東京ディズニーリゾート(TDR)は現在、中国人旅行客の日本旅行ブームの恩恵を受けているが、2014年にも開業する上海DLは、アジア圏における強大なライバルとなりそうだ。 TDRの外国人入園者は年間約80万人。中国人はその相当数を占めるとみられる。日本政府は、一定の制限を設けている中国人への観光ビザ発給について、一層の緩和策も検討しており、今後数年で、TDRを訪れる中国人はさらに増えると予想される。 しかし、上海DLが開業すれば、これまでは日本や香港の「迪斯尼(ディズニー)」を訪れていた中国人が、ビザ取得の手間がかからない国内へ流れることは必至だ。中国大手の中国青年旅行社上海支社は読売新聞の電話取材に、「TDRへの来園は減る」と断言。県商工会議所連合会の千葉滋胤会長も「影響は避けられないだろう」と予測する。 TDRを運営するオリエンタルランド(浦安市)の鈴木茂・常務執行役員は5日、「上海の具