東京電力福島第一原子力発電所3号機で、2日、使用済み燃料プールから撤去された巨大ながれきの下敷きになっていた核燃料を収めたケースの一部が変形していることが分かりました。東京電力は、核燃料自体の損傷はないとみられるとしたうえで、今後の取り出し作業に影響がないか調べています。 これを受けて、東京電力が燃料プールに残されている566体の核燃料のうち、装置の下敷きになっていたものの状況を確認したところ、このうちの4体で金属製のケースが変形していることが分かりました。 いずれも燃料を取り出す際に使う取っ手が曲がっているということで、公開された画像でも、細かいがれきの中で平行に並んでいるはずの取っ手の角度が不ぞろいだったり、あるはずの場所に映っていなかったりする様子が分かります。 東京電力は、燃料プールの放射性物質の濃度に異常がみられないことから核燃料自体の損傷はないとみられるとしていて、今後、ほかに