北海道独特の住所表示の特徴の一つに「条丁目」があります。「●条●丁目」という連番形式の住所表記です。 例えば、北海道庁所在地は「札幌市中央区北3条西6丁目」であり、市・区のあとに「●●町」という地名が入ることなく、条丁目がすぐ後に続きます。札幌市の場合は、その最大値が北51条、東西30丁目となっており、この条丁目が広範囲に及ぶことを示しています。 北海道の条丁目にはさまざまなバリエーションがあります。南北が条・東西が丁目であったり、その逆であったり、北の条丁目しかない、欠番があるなどです。そんな北海道の条丁目事情を特集します。 条丁目がある都市条丁目は、主に平野部にある碁盤の目状の市街地区画でよく用いられる住所表示です。北海道はご周知の通り、内地(北海道外)の主要都市と歴史が異なり、明治時代以降に森林だった場所を開拓・開墾し、市街地が形成されてきました。その際、主にアメリカのタウンシップ制
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