南海難波駅(大阪市中央区難波5)で9月1日、特急「サザン」として使用される新型車両「12000系」の運行開始セレモニーが行われた。 和歌山市駅に向けて出発する新型特急「サザン・プレミアム」 同車両は、難波から和歌山市・和歌山港を結ぶ有料特急「サザン」として運行されている、「10000系」車両を改善した新型車両。4両編成を2編成(合計8両)導入し、1編成あたり242席を設けた。シャープの「プラズマクラスター技術」を大手私鉄で初めて採用したほか、座席幅を拡幅、各座席にコンセントを設置、女性や子ども連れなどの利用を想定した多目的室を設けるなど「ワンランク上の設備・利用価値を提供する特急」と位置付け、「サザン・プレミアム」の愛称を付けた。 セレモニーでは、難波駅を9時45分に出発する「サザン11号」を「セレモニー列車」とし、担当運転士と車掌に花束を贈ったほか、関係者があいさつとテープカットを行った