すごい後知恵なんですが、1980年代に「EUC」方式の文字コードをISOで国際標準化しておけば良かったのではと考えます。 EUC方式、というのがどういうことかというと、 8ビット符号表のGL領域(0x20-0x7F)にASCIIを配置、 GR領域には2バイトの漢字コードを配置 という形が基本で、必要に応じてシングルシフトコードでG2, G3に指示されている2バイト(ないし1バイト)符号化文字集合をGRに呼び出せるステートレスな符号、というものです。 具体的には、EUC-JIS-2004, EUC-JP, EUC-KR, EUC-CNなどです。 これはISO/IEC 2022の枠内の運用なので、別段この方式を改めて標準化する必要はないのではないか、という意見もあるでしょう。しかし、型決めしておくことによるメリットもあります。理解が容易になり、設計や実装も使い回せる。特に2022は複雑ですから
OOXMLの標準化手続きに不快感を示すIBM。しかしそれは文書形式自体を問題にしているのではなく、技術標準化コミュニティーに対してのものである。技術標準化コミュニティーへの参加を統制する新たな社内ポリシーを策定するほどの決意だが、どこまでの賛同が得られるか注目される。 悪標準と標準の戦いは現代情報技術の至る所に見られる。そうした中、悪標準に業を煮やしたIBMはもはや我慢しないと宣言した。もちろん、その矛先はMicrosoftに向いている。 IBM Research開発・知的財産部門の広報担当マネジャー、アリ・フイッシュキンド氏は声明の中で次のように述べている。「当社では、技術標準化コミュニティーへの参加を統制する新たな社内ポリシーを策定した。技術標準化コミュニティーの一員として進歩的で透明性のある形で行動しオープンかつ品質の高い標準を促進するという決意を明文化したものだ」 「標準化団体への
MicrosoftによるOffice Open XML(OOXML)のISO標準化申請を受けてISO加盟各国の代表機関が出したコメントに対し、国際的な標準化団体ECMA(European Computer Manufacturers Association:欧州電子計算機工業会)が最近になって回答を出した(ただし、実際の2,293ページに及ぶ回答書の内容は非公開)。このECMAによる提案内容はジュネーブで開かれるBRM(Ballot Resolution Meeting)で議論され、その後、各国の代表機関は当初の投票結果を見直すことができる。しかしMicrosoftの対応からは、1年以内にOOXMLの4つの仕様を実装して相互運用を可能にしたうえで各仕様をクローズ化しようとの意図が明確に読み取れる。状況がどうあろうと、このような欠陥仕様を国際標準化すべきではない。 主要部であるOOXML 1
昨今、標準化、特に国際標準化が着目されている。昨年末に策定された「国際標準化総合戦略」および「知的財産推進計画2007」において、「国際標準化活動を強化する」と提唱されている。この背景には、いわゆるネットワーク経済の進展から、そして経済のグローバル化から国際標準が重要となってきたこと、またかつての公共財的な標準から特許等の知的財産権を取り込んだ標準が増えていること、このため国際標準化に乗れるか、特にその内容に自社技術を関与させられるか等が競争優位性に大いに影響してくるようになったこと、等が挙げられる。そしてこのような状況変化から欧米諸外国を始めとして、更に韓国や中国等でも国際標準化への取り組みを強化している。 たしかに自国(あるいは自社)の技術をもってそれを国際標準にできれば、先行者として国際競争上優位に立てる。しかもその標準に自己の知的財産権が絡めば他社への優位性は極めて強力なものとなろ
In accordance with ISO/IEC JTC 1 and the ISO and IEC Councils, these International Standards are publicly available for Standardization purposes. Licence Agreement for Publicly Available Standards When you download (an) ISO publication(s) from this site, you accept the ISO Customer Licence Agreement ("Licence Agreement"), excluding clauses 2. Watermark, 5. Paper copies, and 6. Codes and Graphical
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます “標準”の重要性 ITの世界では、いたるところで“標準化”が重要なポイントになっている。特に企業の情報システムでは、標準となっているソフトを活用することが欠かせなくなっているし、システム構築という局面でもドキュメントの標準化が求められるとともに、標準化された方法論が求められている。 しかし、標準化という作業は、影響する範囲が大きければ大きいほど、またその影響を被る人間の数が大きければ大きいほど、標準化作業にかかわるコストは膨大なものにならざるを得ない。 市場での競争の結果として勝ち残ったものを事実上の標準“デファクトスタンダード”とするやり方では、負けた側の技術や製品を使ったユーザーは結局買い直しをさせられるし、使われなくなったメーカー
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本件の概要 経済産業省では、政府や公共機関が情報システムを調達する際に相互運用性確保の観点から取り組むべき事項や留意すべき事項について、独立行政法人情報処理推進機構と協力して検討を行ってまいりました。 今般、パブリックコメントの実施を経て、「情報システムに係る相互運用性フレームワーク」としてとりまとめましたので、公表いたします。 担当 商務情報政策局 情報処理振興課 公表日 平成19年6月29日(金) 発表資料名 「情報システムに係る相互運用性フレームワーク」の公表について(PDF形式:93KB) 情報システムに係る相互運用性フレームワーク(PDF形式:759KB) Acrobat Readerをダウンロード(Adobeサイトへ) このページの先頭へ
図1 2006年度の世界市場における携帯電話メーカーのシェア ガートナー調べ。ソニーとエリクソンの合弁企業であるソニー・エリクソンが躍進しているものの,“純”日本メーカーのシェアは非常に小さい [画像のクリックで拡大表示] 最近,世界的に見れば日本の携帯電話メーカーの凋落(ちょうらく)が著しい(図1)。 携帯電話はユビキタス時代の中核機器である。日本メーカーの国際競争力低下は他の国内産業にも大きな影響を及ぼす可能性が高い。総務省もこのまま放置してはいけないと重い腰を上げて議論を始めたが,混沌(こんとん)を極めているのが現状だ。一体,日本の携帯端末産業には何があったのか。今回から始める連載で,日本メーカーの国際競争力低下の真因を探ってみたい。 その前に,筆者と携帯電話産業との関わりについて,少しだけ説明させていただきたい。筆者は1995年から大学で通信工学の研究を始めた。当時,国内の通信業界
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