名古屋市内を流れる堀川の浄化を目指す「堀川エコロボットコンテスト」が二十七日、中区の納屋橋周辺であり、高校生らが自作したロボットを堀川に浮かべ、性能を競った。 名古屋堀川ライオンズクラブと名古屋工業大の共催で、今年で十三回目。県内外の高校や大学などから十九チームが参加。サメや八丁みそのたるの形をしたロボットなどユニークな作品の数々が、川べりを行く人の目を引いた。 参加した愛知工業高校のチームは、堀川の水質を改善しようと、微生物を多く含む泥団子を水中に投げ入れるタイプのロボットを考案。夏休み返上で準備したというメンバーの同校三年菅原慧さん(18)は「ロボットが動かなくなるトラブルがあったが、努力を形に残せて良かった」と充実した表情だった。 (池内琢)