焦点：ボストン爆破事件の「思わぬ産物」、米ロ関係に改善の兆し［モスクワ ２０日 ロイター］ 米ボストン・マラソン爆破事件はチェチェン人兄弟によって実行された疑いが強まっているが、ロシアのプーチン大統領はオバマ米大統領にこんな言葉を掛けたいと思っているかもしれない。「だから言ったのに」──。 ４月２０日、チェチェン人兄弟によって実行された疑いが強まっているボストン爆破事件が、米ロ関係改善の兆しという「思わぬ産物」をもたらしている。写真はオバマ米大統領（右）とロシアのプーチン大統領（左）。メキシコのロスカボスで昨年６月撮影（２０１３年 ロイター/Jason Reed） プーチン大統領はこれまで、ロシア北カフカス地方のイスラム系武装勢力による安全保障上の脅威について米国が過小評価していると主張。同地域での武力行使が行き過ぎだという批判をかわしてきた。 しかし、プーチン大統領は、１８日にタメルラン・ツァルナエフ容疑者が警察との銃撃戦で死亡し、翌１９日に弟の
