スーパーマンにバットマン、スパイダーマン…。映画でおなじみのスーパーヒーローたちが米国の漫画(アメリカン・コミックス=アメコミ)から生まれたことはよく知られている。ここ数年、映画のヒットによって翻訳版の刊行が増え、専門の漫画喫茶ができるなど、国内でも少しずつ人気が広がっている。(戸谷真美) ◇ 「平成24年公開の映画『アベンジャーズ』をきっかけにアメコミに入ってくる読者が増えた。映画のヒットでいろいろなヒーローを出せるようになったことが大きい」と話すのは、海外コミックの翻訳版を多く刊行する小学館集英社プロダクション(東京都千代田区)の山本将隆さん。 同作は現在公開中の映画「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」の主人公、キャプテン・アメリカのほか、マイティー・ソー、アイアンマンら、米マーベル社のコミックから生まれたスーパーヒーローが競演する作品。