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ブックマーク / finalvent.cocolog-nifty.com (73)

  • 私のお気に入りのクリスマスソングCD: 極東ブログ

    この数年自分の定番になっているクリスマスソングのCDの紹介でも。 Christmas Singers Unlimited このクリスマスソングCDがないと私のアドベント(待降節)…クリスマスは始まらない。クリスマスのための完璧なBGMだと思う。すごく美しい、って大げさだけど、そう実感している。 1972年の作品というから、30年以上も前なのだけど、古さをまるで感じない。アカペラだからなのかもしれない。 リンク先のアマゾンのサイトで全曲の冒頭がリアルプレーヤーで試聴できる。ちょっと聴くとわかると思うけど、シンガーズ・アンリミテッドのこのクリスマス・アルバムを知らない人でも、きっとどっかでなんとなく聴いているから、あーこれかと納得すると思う。 レコーディングの音質も、デジタルマスターからハンス・ゲオルク・ブリュナー・シュヴェア(Hans Georg Brunner-Schwer)からリマスター

  • 文春の「安藤美姫選手の出産」アンケートで思ったこと: 極東ブログ

    フィギュアスケートの安藤美姫選手が未婚で女児を出産していたことについて、週刊文春が「緊急アンケート! 安藤美姫選手の出産を支持しますか?」(参照)としてをインターネット上でアンケートを実施し、話題になっていた。いや、話題というよりは、文春への批判で炎上と言ってもよいような光景があった。 ネットでの典型的な批判は、この件で注目されていた弾小飼さんのブログのエントリー「あなたはあなたの母があなたを出産したことを支持しますか?」(参照)で読める。まず、こういう切り出しだった。 むしゃくしゃして書く。後悔のやり方は知らない。 緊急アンケート!安藤美姫選手の出産を支持しますか? | お知らせ - 週刊文春WEB この突然の告白に対し、出産を祝福する声が上がると同時に、まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判もあります。そこで、下記ア

    y-yoshihide
    y-yoshihide 2013/07/10
    「私生児だろうが、被差別者であろうが、断固これを支持する70過ぎの老人たちも少なくはない」
  • 他の国の人から見ると、米国人って変なやつらだなと思われる13のこと: 極東ブログ

    ビジネスインサイダーのサイトに28日付けで「他の国の人から見ると、米国人って変なやつらだなと思われる13のこと」(参照)というネタが載っていて、なんというか微妙に面白かった。いやぁ面白いというほど面白いわけではなくて、なんとも微妙で、ちょっと考えさせられちゃうわけなんだよ。 米国人って英国人から見ても、なんだろこいつらというふうに見えるらしい話は、れいのコリン・ジョイス君が『「アメリカ社会」入門―英国人ニューヨークに住む (生活人新書)』(参照)に書いていて、死ぬほど笑ったことがある。米国人ってまあ、そうなんだろう。 というわけで、以下、テケトーにご紹介。正確に知りたい人がいたら元ネタにあたってくださいな。 1 どこに行くのにも車を使う 米国人はよく何十時間も延々ドライブをするというのだ。 しかし、しかたないだろあの国土ではという気もする。村上春樹の『辺境・近境』になんか笑える北米横断記録

  • ヨーロッパ人の歴史は1000年ほど。彼はいったいどこから来たのか?: 極東ブログ

    先日ハフィントンポストに「欧州大陸の人々は共通の先祖に繋がることがDNA研究でわかった」(参照)という記事があり、気になってさらっと読んだのだが、それによると現在の欧州人の祖先は1000年前くらいまでだというのだ。へえ、そんなに歴史がないのかと思い、いやそんなわけもないよなと思って、ちょっと考え込んだ。 1000年前というと随分昔のような感じもするが、日だと平安時代で『源氏物語』が書かれたころである。藤原道長の全盛時代でもある。そう考えると随分昔といっても、それほど古代というほどの感じはしない(古代であるだろうけど)。源氏物語はフィクションだけど、あの恋愛とかをやっていた時代が1000年くらい前になる。 欧州大陸というから西洋史の知識から見ても、そんなに昔という感じはない。神聖ローマ皇帝でハインリヒ2世が皇帝になったのが1014年である。 1000年以前に西欧でもすでに十分現在の西欧人の

