即席袋めんの「横綱」として多くの人に愛されている「サッポロ一番」。製造元のサンヨー食品は群馬県前橋市が発祥。酒類販売から製めん業に転じ、1966年に「サッポロ一番しょうゆ味」、68年に「同 みそラーメン」、71年に「同 塩らーめん」を発売して「全国区」に躍り出た。今では国内シェアのトップクラスに立つメガヒット商品となった。 コロナ禍に伴い、自宅で食事を楽しむ「巣ごもり需要」が拡大したのを受けて、サッポロ一番シリーズも売れ行きが伸びている。サンヨー食品でサッポロ一番シリーズを担当するマーケティング本部マーケティング部第2課の川井理江・課長代理は「販売数は全体で前年比2ケタ増となっています。好きで以前はよく食べたけれども、しばらく即席めんを購入していなかったお客様が戻ってくる現象も起きています」という。 カップめんに比べ、袋めんはかさばらないので、買いやすい利点がある。野菜などの具材の追加も簡
袋のデザイン・ロゴもバラバラ サッポロ一番シリーズサンヨー食品「サッポロ一番」シリーズ(下)2021 / 4 / 13 1961年に下請け業務から始まった、サンヨー食品の即席めん作りは66年に発売した「サッポロ一番しょうゆ味」のヒットで全国ブランドに成長した。続いて「みそラーメン」「塩らーめん」を投入して、ブランドを定着させた。71年までの10年間で即席めん日本一の座に就いた快進撃を振り返る。 <<(上)「サッポロ一番」最初はしょうゆ味 苦心のネーミング サンヨー食品は2021年3月1日、「サッポロ一番」ブランドでカップめんの新シリーズ「サッポロ一番 旅麺(めん)」をリニューアルした。スープ系の「会津・喜多方 醤油ラーメン」「横浜家系 豚骨醤油ラーメン」「京都 背脂醤油ラーメン」「札幌 味噌ラーメン」の4種に、「浅草 ソース焼きそば」を加えた計5種類だ。 ラーメンブームが全国に広がり、各地
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