ゲームソフト大手のスクウェア・エニックスが、11月19日に平成20年中間期決算を発表した。連結売上高は722億7100万円(前年同期比4.9%減)、営業利益は97億5200万円(同6.4%増)、経常利益は93億300万円(同1.0%減)、当期純利益は43億9700万円(同32.5%増)である。 売上高、営業利益、経常利益はほぼ前年並みと言ってよく、比較的変化に乏しい業績である。しかし、今期は他のゲームソフトメーカーが軒並み好決算を出しており、そうしたなかではやや物足りない結果でもある。 主力のゲーム事業は、「ファイナルファンタジー」シリーズがPSP向けやニンテドーDS向けに好調だったが、北米事業の落ち込みが大きかった。同事業の売上高は204億4800万円(前年同期6.6%増)だが、営業利益は41億4700万円(同3.8%減)である。 一方で気になるのはオンラインゲーム事業である。同社は