熊本地震で、工場の操業停止が相次ぐなど、経済的な影響が懸念されるなか、仕事を失った人などから寄せられる労働相談が急増し、5日までに5300件に上ることが熊本労働局への取材で分かりました。 熊本市のハローワークは、6日も100人を超える人で待合室が埋まり、受け付けまで2時間ほどかかる状況になっていました。訪れた人は、「働いていた店が被災して休業しているが、失業給付を受けられないか」などと相談していました。 ハローワーク熊本の富田浩二管理次長は、「多くの人が失業した『リーマンショック』の時と同じくらい混み合っている。事業所が被災して、長期の休業を余儀なくされている人も多く、今後、さらに相談や手続きが増えるのではないか」と話していました。