  • コロッケそばの味わい: 極東ブログ

    世の中には、ふと立ち止まって考えると、何だ、それと思えるようなべ物がある。例えば、白子の天ぷら。もちっとして味わい深い。ポン酢がよろしいかと。しかし、ただね、なんというのか、小学生には説明しづらい。あれはなあ。 視野を広げると、バロット。孵化直前のアヒルの卵を加熱した……肉? ゆで卵? 一生のうち一度はべてみたいものの対極にあるもので、死ぬまでにべずにすまされれば幸せという感じだが、私は一度夢でった。私は夢に味覚がある人なんでじっくりと味わい、その感も堪能した。首骨がやわらかくてこりっと。うぁああ、すげー悪夢。 そういう変なものではなく、ごくありきたりな材だが、何だ、それと人生に問いかけてくるべ物と言えば、コロッケそばであろう。コロッケ。わかりますよね。そばもわかる。一杯のかけそばのうえにコロッケが載っているあれ。普通のそば屋には置いてない一品。駅そばならではの特製キュジーヌ

  • ランチドレッシング、売ってた: 極東ブログ

    春の陽気に誘われて散歩がてらにあまり使っていないスーパーマーケットにまで足を伸ばして、適当に材を買ったのだけど、そのおり、たまたま、ランチドレッシングを見つけた。え? あるの? 日に? 驚いたのである。しかも、キューピーだった。 キューピーのドレッシングのラインナップはけっこうウォッチしているのだけど、うかつだった。いつごろ出たのか気になって、帰宅してからググってしまったよ。そうしたらわかったのだけど、今年の1月25日に発表という話だった。毎日新聞のサイトに「キユーピー、「バターミルクランチドレッシング」を発売」(参照)という発表記事まであった。けっこう、力入れてんじゃん。記事を読むと、その意気込みに少し笑える。 キユーピーは、当社ドレッシングの主力シリーズ、金キャップシリーズから、牧場(RANCH)を語源にもつ「キユーピー バターミルクランチドレッシング」を新たに発売します。 「バタ

  • 女子高校生の中尾ミエ: 極東ブログ

    cakesに五木寛之の『風に吹かれて』(参照)の書評(参照・後編)を書いたとき、同書とのその複数の版や、関連書籍を読み返しつつ、ここが核心という部分に絞ったのだが、そのために同書のもつ、あの時代を描いた豊潤さの部分は捨象してしまった。その一つが、女子高校生の中尾ミエと、それを見つめる30歳ほどの五木寛之の視線だった。 話は、同書の「光ったスカートの娘」に含まれている。五木寛之がまだ作家として登場する前のこと、早稲田大学を除籍され(後、中退に変わる)、そのまま社会に出て、新しいメディアの世界でCMソングを書いたり、ショービズに関わったりしていたころのことだ。同エッセイには「三十四歳の今日まで、様々な人間を見てきた」とも書かれているように、このエッセイ執筆時は、34歳だった。 エッセイは、彼が初めて作詞者としてその名前を記したCMソングの思い出である。当時、彼はまだ五木姓ではなかったが。 製品

  • [書籍]本を書きました。『考える生き方』(finalvent著): 極東ブログ

    冗談みたいなんですが、ええと、を書きました。『考える生き方』(参照)。アマゾンを見ると、明後日、2月21日に発売となっています。 自分のところには数日前に見が来て、「ああ、になったんだ」と感慨深かったのだけど、いま発売日を確認したら、もう明後日なんだと驚いた次第です。 内容は、あれです、ネットで嫌われる「自分語り」というやつです。 なので、ネットでするのもなにかなとにした……というほどではないのですが、いろいろ考えたのですが、ネットで書くより、で書いたほうが読んでもらえるような気がしたというのはあります。 有料プラットフォームcakesで書いている「新しい古典を読む」の書評を続けていても思ったのだけど、cakesもネットではあるけど、有料なので読みたいという人が読むことになります。すると、読む人の数は減ってしまうし、簡単な一言コメントみたいなものも少なくなりますが、その分、深く読

  • [書評]137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史(クリストファー・ロイド): 極東ブログ

