【コラム】もうすぐ『タンタンの冒険』(フランス語原題: Les Aventures de Tintin)の映画が日本で上映されるが、日本人の皆さんはなにか違和感を感じないだろうか? 特に英語を話すことができる人は、違和感を感じまくっているに違いない。それでは、その「違和感」の理由を語ろう。 もともと『Les Aventures de Tintin』はベルギーの作家がフランス語で書いた作品で、フランス語の場合は「Tintin」を「タンタン」と発音する。これはこれで正しい。 しかし、イギリスや北米に作品が渡ってからは作品名が英語になって『The Adventures of Tintin』となった。英語では「Tintin」を「チンチン」または「ティンティン」と発音するため、英語読みにすると「ザ・アドベンチャーズ・オブ・チンチン」となる。 その『The Adventures of Tintin』が
image credit:instagram@juniel85 日本だと室町時代後期、織田信長が生まれる約30年も前からこのサメは生きていたということになる。なんだかすごいぞ。 北大西洋で現生する世界最高齢の脊椎動物と目されるニシオンデンザメが発見された。数ヶ月前に発見されたサメであるが、この度『Science』に掲載された論文でその年齢が明らかにされた。 博士論文の提出を控えたジュリアス・ニールセン(Julius Nielsen)氏のチームが発見した体長5.4メートル以上もあるニシオンデンザメは、調査の結果、512歳に達することが判明したというのだ。 ニシオンデンザメの寿命は400年以上、512歳に達するものも。 今年初め、ノルウェーのトロムソ大学のキム・プラエベル教授はニシオンデンザメの寿命が400年もあることを発見。 水晶体と角膜の大きさは年齢と相関関係があるが、これを数学的モデルを
『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?』 このタイトルを目にした人のうち、おそらく9割以上が、2016年の初頭に世間を騒がせた、あのミュージシャンの顔を思い浮かべるだろう。ここで名前を出そうとは思わないが、バンドがブレイクした途端に人気女性タレントと恋仲になり、アマチュア時代から支えてくれた妻を裏切ってしまった彼。 結局、糟糠の妻とは別れ、浮気相手の女性タレントとも縁が切れてしまった。世間からは「ゲス不倫」と散々にバッシングを受け、しばらく表舞台からは距離を置いていたようだが、およそ一年ほど経て、最近はまたバンドとして再始動しはじめているようだ(メンバーの生活もあるのだから、バンドの復活は良いことだと思う)。 ミュージシャンという職業は、下積み時代は苦労の連続でありながら、ひとたび成功すると億単位のお金が入ってきて生活が一変する。また、売れれば芸能界の一員として、美人女優やモデルらと
専業主婦になりたい女性と結婚したくない男性のラブストーリーを描いたという月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」。ネットニュースでは低視聴率が続いていることばかりが話題になっていますが、近年増加する結婚をテーマにした作品ということで、気になって3話まで視聴したのですが、内容もゲンナリするものでした。 結婚に関する価値観が転換期を迎える今、多様な価値観のもと複雑な人間関係が織りなすドラマを描けると思うのですが、社会的な背景に関しては初回の冒頭に軽く触れただけ。 むしろ、男性が結婚したくないという価値観に至った背景には育った家庭環境や過去の恋愛等が影響しているようなことが匂わされており、同クールの『東京タラレバ娘』ほどではないにせよ、結局のところ「結婚したいと思うことがフツウ」という"呪い"にかかった人の見方だと強く感じました。 なぜ、結婚したくないことにだけ理由が求められるの? 「結婚するこ
「男性のためのメンタルヘルス・ケア」をテーマにする本連載メンヘラ.men's(メンヘラドットメンズ)も、今回で3回目となりました。いつも読んでくれる読者のみなさま、ありがとうございます。 今回のテーマは「男性自殺の背景にあるもの」。 連載第1回では、 ・自殺者の70%は男性 ・男性は自殺リスクが女性の2倍近く高い という、男性ならではのメンタルヘルス・リスクについて、厚生労働省の「自殺対策白書」をソースに解説させて頂きました。 第3回となる今回は 「なぜ男性の自殺率はこんなに高いのか?」 について、様々なデータを交えつつ考えていきたいと思います。 自殺統計から読み解く死者の声 第1回の記事で触れたように、2015年の自殺者は合計24,025人。そのうちの16,681人が男性で、7,344人が女性です。 これをパーセンテージで表すと、自殺者全体の約70%が男性という計算になります。 (出典:
