イスラエル北部のガリラヤ地方東部でハイキングしていたイスラエル人女性が、2000年前の金貨が落ちているのを発見した。 金貨の表面には初代ローマ皇帝アウグストゥス(在位紀元前27年~紀元14年)の肖像画が、もう一方の面にはローマ軍団のシンボルと当時の皇帝トラヤヌス(在位98年~117年)の名が刻まれていた。 イスラエル考古学庁(IAA)によるといまだ1枚しか見つかっていない極めて希少な金貨で、後のトラヤヌス帝が紀元107年に歴代皇帝の肖像画を刻んだ在位記念金貨を発行した時のものとのこと。なおその1枚は大英博物館に収蔵されている。 発見したローリー・ライモンさん 発見したのはローリー・ライモンさん。草原で見つけた金貨を専門家に調べてもらったところ希少な金貨と分かり、同庁に寄贈することにしたという。専門家によると銀貨や銅貨はこの地方でも見つかっているが金貨は珍しいとのこと。なぜそこにあったのかは