    地球はどのように始まり、生命はどのように誕生し、人類はどのように進化し、この地球はどのように現在に至ったかという話題は、普通、「ナチュラル‐ヒストリー(natural history)」として語られる。 この言葉は、直訳すれば「自然史」だが「博物学」とも訳される。書「137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史」(参照)は、この自然史・博物学という「ヒストリー」を、いわゆる歴史学という「ヒストリー」と接合して統合的に語ろうとした書籍である。邦訳書の帯に「理理系と文系が出会った初めての歴史書」というのも、ナチュラル‐ヒストリー(理系)とヒストリー(文系)という意味合いがあるだろう。総合的に現在の地球を理解したいというときには、この総合的な視点が求められるということで、書は多くの人が求めてきたものであった。原書は欧米でベストセラーにもなった。 書には二点、特徴がある。一つは、

  • 放射性炭素年代測定が適用できない現代は未来の歴史から消える: 極東ブログ

    考古学のニュースなどで遺物が何千年前のものといった年代推定が出されることがある。この推定によく使われているのが、放射性炭素年代測定である。遺物に含まれている放射性炭素の比率を計測することで、その年代が推定できる。ところが、『10万年の未来地球史 気候、地形、生命はどうなるか?』(参照)というを読んだら、これが今後は怪しくなりそうなことが書いてあった。 現代という時代の物が将来遺物として発見されたとき、放射性炭素年代測定で測定できなくなるかもしれないというのだ。 ほんとかなあという印象も持つし、該当の説明である「5章未来の化石」を読むとちょっと誇張しているきらいもあるようにも思うが、このの著者はそのスジの専門家でもあり、あながちめちゃくな話というのでもないだろう。 その結果、私たちの未来はどうなるかというと、これが面白い。 私たちが生きている間に生み出された文明の遺産を追跡する未来の科学

  • [書評]10万年の未来地球史 気候、地形、生命はどうなるか?(カート・ステージャ): 極東ブログ

    「10万年の未来地球史 気候、地形、生命はどうなるか?」(参照)という邦題をそのまま借りて、「10万年後、地球はどうなるか?」という疑問を投げかけたい。どうなるのだろう。当然、そのころ人間はどうなるのだろうかという問いも含まれる。 書は、この問いに、現代の科学からかなり妥当に答えを出している。なかなかの大著だが、SFのように面白い。というか、面白さの点でこれ、SFとなにが違うのか。 書にはもう一つの意図がある。地球温暖化問題である。簡単に言うと、人類が排出する二酸化炭素など温室効果ガスが、地球の未来に影響を与えるという点だ。 そう言うと、「なんだ、当たり前ではないか」という反応もあるかもしれないが、問題は、その影響の範囲と、その影響が深刻だという場合、現在の人類に何ができるのかという問題になる。 この問題は、いろいろ議論されてきたが、「10万年の未来地球史」という視点からどうなるだろう

  • [書評]美味しさの常識を疑え! 強火をやめると、誰でも料理がうまくなる! (水島弘史): 極東ブログ

    エッセイストの岸葉子さんが、一人暮らしになった理系のお父さんの料理のことを書かれていたのが印象的だった。記憶を辿るので誤解しているかもしれないが、彼女の父が、料理というのは専門の化学と同じだと悟ってレシピどおり正確に調理しはじめたところ、めきめきと料理の腕を上げたという。なるほど思った。 料理レシピが正しければ、そのとおりするとうまくいく。では問題はレシピとその正確な再現にあるのかというと、そこが難しい。レシピに書かれている素材は自分が揃えた素材と同じなのかというと、そうもいかない。調理器具の違いも大きい。 そもそも調理手順がきちんと再現できるものなのかという疑問もある。お習字と同じだ。私が蘭亭序を横に筆を手にしてもナンセンス。お手に見合う基礎技術が必要。 逆にいうと、そうした問題がクリアされると、料理は美味しくできるのか? 少なくとも想定された通りの料理になるのか? これについて