1日に1度の排便が理想的だと言われていますが、みなさん毎日出てますか? 便秘の人は将来的に大腸疾病になる可能性が非常に高くなります。近年、食事が欧米化してきたために大腸疾病にかかる人が爆発的に増加していると言われていますが、その大きな原因として便秘が挙げられています。 便秘を解消するためには食物繊維を摂取すること、運動すること、食べすぎないことが大事ではあるものの、例えそれらを気をつけていたとしても骨盤底筋に無理な力が入っていたり、排便するときの姿勢で側面から見たときに直腸と肛門の角(直腸肛門角)である便の通り道が狭くなっていたりするとなかなかスムーズな排便には至らないことが多々あるそうです。しかし、そこで便秘薬に頼ってしまうといずれ薬がない状態での排便が困難になり便秘薬地獄に陥ることになってしまいます。 そんななか、排便姿勢に着目したアメリカのロバート・エドワードさんが発明したスクワティ
本日発売の『週刊少年ジャンプ』42号、ならびに同日発売のコミックス200巻にて、ついに40年の歴史に幕を下ろした『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。すでに最終回に目を通した人も多いと思う(筆者はけっこうびっくりした)。 『こち亀』の面白さ、長期にわたって人気を保ち続けた理由はさまざまある。個性豊かなキャラクターたち、ダイナミックなアクション、精緻な絵柄、流行やホビーを取り入れたバラエティに富んだ作風、40年にわたって一回も休載しなかった作者・秋本治の「続ける力」などなど……。 しかし、『こち亀』の魅力とは、なんと言っても型破りの警察官である主人公・両津勘吉の魅力に尽きるのではないだろうか。ここでは、両さんの魅力をより端的に表している“名セリフ”をピックアップしてみた。まずは1巻から50巻までの名セリフをどうぞ。(Kindle版まとめ買い) 東京はてめえみてえな百姓がくる所じゃねえ さっさと帰
過去の“放置プレイ”のせいで、すっかり歯医者嫌いになってしまった私。今後は堂々と手を挙げて「痛い」と叫びたいと思います。 「痛かったら言ってくださいね」 子どもの頃、歯医者でそう言われ、「口を使えないのに、どうやって言うんだよ!?」と恨みがましく思ったことがある。その後、「痛かったら手を挙げて」に改善されたが、結果は同じ。 手を挙げても、「ちょっと痛いけど、ガマンしてね」で片付けられていた。じゃ、挙げさせるなよ。 あのセリフにはどんな意味があるのか。もしかして、規則などで決められてるのか。あるいは、歯学部などのマニュアルに書かれているのか。 日本歯科医師会に聞いてみると、 「特に規則などはありません。 いつから始まったかといっても……歯科医が自分の判断で、ごく自然に、ですね」 と広報担当者。 手を挙げるのは、治療中は口をあいてるので、合図を送る方法が手しかないという理由からだそうだが、 「
セブン-イレブンのすぐ隣に新しいセブン-イレブンの店舗ができている。(@Sorachin_2525さん提供) コンビニ業界の競争はし烈さを増して、ライバルチェーンの隣や向かい合わせに店舗を出店することは珍しくはない。そんな中、既存店舗のすぐ隣に同じチェーンが出店準備を始めたという報告がTwitterでされ話題になっている。ライバルチェーンなら理解できるけど、同じチェーンってどういうことなのコレ。 昨日言ってたセブンイレブンの隣にセブンイレブンできたやつ pic.twitter.com/bQOlLdaRsf — そらちん (@Sorachin_2525) 2015, 8月 21 店舗の場所は? 話題の店舗は愛知県春日井市にある「セブン-イレブン春日井朝宮町店」。近隣には県営の運動公園が存在するものの、同じチェーンのコンビニが2店舗隣合せるほど需要があるとは考えにくいが……。 セブン-イレブン
東進ハイスクールの林修先生は、現代文の講師であるものの“数学的な思考”を重視しているらしく。 これ、文系の私にも理解できる部分があります。 あくまで個人的な考えですが、国語と数学は基本的に同じ。「すべての事象・物事はすべて数字で説明できる」なる北野武氏の語録が忘れられません。 とは言え、理系出身の方々と理解し合えない要素も日常生活ではチラホラ出てくるわけで……。 以前、コネタで“理系あるある”の紹介記事(下記関連リンク参)を書いたことがあります。 というのも、理系の生態をゆるく面白おかしく描いた連続ドラマ『理系の人々』 (ひかりTVで提供中)放送に際し、ひかりTVは「理系あるあるツイッター投稿キャンペーン」を実施。一般の方々からツイッター上で、“理系あるある”を募集しました。 その投稿の中で特によく出てきたのが、「キムワイプ」なる見慣れない単語。“理系あるある”として、以下のようなものが寄
ちょっとしたアメリカ通や留学経験のある子でも、意外と知らなかったりするのが、アメリカ人のあだ名についてである。日本人だと、たいていそれぞれの名前を短くしたものである。 アメリカ人もだいたいがその通りであるが、中には「えーっ、何で?」というものもある。 まず無難なものからいくと、 Michael(マイケル)→Mike(マイク) Thomas(トーマス)→Tom(トム) Timothy(ティモシー)→Tim(ティム)など。 これは、名前をそのまま短くしたものといった感じで、よく分かる。 次に Joseph(ジョセフ)→Joe(ジョー) Jonathan(ジョナサン)→John(ジョン) Anthony(アンソニー)→Tony(トニー) Theodore(セェオドア)→Ted(テッド) といったもの。これも名残があるため、まだ想像がつく。 しかし、中には思いもかけないような変換をするニックネーム
