2021年03月07日10:00 カテゴリ日本人論日本の社会 なぜ、いま渋沢栄一なのだろう? NHK大河ドラマ「青天を衝け」の視聴率が好調に推移しているようです。日本資本主義の父、と言われるそうですが、父の影は薄かったと思います。渋沢栄一の名前が世に浸透し始めたのは2019年に日銀が新紙幣のデザインを発表し渋沢が1万円札に決まったことでしょうか。ネットでは当時「渋沢って誰?」という感じだったのを記憶しています。 500以上の企業の設立に関与したし、非ビジネスにも深く関与、例えば日本女子大の設立を助け、第3代の校長にもなっています。渋沢は1840年生まれ、1931年没ですから180年前に生まれ90年前にお亡くなった古い人であり、政治家ではないので明治維新の偉人にも上がってきません。以前このブログで日産コンツェルンを創設した鮎川義介を紹介したことがありますが、渋沢にしろ、鮎川にしろ、経済人はあ