  • カレーの夏: 極東ブログ

    カレーはあまりべないほうなのだが、今年の夏はどういう風の吹き回しかカレーばっかりっている。三日に一度くらいだろうか。 自分で作るときはインスタントのルーを使う。その場合、箱に書かれたレシピ通りに作る。隠し味とか工夫とかするとろくでもないことになるからだ。 それでもカレーをなんども作っていくうちに、ちょっとアレンジし始めたら、けっこう楽しい。こういうのありかと思っていたら、そう思っている人は世の中にすでにいるもので、そのコンセプトの「喝采!家カレー―いつものルウだけで。うまさ新境地」(参照)を見つけた。これ、参考になりますね。いくつか試してみると「うまさ新境地」というよりも、意外と味は定番どおり。日人のくちに合わせた印象。 このには各社のインスタントのルーについての一覧説明があって、これも面白かった。かねがね、各社のルーの違いってなんなのかよくわからなかった。以前いくつか試してみて

  • 米国英語と英国英語の発音の違い: 極東ブログ

    英語を意欲的に学ぶ人が多いみたいだが、米国英語と英国英語の違いはどうしているのだろうか? たまに疑問になる。インターネットを使って英語を学ぶという話題に、よくBBC(英国放送協会)やNPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)が出てくるけど、BBCは概ね英国英語、NPRは概ね米国英語英語国民ならどっちも聴けるだろうし、違いは東京弁と大阪弁くらいなものかとも思うこともあるが、英語を学ぶ日人としてはどっちかひとつに基点を置いたほうがいいのではないかな。どうしてるんでしょうかね。 問題意識を浮かび上がらせる意味で、ちょっと○×クイズをしてみたい。発音に絞った。 1 英国英語で"car"の"ar"と"father"の"a"は同じ音? 2 英国英語で"car"の"ar"と"aunt"の"au"は同じ音? 3 英国英語で"sport"の"or"と"door"の"oor"は同じ音? 4 英国英語で"sp

  • 2ちゃんの、英語のfriendを「ふりえんど」って覚えた奴w: 極東ブログ

    英語学習ネタはしばらくやめようと思っていたのだけど、2ちゃんねるのまとめサイトで「英語のfriendを「ふりえんど」って覚えた奴wwwwwww」(参照)というのを見かけ、いつもどおりざっと笑いながら読んで終わりとしようと思ったけど、もしかしてこれ説明しておいたほうがいいんじゃないか、と思い直したので、ちょっと書いてみますか。それほど正しい説明でもないし、他所で見かけない話というのでもないけど。 具体的にタイトルにあるように英語の"friend"を「ふりえんど」って覚えるという話だけど、このスペリングはどう見ても、/fɹɛnd/とは読めない。なので強引に覚えるしかない。「ふりえんど」もしかたないということになる。 それでも英語にはスペリングのルールのようなものがある。例えば、母音が二つ並ぶシラブルの場合は前の方ので代表する。これが当てはまるのは"people"の"eo"で、"e"が発音のカギ

    y-yoshihide
    y-yoshihide 2012/07/19
    大学の時この辺の勉強したのにすっかり忘れてるわー。
  • 「デブな彼女」という短編小説を書こうと思ったことがある: 極東ブログ

    「デブな彼女」という短編小説を書こうと思ったことがある。青年Kがあるときデブな女の子に惚れて彼女にしたのだった。なぜKはデブな彼女に惚れたのか。デブだから惚れたというわけではない、別になんとなくそうなっただけなのだった。貧乳だってよかったかと問われれば、いいよとKは答えるだろう。しばらく彼らは幸せだった。 この短編のポイントはここから。幸せに過ごすにつれ、デブな彼女は痩せていった。痩せてみたら、げ、なんなのこの美人という彼女になってしまった。彼女としては、幸せなうえに痩せてきれいになってKにもっと好かれると思っていた。Kはここで奇妙な心理的苦境に陥る。彼女と一緒に散歩するだけで、すれ違う男が彼女を見つめているのがわかる。すれ違う女はあこがれか嫉妬の視線を投げる。もちろん、彼女に言い寄る男が増える……。 この話はどういう結末を迎えるのだろうか。 いろいろ考えられる。ハッピーエンドがいいなと筆