2009年、ノーベル医学生理学賞したのは、「寿命の鍵を握るテロメアとテロメラーゼ酵素の仕組み」についての研究だった。テロメアは「TTAGGG」という塩基配列の繰り返しから成り立っていて、これが長いほどヒトも長寿になる。しかし残念なことに、テロメアは年齢を重ねるほどに短くなってしまう宿命にあるのだ。 テロメアとは、染色体の先端に存在するキャップのようなもの。螺旋状になっている大切な遺伝子情報を保護する役目がある。人体にある数十兆の細胞は、絶えず分裂活動をすることで人間の生命を維持している。が、細胞が分裂する際、テロメアも短くなってしまう。その結果、身体に老化現象が起こってくるというわけだ。 さて、ここまでならなんとなく知られている。しかし、テロメアの話はまだその先がある。 通常、人体にあるテロメアは短くなる。ただし、幹細胞、生殖細胞、ガン細胞の3つにあるテロメアは短くならない。それは、テロメ
2012年には、40倍の119人だ。 問題教師が10年間で急増したのではない。これまで見過ごされていたものが厳しく処分されるようになり、表に出てきたのだ。 〈子どもたちを育てようと教師になったはずの人たちが、なぜ子どもをつぶすようなことをするのか。学校はどうして隠蔽に走ってしまうのか。スクールセクハラはどうすれば防げるのか〉 池谷孝司の『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』は、教師による生徒へのスクールセクハラのドキュメントだ。 〈教育関係者は「なぜ学校でそんなことが」と嘆くが、実は教師が指導の名の下に強い力を持つ学校だから起きる構図なのだ。信頼する教師が加害者になる、学校だからこそ起きる「権力犯罪」なのに、学校や教育委員会は「一部の不心得者の行為」「どこの組織にもそういう人間はいる」という認識にとどまり、さらには保身による隠蔽体質が次の事件を生む構造がある〉 〈も
免疫力を向上させる効果が期待されることから、花粉症や風邪などに良いといわれる「ビタミンC」。 ところで、「ビタミンCがレモン○個分!」などというフレーズをよく耳にするが、パセリやブロッコリー、赤・黄ピーマン、アセロラなど、レモンよりもビタミンCの含有量が多い食品はけっこうあるもの。 意外かもしれないが、実はジャガイモや焼きのりなどにも豊富に含まれている。 なぜ「レモン」がビタミンCの代表選手のような扱いになったのだろうか。 『干し野菜手帖』 『野菜ソムリエKAORUの野菜たっぷりサンドイッチレシピ』(誠文堂新光社)の著者・KAORUさんに聞いた。 「『ビタミンC=酸っぱい』というイメージがありますが、実際にはビタミンCそのものが酸っぱいわけではなく、ビタミンCを豊富に含んでいる食品に含まれている『クエン酸』が酸味の理由です。もともと食品分析では、通常の成分含有量を表示し、比較に利用するため
ふと何気なく目にした昔の文字に、素朴な疑問を抱いたことはないだろうか。例えば、「ルメラヤキクルミ」を読んでみよう。 これ、そのまま読むと「ルメラ焼きクルミ」のようだが、右から左へ読んで「ミルクキャラメル」が正解だ。他にも例をあげると、下記の通り。 例) 具房文 (文房具) 鹸石クルシ (シルク石鹸) ルービ (ビール) 読みにくい。非常に読みにくいし、書きにくそうだ(実際、書きにくい)。しかし、横文字を右から左へ書いていた時代が、確かに日本にはあった。第二次世界大戦直後まで、そのような表記がいたるところで見かけられたのだ。一体どうして横文字は右から左だったのか? そして、なぜ現在のような左から右へと移っていったのか? 戦前の印刷物を見ると、横文字は右から左に書いてあるものが多い。どうして横書きは右から左だったのだろうか。戦前の日本語を、「歴史的仮名遣い」として研究されている押井徳馬さんに話
これが、白元の立体的に包んで温める「ホッカイロ 首・肩用、腰用、ひざ用」。カイロもかゆいところに手が届く時代になりました。ちなみにこちらもやっぱり、もみません。 使い捨てカイロのパッケージの注意書きを見ると、「軽く数回振ってください」とか「もまずに使用してください」とある。 私の場合、過去の経験が染み付いているせいか、「カイロ=もむ」がクセになっており、使用法を読まずに、うっかりもんでしまっていたことも多いのだが、いつからもまずに使用になったのか? もむなんて、さして手間じゃないじゃないか。 むしろ、もむくらいの仕事をさせてもらったほうが、「自分が起動してやった!」的な気持ちになるのに。 「ホッカイロ」でおなじみの、白元に聞いてみた。 「もむタイプのカイロが日本に登場したのは1978年(他社製)。もまなくて良い、貼るタイプのカイロは、白元からは89年に発売されました。他のカイロメーカーも同
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