凶悪事件の時効撤廃・停止を求める遺族会「宙の会」を結成し、会見で時効制度への思いを述べる世田谷一家殺害事件の遺族で同会会長の宮沢良行さん(中央)。右は上智大生殺害事件の遺族で同会代表幹事の小林賢二さん。左は世田谷一家殺害事件の遺族の入江杏さん=東京都千代田区の明治大学で2009年2月28日午後3時3分、馬場理沙撮影 「殺人事件被害者遺族の会(宙(そら)の会)」の結成総会が28日、東京都千代田区の明治大学であった。殺人事件の時効撤廃・停止の実現と時効が成立した遺族への国家賠償などを求めていく。時効問題に特化した犯罪被害者の会の結成は初めて。5月には遺族だけではなく賛同者を集めた全国大会を開催する。 宙の会には、国内外の16事件の遺族20人が参加。世田谷一家殺害事件(00年12月)で長男一家4人を失った宮沢良行さん(80)を会長に、上智大生殺害事件(96年9月)で次女を殺害された小林賢二さん(