次世代の移動手段として開発が進む「空飛ぶクルマ」の実用化に向け、国などの協議会が運用の基本的な考え方の案をまとめたことが分かりました。2020年代後半以降には、「コリドー」という空の通り道のような専用の空域が設けられ、一部で従来の航空機より高い密度で運航されると想定しています。 世界で開発競争が進む「空飛ぶクルマ」をめぐっては、国や事業者などで作る協議会が実用化に必要な規制やシステムなどの検討を進めていて、この中で運用の基本的な考え方の案をまとめたことが、関係者への取材で分かりました。 案の中では、これまで明確なものがなかった「空飛ぶクルマ」の定義を、「電動化や自動化といった技術や垂直離着陸で実現される次世代の空の移動手段」などとしています。 機体はプロペラや翼によって3つのタイプに分類され、専用の離着陸場は「バーティポート」と呼んでいます。 新たな空の交通管理として、「空飛ぶクルマ」が頻