「お前はまだグンマを知らない」「翔んで埼玉」。 このところ、1つの都道府県を取り上げたアニメや映画が大ヒット。なるほど。こうでもしないと、なかなか全国に知られにくいのかと改めて実感した。 じつは、コレ。どの都道府県にも当てはまる話。その上、驚くことに、地元民だって全てを知り尽くしているワケではない。我が故郷、都といえば「京都ですがな」と鼻を膨らませて自慢する私。そんな生粋の京女でも、愛すべき京都について、つい最近まで知らなかったことが。 それは、かつて京都に大仏があったという事実。 それも、奈良の大仏を超えるほどの超ビッグな大仏様。もちろん、作ったのは栄華自慢しいの太閤・豊臣秀吉である。 しかし、この大仏様。何の因果か、惨憺たる結末を迎えることに。地震に火災。挙句の果てには暴言を吐かれ、違うお寺のご本尊に取って代わられる珍事に発展。同じタイミングで、豊臣秀吉が病に臥したこともあり、当時の京