まず「マーキングとおしっこはおなじものだ」そう考えていないでしょうか? この考え方、実は間違いです。世の中には、マーキングの行動をしない犬が存在します。 マーキングは「縄張りを主張する意味の行為」であり、量もおしっこと違い少量で、足を上げてできるだけ高い位置にします。オスだけがするようなイメージがありますが、メスもします。メスは特に発情期に、外よりは室内でする傾向があるとされています。 おしっこは「排泄行為」であり、ある意味で本能的な行動ではありますが、介助犬・警察犬・盲導犬など仕事をする犬にはマーキングも自由な排泄もないのです。 なぜ多くの人が野外でマーキングするのを防げないのでしょうか? それは、飼い主さんと犬の関係に大きな理由があります。それは「どうせ野外で排泄するから、仕方がない」という、いつからか生まれた慣習のような勘違いです。 きちんと訓練のされた犬は飼い主さんの指示に集中する