され、ひとりが複数の商品を抱え込むところまで進んだが、もうこれ以上欲望は細分化できない。 ・大会社は新興国を見ているが、世界的に見ても、細分化の余地はあまり残されていない。大量生産・大量消費の時代が永遠に続く、という考えには根本的な無理がある。 ・生産者と消費者の関
自然言語処理を活用したwebサービス開発に関わって5年以上経った。いい機会なのでこれまでを振り返って役に立ったと思う5冊をメモしておく。 1.珠玉のプログラミング―本質を見抜いたアルゴリズムとデータ構造 まずはこれ。有名な本なので知っている人も多いと思う。簡単に説明するとちょっと前に「フェルミ推定」という名前で流行ったような、データから必要な数値を概算する方法や、問題が起きたときに問題点がどこにあるのか?最小の労力で解決するにはどこをいじればよいのか?などが書いてある。「webサービスで自然言語処理だ!」というと無限に夢が広がりがちなので、どういうデータが使えるのか、それをどういう形にもっていけばイケてるサービスになるのか、それはどのくらいの期間で実現できるか、ということを考える必要がある。そういうわけで本書は真っ先に読むべき一冊なのでは(余談だけれど、以前M << Nなデータに対してO(
開発者A 「Androidアプリを開発しています。アプリも作れるようになりました。でも…見た目がカッコ良くならないんです。」 開発者B 「デザイナーさんがカッコいいUIモックを作ってくれたんです。でもそれAndroidでは実現できませんからぁ。」 開発者C 「デザインなんて感性でしょ?プログラマには関係ナイナイ」 というダメっ子達。@yanzm譲直伝の書「Android Layout Cookbook」を読むべし! 脇からえぐり込むように読むべしッ! というこで、最近あしたのジョーにスッカリとドップリな私adamrockerが「Android Layout Cookbook アプリの価値を高める開発テクニック」のレビューをお届けしますジョォーー!
パチンコ屋の前を通り過ぎると確かにやたらアニメとのタイアップが目に入り、気になっていた。だけど一番気になり出したのは、やっぱりテレビCMでこのタイアップが激増したことだ。 参考:ヲチモノ- アニメのパチンコ・スロットがどれだけあるのか集めてみた http://watchmonoblog.blog71.fc2.com/blog-entry-479.html ただし、それはアニメに限らない。「加山雄三」であったり「ウルトラセブン」であったり。 この現象に注目した最初はやはり「冬のソナタ」とのタイアップだった。*1パチンコという、サラ金と似たようなダークイメージのものに、こんなメジャーな作品がよくタイアップを許したものだという驚愕を覚えたし、「はあー、すると中高年のオバサンたちがずいぶんパチンコにハマっているわけね」という、そこから「読み取れる」情報があったからだ。 いま、「冬のソナタ」というパ
書籍, その他, TipsAmazon: 人は「感情」から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術タイトルを見てうわっと思って読んだ。 読んだ後で中高年向きであることに気づいた orz *1私が読むより、おとんおかんに勧めたい本。今度実家帰ったときに置いて帰る。 主旨は多分こんな感じ。老化に伴って脳の前頭葉はまっ先に機能低下を起こすっぽい。前頭葉と感情は密接に関係している。前頭葉の機能が低下すると、感情・適応能力共に低下して頑固ジジイ化する。感情の老化が進むと柔軟性がなくなり、社交能力が低くなる。感情のコントロールがしにくくなる。好奇心と意欲を保ち続けて行動することが、前頭葉の老化防止に大切。体力的なものは、身体が健康であるうちはトレーニングでカバー可主旨だけ見るとむちゃくちゃ当たり前のことしか書いてないが、中身をひとつひとつ見るとけっこうおもしろい。つきつめると中高年は自重したり枯れたりするな
