リーマンは救済されなかったが、AIG(American International Group)は救済された。リーマンを見捨てた時点では、米国家による救済はこれで終わりメッセージとも受け取れる感じはあったので、その後AIGが救済されると、後付の理屈はいろいろあるせよ、恣意的な印象は否めない。 今朝の朝日新聞社説”ドル資金供給―市場安定に方策尽くせ”(参照)も「リーマンを見殺しにしたかと思えばAIGを救済し、市場が動揺したら世界中にドル供給網を張る。米当局の対応には泥縄の観も否めない」とぼやいてみせたが、まあわからないわけでもない。 近く僧正の申し開きもあるだろうし、僧正が役職ついた時に書いた「極東ブログ: バーナンキ祭の後」(参照)でワシントンポストのコラム”Inflation: Man vs. Machine”(参照)に触れたが、僧正はもともと”he proposed creating