判決後、被害者の冨田真由さんが代理人の弁護士を通じて「判決の結果を聞いて」と題する談話を公表した。全文は以下の通り。 ◇ 【判決について】 あれだけのことをしたにもかかわらず、何の反省もしていない犯人が、長くても、(懲役14年6カ月の判決から未決勾留日数の90日を差し引いた)たった14年3カ月で塀の外に出てくると思うと、怖いです。 思い出したくもない事件のことを何度も思い返して、意見陳述を書いて、読み上げました。私や私の家族の苦しみが伝わらなかったのだと思うと、やりきれません。 たった約14年後には、犯人が塀の外を歩いている。そう思うと、今から不安と恐怖しかありません。 【証人の方や励ましの言葉をくださった方々へ】 通報などをして助けてくださった方々や、精神科の先生が、証人として裁判で話してくれていました。 こうやって、みなさんの必死な思いに助けていただいたのだと改めて感じさせられました。