「講座」もの、と呼ばれるシリーズ物の出版物がある。 シリーズ名に「○○講座」とか「講座××」と付いているのがそれだ。そう名乗らないものもある。 出版社によって、いくらか違いはあるが、ある時点での当該分野の研究成果を整理して示すことを目指した企画ものと考えてよい。 読み手の立場に立てば次のようになる。 「講座」ものとは、その分野で何が問題であり、何が分かっていて、どんな未解決の課題があるのか、その学問のコンテンツとコンテキストを、第一人者たちがざっくりと、しかし紙面の制限をあまり受けずに、紹介してくれている出版物だ。 はじめての分野に挑むなら、その分野について「講座」ものがないか、チェックすることをお勧めする。 以下の記事で紹介したself-containedな(必要なものはその中に全部書いてある)教科書は日本ではあまり出版されないが、その欠けているところを実質的にカバーしているのが「講座」
inspired by ドラッカーを学ぶための3冊 : 金融日記:ドラッカーを学ぶための3冊 明日を支配するもの―21世紀のマネジメント革命: P.F. ドラッカー, Peter F. Drucker, 上田 惇生 ドラッカーの経営学と思想はこの一冊に凝縮されている。 ドラッカー名著集12 傍観者の時代 (ドラッカー名著集 12): ピーター・F・ドラッカー, 上田 惇生 ものすごい名著。読まずに死ねるかの類。 非営利組織の成果重視マネジメント―NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」: P・F. ドラッカー, G.J. スターン, Peter F. Drucker, Gary J. Stern, 田中 弥生 ドラッカーがなぜ経営を重視したかがわかる一冊。逆にいうと世の中のドラッカー読みがいかに的外れかわかる。
今日はファイナンスを勉強するためのいい本を各分野からピックアップしたいと思います。 ファイナンスは直訳すると金融ですけど、英語でFinanceというと資産運用や保険や金融工学などまで含むかなり広い意味で使われています。 狭い意味でいうと文字通り「金融」で、お金を融通する、つまりお金を貸すことです。 経済というのは、お金があまっている人や企業が、お金をより有効に使えるけどお金が手元にない企業や国などに貸し出すことにより、より効率的になり、より豊かになっていきます。 日本の政治や経済を考える上でファイナンスを勉強する意味は大いにあるのですが、個人レベルではむしろ買った株や不動産が上がるのかどうかとか、どんな保険に入ればいいのかといった問題になります。 こちらも立派なファイナンスです。 さて、今日はそんなファイナンスを勉強するためのとっておきの本を5冊紹介しましょう。 ところでファイナンスの本で
Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しい本が出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷
(ブックリスト各分野へのリンク) 数学 物理学 化学 生物学 医学 人類学 心理学 経済学 政治学 社会学 宗教学 歴史学 哲学 芸術 演劇 文学 音楽 法学 教育 アラビア語・サンスクリット語 古代ギリシア語、ラテン語 はてなブックマークで「そんなもの読むくらいなら洋書読め」と具体的な書名付きで再三にわたりコメントをいただいているmaido99さんに敬意を表して、こんなエントリーをおったててみた。 このエントリーの成否は、「英語?めんどくせー」という人に、洋書で学ぶことのメリットの大きさを示し、対してデメリットが取るに足りないものであることを説得できるかどうかにかかっている。 そういう人の面倒をみたい訳でも、またみなきゃならない訳でもないが、清水幾太郎が珍しく良いことを言ったように、文章と言うものは、自分が「あたかも~であるかのように」書くことで、書きたいことの優先順位が決まり整序がつく
山王丸 榊氏(サークルゆず屋)の、オタクのためのフォント読本「書体の研究 for Digital Creators」【AA】が、アキバでは30日に発売になりメロンブックス・とらのあなで見かけた。 ベースになった同人誌「書体の研究」は『アニメ、マンガ、ラノベなどのタイトルロゴについて、どんな書体が使われているかを研究する「書体萌え」』で、今回商業誌化された『書体の研究 for Digital Creators』はフォント萌え同人誌『書体の研究』Vol.1~3を増補改訂し商業誌化し、裏表紙によると『これでアナタの中に新しい萌え属性「書体萌え」が芽生える!』みたい。 書体萌え 書体を使いこなすために必要なデジタルフォントの基礎知識に始まり、書体の成りたちがよくわかる明朝体入門・ゴシック入門、そして以外に知られていないフォントの買い方をエントリーパッケージ編とライセンシング編にわけて解説。メイン
