米国と英国の政府会計監督機関は先日,政府の出資する開発プロジェクトへのアジャイルプラクティス適用に関する報告書とガイドラインを公表した。米国政府説明責任局 (GAO / Government Accountability Office) と英国監査局 (NAO / National Audit Office) はいずれも,政府部門でソフトウェアシステムを構築するための最善の方法としてアジャイルの採用を推奨すると同時に,その適用とガバナンスに関するガイドラインを提供する。 NAO の報告書 によると, 政府はプロジェクトの失敗によるリスク軽減のため,情報および通信技術 (ICT) の調達と提供にアジャイル手法を採用します。2011年5月に実施された公会計委員会 (Committee of Public Accounts) の公聴会で政府は,アジャイルを単独ではソフトウェア開発の改善方法とは考