救急車を呼ぶかどうか迷った時、医師らが24時間態勢で相談に応じる大阪市の「救急安心センター」に、開設1カ月で約1万3千件の電話があり、8千件としていた予想を大幅に超えた。119番通報を減らす効果も期待され、同センターが受けた相談のうち、救急車が出動したのは3%にとどまった。 同センターは1日、軽症患者を救急病院から診療所などに振り向ける狙いで設置。通話内容の5割が病院の照会、3割が医療相談だった。 同様の取り組みは、東京都が07年に「救急相談センター」として導入。一定の効果が出ているとして、国が大阪市と奈良、愛知両県でモデル事業として今月1日から実施した。大阪市消防局は、119番通報による救急出動(年19万3千件)並みに利用が伸びると見込んでいる。 「♯7119」または「06・6582・7119」でつながり、医師や看護師ら6人が対応する。同センターは市消防局の指令情報センター内にあり
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