ども。自分のサイトを復旧させるのが面倒なため会社のブログに本のレビューまで乗せようという魂胆の村瀬です。 週末に「入門GIT」を読んだのですがこの本は git ユーザーはもちろんのことその他すべての開発者が必読の本だなぁと感じたので紹介しておきます。 この本です。 この本は現在の git の開発者でありメンテナーである濱野氏によって書かれた git の入門本です。 ただの入門本にあらず しかし入門本だから最初はよくあるようなチュートリアルのような記事からはじまるのだろうと思っていると最初から面食らいます。 最初に書かれているのは git がどのようにデータを記録し、どのように履歴をたどれるようになっているかというまさに git 自体の基本が書かれているのです。 僕個人は二年近く git を使用してきているため自分の知識の確認のような感じで読み進められましたが、初めての方はすこしむずかしいか
■ 『しょたけん』が本屋さんに・・・ こんにちは。榊です。 上のバナーにも書いてあるように『書体の研究』が書籍化します! ももともと同人誌なので「書籍化」というよりは「商業誌化」とでも言うべきかも知れませんが、ちょっと語呂が悪いので「書籍化」としました。 詳しい情報は後日あらためてアップしたいと思いますが、とりあえず発売予定日は次の通りです。 発売日:11月3日(火) 首都圏の一部の店舗では 10月30日(金) Amazon にも先ほど登録されました(→ 『書体の研究 for Digital Creators』) 内容は、同人誌版『書体の研究』の Vol. 1~3の3冊を1つにまとめ、増補改訂したものとなっています。 「デジタルフォントの基礎知識」、「ゴシック体入門」という記事を書き下ろしたのにくわえ、「ろごたいぷっ」では『化物語』と『放課後プレイ』を追加で取りあげています(自分の趣味丸出
なぜなら、Google App Engineを学ぶために一番必要なのは、「何ができないかを知ること」だからだ。そして、この本にはそれが書いてある。それしか書いていないといってもいい。 App Engineは、Googleのインフラを最も効率よく使うことにフォーカスしている。Genericなアプローチではなく、Specializedなアプローチだ。 何かを得ようとするならば、それと等価の何かを支払わなければいけない。App Engineは、Googleのインフラを最も効率よく使うために、「いくつかのAPIが使えない」という対価を支払った。 だからこそ、App Engineを知るためには、最初に何ができないのかを知らなければいけないのだ。 あなたは、その制限という対価と引き換えに、Googleから安価なスケールするプラットフォームを手に入れることができる。 EC2はGenericなアプローチだ
僕はバイオインフォマティクスという生物と情報の融合分野で研究を行っています。東大の理学部情報科学科にいた頃は同僚のマニアックな知識に驚かされたものですが、そのような計算機専門の世界から一歩外に出ると、それが非常に希有な環境だったことに気が付きました。外の世界では、メモリとディスクの違いから、オートマトン、計算量の概念など、コンピューターサイエンスの基礎知識はあまり知られていませんでした。コンピューターサイエンスを学び始めたばかりの生物系の人と話をしているうちに、僕が学部時代に受けた教育のうち、彼らに欠けている知識についても具体的にわかるようになってきました。 バイオインフォマティクスに限らず、今後コンピュータを専門としていない人がコンピューターサイエンスについて学ぶ機会はますます多くなると思われます。そこで、これからコンピューターサイエンスを学ぼうとする人の手助けとなるように、基礎となる参
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