  • 米国で話題の同性婚とか: 極東ブログ

    ちょっと立て込んでいて今週はメルマガの試作品は出せそうにない。ということは、やっぱり毎週は難しいなという感じがする。軽げなコラム風とかなら、へろへろっと書けないことはないけど、私の書いたものなんか読んで面白いと思う人はそんないないんじゃないかと思う。書籍とかはなにげに読んでいるけど、クザーヌスのとか紹介するのものいかがなものかで、やっぱし勝間さんのとかでないと。 「このネタはメルマガに回そうかな」とか各ネタのこと思うとブログを書くのがおっくうになる。それもどうでもいいような感じではあるけど、ブログが空いちゃうのもなんなので、その手のネタを軽く書いてみたい。米国で話題の同性婚についてである。 なんで米国で同性婚が話題かというと、きっかけは、オバマ大統領が9日、ABCのインタビューで同性婚を支持すると発言したことだ。で、なんでそれが話題になるのかというと、それが米国人の関心事だからだ。ぐる

    y-yoshihide
    y-yoshihide 2012/05/15
    つまるところ、オバマが自身の発言をどう「政策」に落とし込んでくるのかという所をきちんと見ておく必要があると。
  • 雨音はショパンの調べと小林麻美: 極東ブログ

    先日のイースターのことだった。この季節になるといつもユーミンの「ベルベットイースター」を思い出す。荒井由実としてのファーストアルバム「ひこうき雲」(参照)に収録されている。村上春樹がたぶん三鷹で暮らしていた1973年のこと。ユーミンは1954年生まれだから、19歳。14歳でミュージシャンしていたが、まだティーンエージャーで、呉服屋さんの娘らしく多摩美で日画を学ぶ学生だった。コント55号の二郎さんが彼女のぞっこんのファンだったのも思い出す。NHKラジオで、サンディーアイと同じ時間帯だったと思うけど、ディスクジョッキーもしていた。 「ベルベットイースター」だが、なんでベルベット(ビロード)なのか今もってわからない。欧米人にそういう感覚はないと思う。歌詞中「天使が降りてきそうな空」というのも欧米的な感覚なのかよくわからない。たぶん、この天使は「ナイトミュージアム2」(参照)とかに出てくるああい

    y-yoshihide
    y-yoshihide 2012/04/12
    一言も言及されないGazeboの哀しさ!
  • マリ共和国で起きていること: 極東ブログ

    西アフリカのマリ共和国で3月22日、軍部のアマドゥ・サノゴ大尉が率いる兵士らによってクーデターが発生した。「民主主義と国家の再建のための国民委員会」(CNRDR: the National Committee for the Return of Democracy and the Restoration of the State)と称する兵士らは首都バマコの大統領府を攻撃し、国営テレビも占領した。 CNRDRのコナレ報道官は国営テレビを通して「マリ国軍は、現政権にテロと有効に戦う能力がないことを考慮し、憲法上の権利を行使して他の治安部隊とともに無能なトゥーレ政権に終止符を打つ責任を果たすことを決意した」と述べた(参照)。 CNRDRの発表からうかがえることだが、北部独立を掲げるトゥアレグ人勢力との戦闘にあたる軍部は、トゥーレ大統領政権の対応に業を煮やしていたのだった。なお、トゥーレ大統領も

  • NHK朝ドラ カーネーション: 極東ブログ

    一、二回の抜けはあったかもしれないが、NHK朝ドラ「カーネーション」はほとんど見た。面白いなと思って日々見ていた。先週終わって、今朝の新・朝ドラのことはすっかり忘れていた。たぶん、こっちは見ないんじゃないだろうか。 「カーネーション」を見始めたのは、単純な話、小篠綾子さんがテーマだったからだ。この人を題材にして面白くないドラマはできないだろうと踏んでいた。このレベルのパワーが出せるのはあとは千住文子さんしかいない。 面白かった部分は?と、あらためて問い直すと、10代でデパートの制服を作るあたりの話だろうか。他の部分に少し斜に構えてしまうのは、わけがある。小篠綾子さんが有名になったのは、私の記憶では娘さんたちの活躍を反映して70歳以降のことであり、この朝ドラの物語もその70代から90代に流れていくことは想定できた。その想定の光のなかで、そこに至る物語として見ていたように思う。実際のところ、そ