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2009年11月9日のブックマーク (7件)

  • マリー・ソー(中国/人道支援)

    米日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブル社(P&G)と国連で働いていたマリー・ソー(28)は、民間企業のように利益を出しつつ、社会に奉仕できる仕事を求めていた。 「ずっと人の役に立ちたかった」と、香港出身のソーは言う。「でも国連時代に出合った多くのNGOは、問題解決のためにカネと人を送り込むだけ。現地の人に自力で問題を解決する方法を教えようとはしなかった」 そこでソーは昨年、ハーバード大学ケネディ行政大学院時代の同級生とともに「ベンチャーズ・イン・ディベロップメント(VID)」というNPOを設立した。二つの事業を柱に、「施し」ではない持続可能なサポートを模索している。 一つ目の柱は農業関連プロジェクトへの投資。そこで得た利益を使って、すでに進行中の事業を継続させたり、新たなプロジェクトを立ち上げたりする。 もう一つの柱は、人々に知識を授けること。貧困層に新たな技能を教える活動を通じて、

  • トゥシサ・ラナシンゲ(スリランカ/環境)

    何十年も紛争が続くスリランカ。一時的な休戦はあるものの、解決への道筋はまったく見えない。だがトゥシサ・ラナシンゲ(40)は、スリランカで続くもう1つの「戦争」を終わらせる究極の策を編み出した。彼の武器は象のフンだ。 象はアジアのいたるところで、森林開発を進める農民によって居場所を追われてきた。なかでもスリランカほど、象と人間の争いが熾烈な地域はない。 地元の動物学者ゲハン・デ・シルバ・ウィジェイェラットネによれば、作物を守ろうとして象に殺されるスリランカ人は年間60人にのぼる。もっとも逆のケースはもっと多く、毎年120頭の象が人間の手で殺されているという。 そこで、ラナシンゲは象と人間の双方にメリットのある解決策を編み出した。まず、彼が設立したマキシムス社が地元住民を雇い、象のフンを集めさせる。そのフンをほかの廃棄物と混ぜ合わせて高品質なリサイクル紙を作り、グリーティングカードなどにするの

  • ジェイミー・オリバー(イギリス/職業訓練)

    31歳のイギリスのセレブシェフ、ジェイミー・オリバーは今、自伝を執筆している。伝えられる原稿料は250万ポンド(約6億円)。パブ経営者の息子で、料理学校卒業という以外に取りたてて資格もない彼にとっては、なかなかの金額だ。 だが彼の幸運をねたむ人などいない。オリバーは才能あふれるシェフ出身のテレビスター。ジャンクフードで育ったイギリスの子供たちに健康的な習慣を紹介し、ドロップアウトした子供にシェフ教育を行うことで高い評価を得た。 オリバーの育への挑戦は2年前に始まった。彼は自身のテレビ番組『ジェイミー・オリバーの給革命!』で、イギリスの深刻な給事情を紹介。栄養価が高く野菜をふんだんに使った給を呼びかけた。番組に触発されたイギリス政府は、改善のため2億2000万ポンドの予算を組んだ。 最近ではさらなる使命感に燃え、「世界的な社会起業ブランド」の設立を口にしている。ホームレスや元麻薬使

  • サフィア・ミニー(日本/途上国支援)

    東京の表参道や自由が丘に直営店を構え、ユナイテッドアローズやトップショップなどの人気ブティックでも見かけるファッションブランド「ピープル・ツリー」。高級ファッション誌ともコラボレートする注目ブランドだ。 だが普通の人気ブランドと違うのは、ピープル・ツリーのシャツやスカートが途上国の生産者を支援する目的で作られていること。製品を買いたたかず、仕事に見合ったお金を生産者に払って作られる「フェアトレード(公正取引)ファッション」なのだ。 夫の転勤で来日したイギリス人のサフィア・ミニーが、同ブランドを展開するフェアトレードカンパニーを立ち上げたのは95年。当時フェアトレードといえば、コーヒーやチョコレートなどの品が主流だった。衣料品はあってもあかぬけず、純粋におしゃれのために買えるものは少なかった。 衣類にこだわった理由 「流行遅れと思われてきたフェアトレードの服飾品にファッション性を持ち込んだ

  • ピープルツリー

    人も木も地球に生きるすべてがフェアに暮らせる世界に。 家族と暮らし、希望にあふれたつくり手たちがオーガニックコットンなどの こだわった天然素材を用い、その土地に伝わる伝統技法を生かし、手仕事をする。 人にも環境にも健康的な方法で、ものづくり。 フェアトレードのアイテムは、そんな幸せな背景を持って生まれてきます。 世の中にあふれるものがすべて、そうした商品だったら。 私たちも、心から気持ちよい毎日を過ごせるでしょう。 おしゃれな服、かわいい雑貨、おいしいべ物。 日々の暮らしを楽しむ中で、皆がエシカルで幸せになれるように。 それがフェアトレード専門ブランド、ピープルツリーがものづくりに込めた想いです。

    ピープルツリー
    yamamototakehisa
    yamamototakehisa 2009/11/09
    サフィア・ミニー。Newsweek記事 b:id:entry:16699768
  • マット・フラナリー(アメリカ/融資)

    オレゴン州育ちのマット・フラナリー(30)は、子供のころから起業家をめざしていた。「いかれたとっぴなアイデアをいつも思いついていた」というフラナリーは、毎日一つ新奇なアイデアをひねり出すというノルマを自分に課していたこともあるという。 そんなフラナリーが自分の天職に出合ったのは03年。当時は婚約中だった今のジェシカに説得され、アフリカを訪れたときだ。 ジェシカは東アフリカの小規模な起業家に融資や助成を行うプロジェクトにかかわっていた。もともと教会などを通じてアフリカの子供たちを財政支援する活動をしていた縁で、アフリカに関心があった2人は、1カ月間の旅行中に農村部の起業家に出会い、彼らを応援したいと考えるようになった。 とりわけ印象深かったのは、ウガンダの村で魚を売っていたエリザベス・オマラとの出会いだ。オマラは、村から2時間ほどのビクトリア湖で捕れた魚を仲買人から仕入れていた。そのため儲

    yamamototakehisa
    yamamototakehisa 2009/11/09
    小口融資。マイクロファイナンス。
  • Kiva

    Luciana's Kiva loan helped her buy colorful thread to grow her textile business

    Kiva
    yamamototakehisa
    yamamototakehisa 2009/11/09
    マット・フラナリー。発展途上国を対象とした小口融資。マイクロファイナンス。Newsweek記事 b:id:entry:16699780