総務省は、モバイル通信サービス向けの周波数利用のニーズを把握すべく、2023年3月15日から31日まで調査を実施。調査対象となるのは、周波数再編アクションプランに記載されている2.6GHz帯、4.9GHz帯、26GHz帯、40GHz帯と、700MHz帯の715~718MHzと770~773MHz。 中でも楽天モバイルが注目しているのが700MHz帯だ。この700MHz帯の3MHz幅×2は、総務省の情報通信審議会で、LTE-Advanced用に割り当てる検討が進められている。 700MHz帯は、ドコモ、KDDI、ソフトバンクが10MHz幅×2ずつ保有しているが、隣接する特定ラジオマイク、地上デジタルテレビ放送、ITS(高度道路交通システム)との間に未使用の周波数帯があり、うち3MHz幅×2の割り当てを検討してはどうかと、同審議会でドコモが提案していた。ドコモの試算によると、3MHz幅では約1