タグ

ブックマーク / apeman.hatenablog.com (7)

  • 日本政府の主張を自明視する報道ばかりで大丈夫か - Apeman’s diary

    掲示板にてMKMさんから問題提起をいただいた件について。 毎日jp 毎日新聞 2013年09月01日 「韓国司法:日側の理解超える判断繰り返し…摩擦の根に」 「日韓請求権協定で解決済み」という日政府の主張の正しさを自明視する報道は産経や読売にとどまらずマスメディア全体を支配している感があります。 しかし「慰安婦」問題に関して政府による「補償」を求めているのはなにも韓国だけではありません。2007年のオランダ下院決議は「日政府に現在、生存する元慰安婦に加えられた苦難に対して直接的、道徳的な金銭補償の形態を提供するという追加のジェスチャーを行うことを強力に要求するように求め」ており、同年のEU議会も「生存している全ての’慰安婦’制度の被害者及び死亡した被害者の家族に対する賠償を行うための効果的な行政機構を日政府が設置すべきことを要請」しています。さらに08年の台湾立法院決議も「被害者の

    日本政府の主張を自明視する報道ばかりで大丈夫か - Apeman’s diary
  • 「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その9 - Apeman’s diary

    落とし穴掘った場所にあれほどわかりやすく印を付けてやっているのに、次から次へと「自分で証拠を見てみるつもりのないやつ」が湧いてくるシリーズ、「資料構成 戦争体験記・部隊史にみる日軍「慰安婦」」の紹介をまた一回休んで、市販されている資料集を紹介します。いずれも『戦争責任研究』第77号で紹介されているものであり、またいずれも「強制連行はなかった」派が眼をまっ赤にして見ないフリをしている史料を含むものばかりです。 林博史、「日軍「慰安婦」関連資料調査の成果」、『季刊 戦争責任研究』、第77号(2012年秋季)、69-74ページ 戦地性暴力を調査する会編、『資料集 日軍にみる性管理と性暴力―フィリピン一九四一―一九四五年』、梨の木舎、2008年 市民団体が防衛研究書図書館に所蔵されていた旧軍資料を調査し、フィリピンの事例に絞って編纂したもの。134点の資料を含み、「その中にはすでに知られて

    「証拠を出せ? 出したらちゃんと自分の目で見るんだろうな?」その9 - Apeman’s diary
  • あずまんの欺瞞(追記あり) - Apeman’s diary

    タイトルはもっとシンプルに「あずまんの」でよかったかもしれません。 prettycure 2013/05/14 00:54 しかし、ポストモダンからどうしてそういう帰結になるのか、というのがよく分からないところで、東さんの理論と東さんの批評との差を人側も読者側もどうやって埋めてるのかというのが…… (http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20130513/p1#c1368460496) 上記コメントをうけて。結論から言うともはや「ポモ」なんて関係なくなってますね。 これは一見したところポモっぽいように見えますが、「専門家でもないしよくわからん」というのは別にポモ関係ないですからね。で、「これは調べれば調べるほど込み入っている問題」なんてえらそうに評してますが、こいつは「調べれば調べるほど」どころか基礎文献すら読んだことがないですよ。「慰安所」制度を日軍および日政府

    あずまんの欺瞞(追記あり) - Apeman’s diary
  • 旗のキモさヤバさについて - Apeman’s diary

    私は旗が嫌いです。というか、旗を掲げる・旗を振るという行為が嫌いです。旗が振られている光景を見るのも嫌いです。なぜか? 「旗を振ること」は「人がやりたくないこと、やるのがつらいことを人にやらせる」手段の一つだからです。「やりたくないこと、やるのがつらいこと」を利で説くでもなく理で説くでもなく、(あえて雑駁な言い方をすれば)大脳新皮質ではなく大脳辺縁系にはたらきかけてやらせる、というところがキモいわけです。ヤバい感じがするわけです。 もちろん、「やりたくないこと、やるのがつらいこと」を避けて通るわけにいかない、という状況はこれまでも多々存在してきましたし、これからも起きるでしょう。そして利や理でもって説くという悠長な手段では間に合わないケースがあるのも確かでしょう。だから旗が振られること全てを同じように否定しようとは思いません。「キモい」という感覚を共有しろとも言いません。でもそれがはらむヤ

    旗のキモさヤバさについて - Apeman’s diary
  • 「河野談話」について知っておくべきたった六つのこと(三分で読めるよ!) - Apeman’s diary

    法華狼さんのエントリ「橋下徹大阪市長はデマを根拠に従軍慰安婦問題へ言及していたことが確定」に付け加えるべきことはほぼないのですが、なにしろこの件について橋市長や池田信夫の主張に頷いちゃうような人々は肝心の「河野談話」すら読んだことがないのはほぼ確実なので、要点をぐっと抽出してみました。 (1)「河野談話」は「慰安婦」のすべてが「強制連行」されたと言っているわけではない(「人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり」) (2)「河野談話」は「強制連行」のすべてが官憲によって行なわれたと言っているわけではない(「軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たった」) (3)「河野談話」は“銃剣を突きつけて無理矢理トラックに乗せる”ようなケースだけが「強制連行」だと言っているわけではない(「甘言、強圧による等、人たちの意思に反して」) (4)「河野談話」は「強制連行」だけが人権侵害だったと言

    「河野談話」について知っておくべきたった六つのこと(三分で読めるよ!) - Apeman’s diary
  • 「アジア・太平洋戦争」って言いたくないだけと違うん、それ? - Apeman’s diary

    『日を滅ぼした国防方針』(黒野耐、文春新書、2002年)を読みはじめたところ、しょっぱなでつまづいてしまった。「プロローグ」は「大東亜戦争という呼称」という見出しのつけられた節で始まっている。「先の大戦」をどう呼ぶかは「戦争歴史的意義をどのように評価するかという歴史観にもとづいている」(7ページ)というのはまったくもってその通りであるし、一般によく用いられる「太平洋戦争」という呼称が「アメリカだけとの戦争という錯覚を起こしがちになる」(8ページ)というのもその通りなのだが、では著者(自衛隊出身者)がどういう呼称を選ぶかといえば、「六カ国を相手に、太平洋・東亜全域で戦われた戦争という実態をイメージできる「大東亜戦争」の呼称を使用したいのである」(同所)、ときた。 奇怪なのは「近年になって「太平洋戦争」とする呼称が定着しているが」という著者の認識。家永三郎氏の有名な『太平洋戦争』(岩波書

    「アジア・太平洋戦争」って言いたくないだけと違うん、それ? - Apeman’s diary
  • NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂”はこうして作られた」 - Apeman’s diary

    大きな枠組みとしてはこれといって目新しいところのない内容でしたね。マスメディアの戦争責任についてはすでに学問的な研究の蓄積もあるし、比較的最近も朝日新聞でかつての戦争報道を振り返る連載があったり(他紙で同様の企画が近年あったかどうかは把握していない)、NHKでも「戦争とラジオ」という2回シリーズを放送しているし。 やはり目玉は今回の取材で発見されたという録音資料でしょう。日新聞協会が100人以上の元記者たちにインタビューして残したテープ。画面に映ったテープのラベルに書かれている日付は昭和50年とか54年とか61年だったりするので、戦後30〜40年頃に取材され、それから30年近く世にでないまま「行方不明」になっていたことになります。 また今村均や鈴木貞一、福留繁など陸海軍人たちの録音資料についてはその素性が(番組内では)明らかにされていなかったが、元記者たちのテープと同様どのような経緯で記

    NHKスペシャル「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂”はこうして作られた」 - Apeman’s diary
  • 1